喜びの種☆

yoshicoの徒然日月
ひとふたみよ
いつむゆななやここのたり、、ももちよろず
天の数歌

冬至満月✨️ウイナメヱ

2024-12-14 21:10:28 | ヲシテcafe
旧暦11月15日冬の至りの満月。(2024.12.15)
伊勢神宮では12月の月次祭(つきなめさい)が
ちょうど十五夜満月の祭祀となります✨️
いやさかーーーー✨️
縄文カレンダー2025版もスタートです!



ウイナメヱ✨️
参考:
🌟新嘗祭(西暦11月23日)とは?
🌟令和大嘗祭




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トホカミヱヒタメ暦✨️日の出・日の入り時刻から季節を検証!

2024-12-01 00:17:14 | ヲシテcafe
シモツキ(旧暦11月・西暦2024.12.1~)、
冬の真ん中、夕方5時には暗くなる、

冬至が一番夜が長いというけれど、
日の出・日の入りは何時なんだろう?
と、調べてみた!
※国立天文台・津

トホカミヱヒタメ
冬の守りはカミカミ



カミの守り
立冬11/7(旧暦10/7)🌟日の出6:20 日の入16:55
  12/1(旧暦11/1)🌟日の出6:43 日の入16:43※日入がピーク、11日まで16:43

旧暦シモツキ・ナカよりカミの守り
満月12/15(旧暦11/15)🌟日の出6:54 日の入16:44
冬至12/21(旧暦11/21)🌟日の出6:57 日の入16:47
元旦 1/1(旧暦12/2)🌟日の出7:01 日の入16:54※日出ピークは7:02、4日から10日まで7:02


春の守りはカミカミ



旧暦ムツキよりカミの守り
立春2/3(旧暦1/6)🌟日の出6:51 日の入17:25

旧暦キサラキ・ナカよりカミの守り
春分3/20(旧暦2/21)🌟日の出5:58 日の入18:05
※日出・日入、だいたい6時・18時、昼夜の長さが同じ

縄文カレンダー24時間時計✨️
東は6時、西は18:00


夏の守りはカミカミ



旧暦ウツキよりカミの守り
立夏5/5(旧暦4/8)🌟日の出5:00 日の入18:42

旧暦サツキ・ナカよりカミの守り
夏至6/21(旧暦5/26)🌟日の出4:41 日の入19:10
※日の出ピークは4:40、7日から18日まで
※日の入ピークは19:11、22日から7/6日まで


日照時間、
冬至12/21(旧暦11/21)🌟日の出6:57 日の入16:47
夏至6/21(旧暦5/26)🌟日の出4:41 日の入19:10
冬至はだいたい7時から17時、
夏至はだいたい5時から19時
なるほど、冬至と夏至では昼の長さがだいたい4時間違うのね!




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新嘗祭(西暦11月23日)とは?

2024-11-15 19:12:34 | ヲシテcafe
新嘗祭
宮中祭祀の大祭で、祝祭日の一つ。
収穫祭にあたるもので、11月23日に、天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に勧め、
また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝する。
宮中三殿の近くにある神嘉殿(しんかでん)にて執り行わる。
また、天皇が即位の令の後に初めて行う新嘗祭を大嘗祭という。

もともとは旧暦11月の二の卯の日に行われていたが、
旧暦11月13日~24日のいずれかが該当する。
卯の日が二回しかない場合は下卯、三回ある場合は中卯とも呼ばれる。
明治六年の改暦より11月23日とされた。
これは、同年11月の二の卯の日が11月23日だったことによる。

明治41年9月19日制定の「皇室祭祀令」では大祭に指定。
同法は昭和22年5月2日に廃止されたが、
以降も宮中では従来通りの新嘗祭が行われ、最も重要な祭祀としている。
神嘗祭と同様に神宮(伊勢神宮)には勅使が遣わされる。

以上、ウィキペディアより抜粋転載です。



「天皇が即位の令の後に初めて行う新嘗祭を大嘗祭という。」
 という一文から新嘗祭は縄文の「ウイナメヱ」であるとわかります。
「ウイナメヱ」は縄文の年度初め、「冬至の満月」です。

明治の改暦以前の11月の二の卯の日、、というのも、
すでに大陸の二十四節季を基にした旧暦の影響を受けていると考えられ、
もともとは冬至、もしくは冬至満月(旧暦11月15日)であったでしょう。


「冬至の満月」には深い意味が込められています。
ヲシテ文献より日本古来の「ウイナメヱ」をご紹介します。

そもそも、漢字の「嘗・なめ」は、
味わう、なめる、こころみる、ためす、また、新しくとれた穀物を神に供える祭りの意。

ヲシテの「ナメ」とは、為しゆく巡りの意であり、
「ナメコト」とは、大宇宙の実体化の為し来たることの意。
ヲシテ文字のエネルギーの流れを感じてみてください。


「ウイナメ・ヱ」は、冬至(陰)より季節の為し行きが夏至(陽)へと転ずるヲカミの再来、
 徐々に光り増し、再生の春を育む、はじまりのヱの守りの意。
縄文カレンダー2025年度版の始まりの「ウイナメ・ヱ」は、
2024年12月15日(冬至満月)に当たります。
縄文の年度初めです。







冬至を過ぎると夏至に向かい昼が少しずつ長くなります。
古代日本では、太陽に象徴される温かさの働きの「のカミ」の再来を祝い、
満月に「ウイナメヱ」として、年度初めの行事(ナメコト)を行っていました。
「ウヰナメ・ヱ」旧暦シモツキ望より、
一ヲ(一温・一陽:三陰)の「」のカミの守りに入ります。

ヱはネのみつの
ひとヲカミ  ひのみちささけ
ネにかゑす  ひとヲふせても
あめはゆき  トのカミオシテ
うゐなめゑ 
 トシウチニナスコトのアヤ



(冷・陰)カミが揃い極まった冬至を過ぎ、
日の温かさが一本の(温かさの働き)を招き、
地中を潤して霜柱が立ちます。
一温が生じても、地表の雨はまだ雪です。


ヱのナメはネに
シモのナカ  ヒウをまねけば
カツメカミ  カヂおネにひき
ヒおむかふ  このウイナメは
いまのノト  コホシまつりて
ヲめくりに  くろまめゐひの
ちからそふ 
 ミカサフミ・ナメコトのアヤ



◎ウイナメヱ【シモツキ望・旧暦11月15日】
ウイナメヱは、はじまりのナメ(為しゆくめくり)、
冬の至りの満月に、一温(一陽)の再来を祝い、
大宇宙の中心(北の星)と季節のもたらす恵みを祭り、祖先を祭る行事。
三歳児は髪置きの儀、五歳より言葉を習うアワウタを教えるようになります。
男児は袴、女児は被衣、正装での儀式です。
シモツキ望、七五三の起源、縄文の年度初めといえそうです。

このウイナメは、2代アマカミ・クニサツチ時代の「コホシマツリ」に由来しています。
コホシ」(九星):アモト(宇宙の中心)とトホカミヱヒタメ
アモト」とは、宇宙の中心・源・ネ・根・北極星であり、
古代日本では宇宙創造祖「アメミヲヤ」をアモトにマツリ、
その周囲八方向に、方位方角・季節の守りとして
ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ」の八カミを配し、
コホシ」(九星)として祀っていました。
また、「アモト」は、ヒトのタマの還る処でもあるとし、
「アメミヲヤ」と代々の先祖のミタマに感謝を込めて、
季節の節々にお祭りを行っていました。


ヲシテ文献には、
「オオナメコト」の創始は外宮ご祭神のトヨケカミで、
 ヒタカミのクニでクニカミの代替に行われ、
 イサナギ・イサナミの七代アマカミ皇位継承の際に執り行われたと記され、
 以後、毎年の祭祀は「ウヰナメヱ」とし、
 新アマカミご即位の年は「オオナメコト」が執り行われたと伝えています。




『縄文カレンダー』西暦2025年度版
 おかげさまで、縄文カレンダーも十年目を迎えました!
 心より感謝申し上げます。
 ご希望の際は下記をご参照ください。
https://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/a0491dc7a142930a62a3a4e708b84fbe

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七五三の起源 by ホツマツタヱ

2024-11-14 00:41:23 | ヲシテcafe
11月15日七五三!
この時期、神社に詣でるかわいい姿を目にしますね💗

七五三ウィキペデォアで見てみると、、、
以下要約

七五三とは、7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝う日本の年中行事であり、
神社・寺などで「七五三詣で」を行い、報告、感謝、祈願を行う奉告祭。

由来
天和元年11月15日(1681年12月24日)に
館林城主・徳川徳松(第5代将軍・徳川綱吉の長男)の健康を祈って始まったとされる説が有力。
江戸期は関東圏における地方風俗であったが、
やがてこの儀式は京都、大阪でも行われるようになり、だんだんと全国に広まっていった。

日付
旧暦の15日はかつては二十八宿の鬼宿日(鬼が出歩かない日)に当たり、
何事をするにも吉であるとされた。
また、旧暦の11月は収穫を終えてその実りを神に感謝する月であり、
その月の満月の日である15日に、氏神への収穫の感謝を兼ねて子供の成長を感謝し、
加護を祈るようになった。

明治改暦以降は新暦の11月15日に行われるようになった。
現在では11月15日にこだわらずに、
11月中のいずれかの土・日・祝日に行なうことも多くなっている。


そうなんです!!!
旧暦では15日は十五夜お月さん満月なんです!!!
シモツキ15日は冬のど真ん中、冬至の満月です。
ちなみに、2024年の旧暦11月15日は、西暦12月15日。
満ち満ちて夏至へと向かうエネルギーに転換していく時期!!!
そして、はじまりの「ウイナメヱ」は冬至満月より
この時にいっせいに年取りを行っていたのではないでしょうか?
いわば、縄文の年度初め、新学期のような?!

縄文カレンダーもこの「ウイナメヱ」より、
新年度のスタート、ヱのカミの守りとなります。
縄文カレンダー2025年度版はこちらから✨️
https://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/a0491dc7a142930a62a3a4e708b84fbe


ホツマツタヱ1アヤ『キツのナとホムシさるアヤ』の冒頭部分に
七五三の起源と考えられる内容が記されているのでご紹介します。


それワカは ワカヒメのカミ   
すてられて ひろたとそだつ   
カナサキの つまのちをえて   
あわうわや てふちしほのめ
   

ワカ(和歌)の起源についてのお話です。
ワカヒメとは、イサナギ・イサナミご夫妻のご長女で、
お生まれになったとき、両親ともにアメのフシ(厄年)であったため、
当時の慣わしとして捨て子とし、ヒロタ(現西宮市:広田神社)にて、
カナサキ(後のスミヨシ)夫妻に育てられることになりました。
ワカヒメは、養母エシナヅのお乳をのみ、
「アワウワヤ・テフチシホノメ」と愛情いっぱい、大切に育てられました。


うまれひは かしみけそなえ   
たちまひや ミふゆかみおき   
はつひもち あわのうやまひ   
もゝにひな あやめにちまき   
たなはたや きくくりいわひ   
ヰとしふゆ ヲははかまきる   
メはかつき ことばおなおす   
あわうたお つねにをしえて 
  

ご養育は、伝統に沿って行われました。
満一歳の誕生日にはカシミケ(炊いた穀物)のお食い初め、
タチマヒ(歩き初め)の祝い、
三歳の冬の至り(旧11月望。現七五三)には髪おきの儀、
これより年中行事に参加します。

ハツヒ・モチ:新月・満月には、アワ(天地自然)へのウヤマヒ(感謝と敬愛)。
三月三日:モモにヒナマツリ。春の終わりの季節の到来に祝います。
五月五日:アヤメにチマキの祭り。五月雨の夏の盛りに祝います。
七月七日:タナハタの祭り。秋の到来に祝います。
九月九日:キククリの祝い。収穫の季節の到来です。
五歳(イトシ)の冬の至りには、言葉の習い初め、正装での行事です。
ヲ(男子)はハカマを着用し、メ(女子)はカツキ(被衣)です。
そして言葉を直すアワウタをつねに教えてゆきます。

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ハラヒノリト

2024-08-30 14:54:45 | ヲシテcafe
近年、大きな自然災害が頻繁に起こっています。
自然災害はヲシテの時代にも、人々を苦しめました。
精魂込めて田畑を耕し、作物を育て、どうか豊作でありますようにとお祭りをします。
豊作をお祝いし、感謝の収穫祭りも!

また、「ハラヒノリト」に登場する自然神は、
水田技術普及をなし得たイサナギ・イサナミさまが祭られた「ヤマサカミ」です。
ヤマサとは、ヲシテ文字形状から地表、地下、大地を守る八つの働きと読み取れます。





『ホツマ辞典』(展望社・池田満著)には、「ヤマサ・ヤマサカミ」として、
自然に対して暦を守ってもらうために祭った、自然神八神の総称。とあります。

ウツホ・カセ・ホ・ミツ・ハニの五要素の五神、
『ウツロヰ・シナトヘ・カグツチ・ミツハメ・ハニヤスメ』と
穀物豊穣・山林治水・火災防護の三神、
『ヲヲトシカミ・スヘヤマスミ・タツタヒメ』を合わせて祭り、
七代アマカミ・イサナギ・イサナミの創始に拠ります。



マツリとはマツリコト、、
国民の生活に自然をどのように役立てるかという実用面に重点を置き、
ヤマサカミを祀る姿勢は、自然の働きを十分に熟知し、
人のために自然を役立たせるために祀るという大切なマツリコトなのです。
ヤマサのヤカミの働きを熟考し、人々の暮らしに役立てるように活用する。
ハラヒノリトとは、そのために、後世忘れないように伝えるためにあるように思います。
現代社会は大自然をハタレマのように食いつぶしているようにも感じます。
今一度、ひとりひとりそのことの大切さを考える転換地点になるといいですね。



ホツマツタヱ22アヤ:
『オキツヒコ・ヒミツのハラヒ』より抜粋でご紹介します。


カシキのユフの         
ミテグラに ヤヲヨロカミの        
カンツトエ タカマのハラの   
カンツカサ あまてらします        
ヲオンカミ ホギたてまつる
   


伝統の基、カシキ(赤・白・黄)のユフ(幣)をミテクラ(祭りの中心・アモトにつながるハシラ)に設え、
ヤヲヨロカミ(沢山の諸臣)を招き集めて、ノリト(祝詞)奏上の準備をします。
タカマノハラ(大宇宙。宮中のミハシラにつながるタカマ。)の
カンツカサ(祭主)オキツヒコは、アマテルカミのお定めになられた
ホギ(褒め称える・祝いの言葉)を奉ります。


ノトなかに ミカマのホギの   
そのカミは アメツチひらけ   
そむときに クニトコタチの   
カンハラミ ヲフヒのミナの        
キツヲサネ ヰクラのカミの   
なりいてゝ ナゝヨのうちの   
あまつごと 
       
    

『ミカマ(竈)のホギ(褒め称え・称賛)に預るカミは、アメツチ(天地)の開け初むときに、
初代クニトコタチのお示しのキツヲサネ(東西中央南北)、ヰクラのカミの
成り出でてより七代までのアマカミたちの時代に準えられてもいます。』


まつるトホカミ         
ヱヒタメの ヤモトのカミの        
まもらせき クニツマツリは   
キツヲサネ ムロソヒカミの   
まもらせき このゆえひゝの   
ミカマドの ヱトモリカミと   
たゝえますなり

         

『先ず始めに祭るのは、トホカミヱヒタメのヤモト(八許・八方)の守り。
ヲカミ(温かさの働き4本)とメカミ(冷たさの働き4本)によって
季節が編まれるトホカミヱヒタメは、方位方角・季節の守りです。
地上においての守りは、キツヲサネ(東西中央南北・四方と中心)と、
アミヤ・シナウ(天のもたらしと大地の育み・食べ物、イノチ(生命)を守る)の
ソヒカミ(十一カミ)です。
この故に、日々のミカマトのヱトモリカミ(兄弟代わる代わるに守る)と、
讃えますなり。』





ひさかたの アマテルカミの       
はつみよに ヒヨミのとりの   
カおつぐる きつおかなねの        
とつぎして トシノリカミの   
あれませる そのソヒカミお        
ヱトモリと アミヤシナウて   
ヤミコなる アメフタカミの        
みことのり

           

ひさかたの八代アマテルカミのご治世の初めの時の事、
ヒヨミのとりのカ(マツリゴトの執り始めの日)を告げる際において、
トシノリカミ(キツヲサネ・アミヤシナウ)のソヒ(十一)カミを
ヱトの守りとして祭祀なさいます。
さらに、アメフタカミ(七代イサナギ・イサナミ)の「みことのり」により、
ヤマサのヤ(八)カミをともに祭祀することとなりました。


これにたまはる         
ヒヱのナわ ウツロイのカミ   
つぎのナは シナドベのカミ        
ミツのナは カグツチのカミ   
ヨツのナは ミツハメのカミ   
ヰツのナは ハニヤスのカミ   
ムツのナは ソロヲゝトシの        
ちからもる ヲゝトシカミと   
たゝえます ナゝナはみなの   
もとしける スベヤマズミの        
カミとなる ヤおとのカミわ   
ホのしづめ タツナミおさむ        
タツタヒメ おのおのミナお   
たまはりて コヨミおまもる   
ヤマサカミなり
         

このカミの つねにめぐりて        
まもるゆえ ヒミツのわざの   
さわりなし 
      
    

『これにたまはる
ヒヱ(長兄)の名は、ウツロイのカミ
つぎの名は、「シナドベのカミ」
三ツの名は、「カグツチのカミ」
四ツの名は、「ミツハメのカミ」
五ツの名は、「ハニヤスのカミ」
六ツの名は、ソロヲヲトシ(田畑作物の豊穣)のチカラを守る「ヲヲトシカミ」
七の名は、ミナのモトシケル(水の貯留に有効な森林を守る)「スベヤマスミのカミ」
八オト(弟・妹)のカミは、
タツナミおさむホのシヅメ(火災から守る)「タツタヒメ」、
各々名を賜りて、コヨミを守る「ヤマサカミ」なり。』
このヤマサカミが常に天地の巡りを守ってくれているので、
人々に降りかかる「ヒ」(火)や「ミツ」(水)の障害も防ぐことができるのです。

     
中略。


チカヒには ミハシラたてよ   
このときに アマツミコトの   
さたまれば カシキのユフの   
ミテグラに ヒミツおむすぶ   
オキツヒコ こゝもタカマの   
ハラなれば ヨゝにちかふる   
のりこちに

           

『チカヒには、ミハシラたてよ』
カシキ(赤・白・黒)のユフ(幣)のミテクラ(祭りの中心)は、
タカマのハラ(大宇宙・アモト)に見立てられ、同一の場所の意味を持ちます。
この清らかな祭りの場の祈りは、万物の端々にまで届いて、
生活にさし障りの無き事を実現してくれるでしょう。
オキツヒコは、ヒミツ(火水)のノト(祝詞)を奏上します。


もしもクニユリ         
ナルカミの さわるさわりの   
あらんとき キネのヒトキお   
ヰヤシロに ヱトのムソカに   
もりあまる ヤナヰカクロヒ   
ウツロもる ウツロイのカミ   
あらはれば たとえナルカミ   
クニゆるも イヅワザなして   
しづむべし

           

『もしもクニユリ(地震)やナルカミ(雷)のさわる障りのある時も、
キネ(東北)のヒトキ(一樹)をヰヤシロ(カミを招く拠り所)に、
ウツロイのカミを祭って下さい。
日々を守るヱトのカミの守りから外れたヰカ(五日)のクロヒ(黒日)を守る、
ウツロヰのカミが現れたならば、たとえナルカミ(雷)やクニユリ(地震)が
鳴動しても、ヰツワザ(極めて優れた働き)を発揮して鎮めてくれるでしょう。』


もしもムラクモ                   
カおうばひ みちにさわりの   
あらんとき シナトベのカミ   
あらはれば みちのカうばふ   
やえくもお シナドのカゼに   
おしはらひ ヨモあけかたと   
しらすべし 

          

『もしもムラクモ(暗雲)が天地を覆い、光を遮るような障りのある時も、
シナトベのカミが現れたならば、ミチ(成り行く力)の光を遮るヤエクモ(幾重もの厚い雲)を
シナトのカセ(風・変化を為さしめる働き)に押し祓い、
ヨモ(四方・見渡す限り)明け方としらすことでしょう。』


もしもヒけがれ         
あらんとき カグツチのカミ   
あらはれば たとえオダキの   
かくやあれ さらにヒウチの   
あらためて きよきアタゴと   
しきみより ミカマトきよく   
まもるべし

            

『もしもヒ(火)によるケガレ(穢れ)がある時も、
カグツチのカミが現れたならば、
たとえオダキのカクヤあれ(種火の炎が消えてしまう)のような不祥事が起きても、
さらにヒウチ(火打ち)のあらためて、キヨキアタゴ(清い火)とシキミ(樒)により、
ミカマド(竈)を清く守ってくれるでしょう。』
※現在でも京都市の愛宕神社などの神事には榊ではなく、シキミが使われています。
 シキミ(有毒)を挿した水は、腐りにくい。~ウィキペディア~


もしもホワザの         
あらんとき タツタメのカミ   
あらはれは たとひホノホに   
はたるとも タツタにしづめ   
のぞくべし 

           

『もしもホワザ(火災)のある時も、
タツタメのカミが現れたならば、
たとえホノホにハタルとも(火災に建物が苛まれたとしても)、
タツタ(タツの働きで水を吐きかけ)に鎮め消火してくれるでしょう。』


もしもヰのミツ         
くみたえて ミケツのさはり   
あらんとき ミヅハメのカミ   
あらはれば いてのしミヅお   
いさぎよく あらためかえて   
ひとふるに ミカメもきよく   
まもるべし

            

『もしも井戸の水が汲み絶えて、ミケツ(飲食)の障りがある時も、
ミツハメのカミが現れたならば、井戸の清水を潔く新たに入れ替えて、
ミカメ(水瓶)も清く守ってくれることでしょう。』


もしもミワサの         
あらんとき スベヤマヅミの   
あらはれば たとひナガアメ   
あぶれても ヤマはしげきに   
もちこたえ なかれおふかく   
なすことも つねにイセキお   
まもるなり みなカンチカヒ   
いちしるきかな 

        

『もしもミワサ(水害・洪水)のある時も、
スベヤマツミのカミが現れたならば、
たとえ長雨が続いても、治水を担う山林の豊かさで洪水を防ぎ、さらに、
保水量を深く大きくし、イセキ(井堰)から常に農業用水の豊かさを確保し
守ってくれることでしょう。
このヤマサカミとのチカヒ(誓い)こそ、明らかなものであります。』


より良き明日でありますように。
参考:
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。

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ヲシテ文字瞑想?! 燃えると燃やせる

2024-05-30 21:07:03 | ヲシテcafe


お皿を洗いながらふと、ゴミ袋の表記に??
燃えるゴミじゃなくて、燃やせるゴミなのか、、笑
その違いをヲシテで確認しながら
思考を文字にしてたところに、
近所の小学生が遊びに来たので、
燃えると燃やせるの違いをヲシテで伝えてみた!



なるほど~おもしれ~
これ、覚えておこう!

との反応✨️💛✨️

ヲシテ文字瞑想~
また文字に起こしてみよう(*^^)v


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youtubeヲシテム✨️春爛漫🌸ハルウララ

2024-04-08 22:07:32 | ヲシテcafe
縄文の息吹!
言葉のルーツ!
みんなにヲシテを感じて欲しいーーー!!!

ということで、
youtubeヲシテム✨️いきなりライブ配信✨️💛✨️
かなりテンション高めですが、、😅
熱く熱ーーく語り、歌っております!
ご注意下さい🤣

よしことうららのほつまことほぎライブ配信♪
春爛漫🌸ハルウララ
見てね♡


https://www.youtube.com/watch?v=O3_xYEMyE_U&t=1586s

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冬至・春分・夏至・秋分

2023-09-15 12:24:49 | ヲシテcafe
秋分、秋の至り。
太陽が真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さが等しくなります。
満月を過ぎると夜空は輝きを増し、ヨルナミをうけて空気も涼やかになります。
ナカツキ(旧暦9月)には清々しく冴え、野菊が収穫の時を告げます。

春分のタ(東・春・左)は、(ウツホ)に(三光)で大気が温められ、
秋分のカ(西・秋・右)は、(ウツホ)に(一光)、冬へと向かいます。








青森の三内丸山遺跡のモニュメントともいわれている大型高層建造物。
実はこれ、縄文人の天文台ともいうべきコヨミ(暦)だったのです。
   
この大型高層建造物は、、
直径2mの穴を掘り、高さ10~20m、直径1m超の
巨大なクリの木の柱六本が等間隔に立ち、長方形を象っています。

手前3本の右端の柱の位置と奥3本の左端の柱の位置を長い直線で結ぶと、
その先は、「春分・秋分の日の出」の方位。
もう一方の先は、「春分・秋分の日の入り」の方位が示されています。
 
また、3本を直線で結んだその先は、夏至の日の出方向と冬至の日没方向に、
それぞれ等間隔に立つ柱だったのです。





遡ることおよそ5,500年前に夏至・冬至・春分・秋分、二至二分の共通認識!
そしてその建築技術や計算術!!なんと恐るべし縄文人!!!

『よみがえる日本語Ⅱ~助詞のみなもと「ヲシテ」』(明治書院)に
とても興味深い詳しい記述があります。
ヲシテ文字の読み解きの教科書♡超おすすめの一家に一冊です♪




参考:
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。


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ヲシテム*youtubeチャンネル開設!

2023-09-05 18:37:29 | ヲシテcafe
このたび、
ヲシテの魅力を一人でも多くの方にお伝えしたいという念願叶い、
Youtubeチャンネルヲシテムが誕生しました!



https://www.youtube.com/@user-il4nk2cg7p/featured

『ヲシテ』とは、ヲシえる・テだての意味です。
日本独自の古代文字『ヲシテ』を感じることで発動する
目に見えない心の動きを「システム」に掛けて
【ヲシテム】と名付けています。
ヲシテから生す意を込めて!





作ってくれたのは、
クラブハウス「ほつまことほぎ」も立ち上げてくれた大阪在住の桜雷うららさん。
ヲシテに魅了され、ヲシテを世に広めたいと、
私のほつまことほぎ勉強会や縄文カレンダーワークショップの模様を
毎月動画におさめ、彼女の感性でヲシテのYoutube動画を編集配信しています。





うららちゃんいわく、、
このチャンネルは、歴史的な賛否をこえて
縄文文明、縄文哲学としての叡智
宇宙の原理・自然の摂理を視野に据え、
天体観測、農業、建築などさまざまな技術や医術、食、年中行事などを
思い出し、現代を生きる礎としていく。
そんなチャンネルです。

感謝感激!
ご視聴、チャンネル登録、どうぞよろしくお願いします。
https://www.youtube.com/@user-il4nk2cg7p/featured








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トのヲシヱ

2023-07-14 11:05:43 | ヲシテcafe
トのヲシヱとは、
縄文、トコヨクニ建国の理念。





ヲシテ文字の「ト」は、
父音の「Y」(タ行)の上から来たものを集める働きをイメージした造形と、
母音の「🔲」(オ列)の固まるイメージから
集まって固める雰囲気にまとまった概念、
力を合わせ、ひとつに結集させていくイメージです。

「ト」は、知恵や力が集まり固まることで、よりよい相乗効果を生む意。
「コ」は、繋がり固まり確立することの意。
「ヨ」は、世の中、さらにより良いクニにとの願いを込めて。

また、「ト」の逆の形が「ロ」
父音「Y」の反対の三ツ矢サイダーの造形(ラ行)は、
内側から外側へ、はじけ飛ぶ拡散するエネルギーであり、
大地にしっかり立つ自立のイメージ。
「ト」は他人に対するミヤヒ(他人の幸せを望む心)であるのに対し、
「ロ」は自分自身の自立を意味します。
『他人の幸せをもたらすためには、まず自分の自主独立の幸せがあってこそである』とする
「幸福の共存」が「ト」であり、自己犠牲ではありません。







鳥取で毎年開催されている『イトナミダイセン藝術祭』において、
巨大ウッドサークルを建てる!
発起人であり、イトナミダイセン藝術祭を主催する 大下志穂さんの
「大山にウッドサークルを建てたい!」
という内なる声とビジョンに突き動かされるようにプロジェクトは動き出し、
その想いを一緒にカタチにしてくる宮大工の北村裕寿さんの経験と技術と感性で、
地上7メートを超える12柱の巨大なウッドサークルを!
いうなれば、現代に生きる私たちが自分たちの手で聖地をつくるプロジェクト。

聖地になるかどうかは実際にやってみないとわからない。わからないからつくってみる。
見えているのは、空高くそびえ立つ美しい柱の環の中で人々が星を見上げ、
月を愛で、陽を浴び、奏で、舞い、みんなで喜びを分かち合う未来のイメージ。
その思いに賛同した人々が、それぞれできること、得意を持ち寄り、
知恵を出し合い、連日穴を掘る、掘る、掘る!





クラウドファンディングも立ち上げて、広く参加を呼びかけ、
ついに、それこそあっちゅう間に令和のウッドサークルは建ち上がった🌟🌟🌟🌟🌟
※完成までの経緯や動画など、詳細はイトナミダイセン藝術祭2022でご覧いただけます。
https://www.itonamidaisenartfestival.com/


未知なる領域へ。
まさに、「トのヲシヱ」の具現!
令和のトコヨクニじゃないですか!!
と、大興奮だった昨年、
その建ち上げ現場には立ち会えなかったけれど、
いつかその場に立ち、北極星を仰ぎ、縄文の夜空を感じてみたい!
そして、共に歌いたい!

その願いが2023西暦タナハタに「縄文のタナハタホシマツリ」へと🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟





集い来る人々、それぞれがマツリの主役!
ともに築き、ともに見守り、
ともに歌い舞い、ともに食し、
ともに語らい、学びあい✨🙏✨









※当日の模様「タナハタホシマツリ2023in大山ウッドサークル」
 youtube:https://www.youtube.com/watch?v=tfpqCzOkLMA


まさに✨トのヲシヱ✨の精神そのもの🌟🌟🌟
「マ・ツ・リ」
ヲシテ文字でコトホグ(言解く)となんとも味わい深い!
至福の時をシェアさせていただきました💛
マツリから日常への間で、
みんなの「ア・イ」の余韻に浸りつつ~
まだまだ興奮冷めやらず~~





トのヲシヱの「幸福の共存」の意がリアルにタマに沁みています。
大山ウッドサークル「タナハタホシマツリ」
ありがとうございました!






参考文献:
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
◎『ホツマ日本の歴史物語2 建国の秘密』池田満著・展望社
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。

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キツヲサネ(東・西・中・南・北)

2023-05-30 21:31:43 | ヲシテcafe
縄文時代、、ヲシテ文献では地図もコヨミもが上に表わされています。
それは、最も潤いを与えてくれる方位を重要視ししての表わしです。





一日の太陽の巡りで、正午に天中にある方角が南です。
南の語源は、身にナミうけるミナミ

南が前上なら左手側は東です。
東の語源は、日が昇るカシラはヒガシ

そして右手側は真っ赤に沈む夕日、煮え沈むニシです。
ニとは、丹生(水銀)、赤を象徴した表しです。

さらに、沈んだ太陽は後ろの正面、、気を溜めるキタとなります。

すると、中央が現れます!
この中央は自分の立ち位置でもあり、また宇宙の中心でもあります。

また、政庁のミハシラを宇宙の中心に見立てたヤヒロのトノは、
クニの中心として、宇宙の法則に則って、
社会をオノコロ(自ずと安定する)に治める意があります。
宇宙をタカマハラと表わし、政庁(宮中)をそれに準えてタカマと呼んでいました。



東西中央南北の別の呼び名がキ・ツ・ヲ・サ・ネです。




は、きざす(兆す・萌す)東、季節はを象徴しています。
白々と夜が明ける、また春は新芽が山をく染めていきます。
東・春・白・左・男性的エネルギーでもあります。



は、燃え尽きる(夕日・紅葉)西、季節はを象徴しています。
赤い夕日、紅葉も、また収穫の季節、実を結びます。
西・秋・赤・右・女性的エネルギーでもあります。


は中央。
四方(東西南北)、ヨモナカなりです。



ヨモオ母音🔲の表わしは、
固い、物質化、安定、定まる、大地、などのイメージ。

ナカア母音の表わしは、
気体、大気、見えないモノが満ちている、はじまり、源、概念などのイメージ。
ナカのナは何かのナ、それは何なのか?のナ、名前のナ、
ナカは、自分の立ち位置でもあり、国の中心でもあり、宇宙の中心でもあり、、、!




は、サにさかえ(栄え)の南、季節はを象徴しています。
生い茂るアオバ、日照時間が長く、恵みの雨、サミダレ(五月雨・梅雨)の季節です。
南・夏・青です。




は、根っこのネ、ばみ落ちる落ち葉の季節、を象徴しています。
根を構築する季節、また、夜は寝るゆえキタはネです。
北・冬・黄です。




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閏キサラキ♡縄文のウリフツキ(西暦2023.3.22)

2023-03-30 23:03:13 | ヲシテcafe
春分の日(2023.3.21)
ハルイタル🌸桜も開花のまさに春爛漫!
この日、旧暦ではキサラキ・ミソカ(2月30日)、
翌日はハツヒ(新月)で、本来ならばヤヨイ(3月)を迎えるところですが、
今年はここからもう一度キサラキ(旧暦閏2月)が始まります。

閏キサラキ🌸縄文のウリフツキとは?
太陰太陽暦(旧暦)では、
ムツキハツヒ(旧暦1月1日・新月)から始まる月の巡り(約354日)と、
ハルタツヒ(立春)から始まる太陽の巡り(365日)、
月の巡りの12ヶ月では1年365日に約11日足りません。
そこで、季節と月の巡りの調整のための閏月が約三年に一度挿入されます。

では、どこに閏月を挿入するのか?
太陽の巡りの基点は冬至・春分・夏至・秋分です。
旧暦では、月の巡りの12ヶ月を4等分して季節の目安とします。
春は、1,2,3月、ムツキ、キサラキ、ヤヨイ。
夏は、4,5,6月、ウツキ、サツキ、ミナツキ。
秋は、7,8,9月、アフミツキ、ハツキ、ナカツキ。
冬は、10,11,12月、カミナツキ、シモツキ、シワス。

立春は旧暦元旦ムツキハツヒ頃、
春分は、春の真ん中、旧暦2月キサラキの満月(十五夜)頃、
夏至は、夏の真ん中、旧暦5月サツキの満月頃、
秋分は、秋の真ん中、旧暦8月ハツキの満月(中秋の名月)頃、
冬至は、冬の真ん中、旧暦11月シモツキの満月頃が季節の目安となります。

が、
今年は春分の翌日が新月です。
月の巡りが約半月先に季節の到来を告げています。
このままでは夏至がミナツキに入ってしまうため、
今年は、旧暦2月末日の翌日(新月・ハツヒ)より
月の一巡りを閏月(閏キサラキ)としています。

その大いなる大宇宙のリズムを知り、丸ごと受け止めて、
そのウチ(内・中)にある私たちのイトナミ(営み)に活かす工夫から
トホカミヱヒタメ暦(縄文太陰太陽暦)は誕生したのですね!
今年は、季節の基点からの月の満ち欠けのエネルギーが反転しているので、
それがどのように作用するのかなど、観察してみるのもおもしろいですね。





縄文文明!
ヒヨミ(コヨミを作ること)は、早い時代から行われていました。
初代アマカミ・クニトコタチは、コヨミの樹であるマサカキを植えて、
長い年数の計数に用いました。
キ・ツ・ヲ・サ・ネ(東西中央南北)と
ア・ミ・ヤ・シ・ナ・ウ(天からのもたらしと大地の育み・暦を編みて人々を潤す)の
ソヒカミ(11カミ)を編みだして、ヒヨミを為すことを始めました。
キツヲサネ・アミヤシナウは、トシノリカミとも呼ばれます。

七代アマカミ・イサナギ・イサナミは、コヨミの守り神として、
ヤマサカミを祭ります。
ウツロヰ・シナトヘ・カクツチ・ミツハノメ・ハニヤスメ・
ヲヲトシ・スヘヤマスミ・タツタヒメのヤカミ(八カミ)です。

八代アマカミ・アマテルカミの時代には、コヨミのより高度な精度さが求められ、
初代ヒヨミノミヤ・オモイカネにより、閏月が設けられたと想像されます。

ヒヨミノミヤとは、毎年のコヨミ(暦)を作る重要な仕事で、
カガミのトミ(左の臣)の奥を守る長官にあたります。
初代ヒヨミノミヤ・オモイカネは、太陽の巡りをベースに、月の巡りを立てて、
コヨミの精度を高め、天体観測と計算により、太陰太陽暦に表しました。

◆オモイカネ・アチヒコ
アマテルカミのイサワノミヤ遷都の際、新都の造営の任に就き、
また、フタカミ(イサナギ・イサナミ)の長女ワカヒメとメヲトとなり、
皇太子オシホミミの教育を任された程の優秀な技術者です。
晩年、ヱナガタケ(恵那山)に納められたアマテルカミのヱナ(胞衣)を護るため、
恵那山東麓のシナノ(長野県飯田市阿智村)に居を移す。※阿智神社ご祭神。


ホツマツタヱの六アヤに「ウリフツキ」(閏月)の記述があります。
アマテルカミの十三人目のオキサキに上がられたウリフヒメの名に因んでの
命名です。
ヒノモト初の試みである全国各地から十二人のオキサキを迎えたアマテルカミの
ご即位当時(縄文・弥生時代)の日本の成り立ちもうかがえます。
ホツマツタヱ(六アヤ)より抜粋でご紹介します。


フソヒスス モモフソムゑだ   
としサナト やよいついたち   
ひのやまと にいみやつくり   
アメミコは ヒタカミよりぞ   
うつります
           

マサカキのフソヒスス(21本目)、モモフソムヱダ(126枝)の
サナト(58年)の年の春のヤヨイツイタチ(旧3月1日・西暦4月上旬頃)。
ヒタカミ(東北地方)のトヨケカミの許へ留学されていたアマテルカミが
ご誕生地のヒノヤマ(富士山南麓)に新たに宮を建てお戻りになられました。

フタカミヱメお         
みことのり カンミムスヒの   
ヤソギネが モロとはかりて 
  

フタカミ(イサナギ・イサナミ)は、お遷りに際してお后を定めようと、
ミコトノリ(詔)を出されました。
全国に豊かさと安定が及んでいた時代、各地より候補のヒメが続々と現れます。
カンミムスヒ(当代(六代)タカミムスヒ)のヤソキネ(イサナミの兄)が中心となり、
諸臣と相談し、キツサネ(東西南北)の四方にそれぞれ三段階、
スケ・ウチ・オシモの位を設け、十二人のお后をお選びすることとなりました。
※全国の集合統一的なアマカミの役割がここに認識されることになります。




クラキネの マスヒメモチコ   
ネのスケと そのとめハヤコ   
コマスヒメ ネのウチキサキ
   

ネ(北・現北陸地方)はイサナギのご出身地です。
イサナギの弟クラキネの娘ご姉妹、マスヒメ・モチコをネのスケに、
そのトメ(妹)のコマスヒメ・ハヤコをネのウチキサキにと決まりました。

ヤソキネの オオミヤミチコ   
キのスケに タナハタコタヱ   
キのウチメ
           

キ(東・現東北地方)は、議事進行のヤソキネの娘ご姉妹にと
オオミヤ・ミチコをキのスケに、
妹のタナハタ・コタヱをキのウチメに

サクラウチがメ         
サクナタリ セオリツホノコ   
サのスケに ワカヒメハナコ   
サのウチメ 
          

サ(南・現関東東海地方)は、オオヤマスミのご当代サクラウチの娘ご姉妹、
サクナタリ・セオリツホノコをサのスケに、
妹ワカヒメ・ハナコをサのウチメに

カナサキがメの         
ハヤアキツ アキコはしほの   
やもあいご ツのスケウチは   
ムナカタが オリハタオサコ   
オシモメは トヨヒメアヤコ
   

ツ(西・現近畿地方)のスケには、カナサキ(住吉)の娘、ハヤアキツ・アキコ、
大海原の潮の寄せ来る海上でお生まれになられたと聞いております。
とてもご闊達な姫君であらせられるとの事です。
ツのウチメは、カナサキのご親戚のムナカタの娘、オリハタ・オサコに
オシモメは、妹のトヨヒメ・アヤコ。

カスヤがメ イロノヱアサコ   
サのオシモ カダがアヂコは   
ネのオシモ ツクバハヤマが   
ソガヒメは キのオシモぞと
   

カスヤ(九州地方)の娘、
イロノヱ・アサコには、サのオシモメにお成りいただきましょう。
ネ(北)のオシモメは、カダ(京都地方)の娘、アチコに、
キ(東)のオシモメは、ツクハハヤマ(関東地方)の娘、
ソガヒメにお成りいただきましょう。
※全国各地からの入内となり、何処の地方にも不満なく、、とはいえ、
 建国はじまって以来の初の試み、、この事が思わぬ混乱の原因にもなって行きます。

つきによせ ミコはアマヒの   
くらゐのる ヒノヤマのなも   
オオヤマぞ かれオオヤマト   
ヒタカミの ヤスクニのミヤ
   

十二人のお后は、十二か月の月に準えられました。
ミコ(アマテルカミ)は、「アマヒ」の位に就任されたのだと言われました。
富士山の古称、ハラミヤマも「ヒノヤマ」・「オオヤマ」との新呼称が付き、
新宮は「オオヤマ」をクニの中心に、「オオヤマト」力併せひとつになるための、
ヒタカミの「ヤスクニのミヤ」と名付けられました。

キツサネの ツホネはかわり   
ミヤつかゑ そのなかひとり   
すなおなる セオリツヒメの   
ミヤヒには キミもきさはし   
ふみおりて アマさがるヒに   
ムカツヒメ ついにいれます   
ウチミヤに
           

キツサネ(東西南北)のツホネ(局)のお后たちは、月替わりで宮仕えをします。
その中で、お一人、とても素直なお心のお后が居られました。
セオリツヒメ・ホノコさまです。
他人(ひと)を思い遣る「ミヤヒ(心の五つの働きの内の一つ)」のお気持ちの
強いお方で、アマテルカミは感動され、思わずキザハシ(階段)を踏み降りて
お迎えに歩き下られた程でした。
「あまさがるひ(アマヒのキミが降り)に、お迎えになられたヒメ」の意から、
「ムカツヒメ」の讃え名が付き、ウチミヤ(正后)におなりになりました。

カナヤマヒコが         
ウリフヒメ ナガコおスケに   
そなゑしむ みなはたおりて   
みさほたつ これおコヨミの   
ウリフツキ
            

サ(南)のスケの後任に、カナヤマヒコ(中仙道開拓)の娘、
ウリフヒメ・ナガコがお入りなさいます。
お后達はハタ(機)を織り、棹を立て、月毎にご奉仕役が交代します。
※ミサホとは、ハタ(機)の棹を立てる意
また、十三人目のウリフヒメの御名にちなみ、太陽と月の巡りの調整のための
挿入月を「ウリフツキ(閏月)」と称するようになりました。



参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
◎『縄文カレンダー』冨山喜子編
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。


『縄文カレンダー』
ヲシテ文献の記述をもとに縄文時代の季節感や行事を、
現代のグレゴリオ暦と太陰太陽暦(旧暦)に表しています。
今に伝わる「ヒナマツリ」や「タナハタ」、「豆まき」等、祭りの発祥や謂れも、
たいへんに興味深く、古来日本の慣わしや精神、思想が覗え、
縄文の宇宙的概念や死生観をも読み取れる「コヨミ」です。
縄文カレンダーの一年は、冬の至りの満月から月の巡りの十二カ月です。
A4判カラー・竹紙20頁冊子型。
春分より一冊1300円送料込でお分けしています。

ご希望の方は、
送り先のご住所、お名前、希望冊数を下記までメールにてお知らせください。

冨山喜子
【メール】yoshico1018@yahoo.co.jp

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日本のバイブル! 『記紀原書ヲシテ』増補版が刊行されました!

2021-02-05 21:57:10 | ヲシテcafe
日本のバイブル!
『記紀原書ヲシテ』増補版が日本ヲシテ研究所より刊行されました!
平成二十五年に河口湖富士山御師本庄家で発見された写本、
カクミハタ「アワウタのアヤ」も挿入されています。

ヲシテ文献が原文で網羅された「日本の古典」、
漢字が移入される以前の日本の精神世界については、
漢字以前に用いられた文字によって考慮を進めてゆかなくては、
漢字の象形的意味にとらわれてしまい、真実の日本の古代がみえてきません。
「将来に日本人を支えてゆくことのできる唯一の精神的な支柱である、
とも表現するべきだろう。」と池田先生は、はじめにのページで書かれています。




『記紀原書ヲシテ』増補版
 池田満・辻公則著 展望社 上巻・下巻各定価千六百円

アマテルカミのお言葉も随所に綴られ、
原文を読めば読むほどに、
ジワジワと感性が深まっていくような感覚、
その尊さが沁みいるような、、
まさに日本語は、
ヲシテ文字のエネルギー波動がタマにダイレクトに響くのです。





原文でこそのヲシテ!
池田満先生直筆のお言葉「ヨシヨシト」も、
ヲシテ文字からタマに響いて、
奥の方からサワサワと体中にエネルギーが満ちて来るようです。
謹んで、日々朗読いたしたいと思います。
一家に一冊の時代となりますように



そして、もう一冊は、
「ヲシテ文献の栞」~ファースト・コンタクトのために~
ヲシテやホツマツタヱを「初めて聞いた」という方への手引き冊子です。




販価300円・A4版(横版、20ページ)。

①「ヲシテ文献」とは
②「ホツマツタヱ」の発見
③「ミカサフミ」や「カクミハタ」の発見
④「ホツマツタヱ」などの「記紀原書」の位置づけ
⑤「ホツマツタヱ」などヲシテ文献の現代研究
⑥「ヲシテ国学」の眺望
などなど、参考になる関連本も掲載されています。
私の手元にもお送りいただいたので、
ご希望の方はメールにてお声がけください。


私事、先日「ほつまことほぎテキスト」のご依頼をいただきました。
在庫が無かったので、早速、『記紀原書ヲシテ』増補版を手に、
テキスト原稿の再校正と再編集に取り掛かり、
立春から毎日ヲシテ原文を朗読しています。
旧暦元旦(二月十二日新月)もすぐそこです。
立春に、今年こそ、「ほつまことほぎ」オンライン化実現!
と、宣言しておきました。

今後の人生に不要なモノはイサキヨクと、
日々常に意識しつつ、
確定申告をまず片付けなければとか、、
気になることも山積みですが、
集中を意識しつつ、
ひとつひとつクリアしていきます。

春来る!

皆さま本年もどうぞよろしくお願いいたします。




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『ホツマツタヱ発見物語』展望社 9/25発売!!

2016-09-26 00:27:38 | ヲシテcafe
昭和の時代、、ホツマツタヱが再発見されてから
今年でちょうど50周年!!

その50周年記念に、
発見者の松本善之助先生の
「秘められた日本古代史・ホツマツタへ」(1980.07毎日新聞社)が
『ホツマツタヱ発見物語』松本善之助著・池田満編(展望社) として、
再刻出版されました!!!
しかも「続・秘められた日本古代史・ホツマツタへ」(1984.09毎日新聞社)との
復刻再編集本です!
その後36年間の研究の成果からの池田満先生の解説も掲載されています。

ヲシテ文字が今に伝える尊きフミ『ホツマツタヱ』。
原文で読まなければわからない、
その尊きフミに真摯に向き合い尽された松本善之助先生、池田満先生、
そしてパイオニヤの方々に心から敬意を表します。


 



古代縄文文字ヲシテの文献、、ホツマツタヱ
漢字伝来以前、、
漢字にすぐに変換せず、ヲシテ48文字の日本語の音韻から読み解く、、
古事記、日本書紀とホツマツタヱの三書比較や索引の作成などなどなど、、
並々ならぬ努力と研究、そして並々ならぬその熱意!

読み進むごとに驚きと発見があり、
心の奥の忘れていたモヤモヤが晴れてゆく、、
今、この時代、日本人に生まれ、ホツマツタヱに出逢えたことにブラボー!!
神道以前の漢字伝来以前の日本の歴史、独自の概念、、
古代の日本語の波動が、タマ(魂)に響く、、ような、、
なんと表現したらよいか、、読んで教えて~笑
ほんとうに尊い貴重な再刻版です!!

『ホツマツタヱ発見物語』(展望社)9月25日発売!
※店頭販売は28日です。




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ほつまカフェ コヨミ

2015-12-25 22:28:28 | ヲシテcafe
縄文文明のコヨミ

ヲシテ文献から読み取れる一年単位のコヨミ図。
天体の運行と
宇宙の源よりもたらされる方位、方角、日照、寒暖、季節の移り変わりを
「ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ」という形で表現。
冬至を過ぎて、シモツキモチ(11月満月)ヱのナメ(為しゆくめくり)に入りました!
 参考:よみがえる日本語Ⅱ(明治書院)









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