東京都指定障害福祉サービス事業者LLCてくてくゆかりのブログ

東京都指定障害福祉事業者LLCてくてくのスタッフや周辺の人々が週変わりで語るブログです。

訪問歯科のちから

2015年06月24日 | てくてくのまいにち

歯が大切な事は分かっていましたが
入院して義歯を使わなくなる事が
母の状態をこんなに一変させてしまうとは考えていませんでした。
管理が難しいという事で義歯を使わなくなり
それによってミキサー食になります。
今迄固形物を食べていた本人は
勝手の違う義歯なしでベタベタの食事をうまく食べられません。
おいしいとも感じません。

「私は食べられなくなっちゃったは、」

それが本人の食べる意欲や自尊心迄奪っていきます。
そのうち、本人は義歯を異物と感じるようになり
入れる事を拒否し始めます。
「食べられない」は「食欲がない」に繋がります。

食欲のない人の食事は服薬が済めば片付けられます。

悪循環の始まりです。

原歯科医院 訪問歯科ポプラの松山先生と歯科衛生士の小椋さんは
退院した母に実に根気づよく、
いやいやと首を振って拒否をする母に義歯つけました。
何回も失敗しては再挑戦、
プロ根性の他の何ものでもないと感じました。
歯のプロでなければすぐにギブアップのところです。
凄かったですねえ。
そのおかげで、固形物が食べられたです。
柔らかいペースト状の物よりむしろ固まりの方が食べやすいようです。
顔の表情も全く違います。
歯が抜けたおばあさんではありません。歯は本当に大切です。
  これで私、好きな物をいただけます!

入院の病院や入所施設には
歯科の常駐が必要だと思いました。
それによって本人の生活の質が全く変わります。

ささき

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