喜びの種☆

yoshicoの徒然日月
ひとふたみよ
いつむゆななやここのたり、、ももちよろず
天の数歌

ナツイタル!(夏至2024.6.21 5:51)

2024-06-15 19:50:57 | こよみ
夏の至り!
サツキナカ(旧暦五月満月・西暦2024.6.21)よりトの季節に入ります。

ヲカミ極大の夏至(四温・太陽)を過ぎ、冬へと向かう折り返し点、
月よりヒメ(一冷・三温)が降されて、サミタレ(梅雨)が地中を潤します。夏至!


「夫婦岩と王冠富士」
(2019.6.13am4:46・伊勢市二見町興玉神社・夫婦岩にて志摩のカメラマン泊正徳さん撮影)

夏至のご来光🌅
伊勢二見浦では、夫婦岩の間から上ります。
夫婦岩の間、遥か200キロ先に富士山が位置し、
天候が良ければ富士山の背から昇る朝日を拝することができます。
アマテルカミが現伊勢志摩をミヤコに選んだ要因のひとつでは?と思えます。

夏至の満月は、
伊勢神宮内宮、宇治橋の大鳥居の真ん中から上ります!
太陽と正反対の軌道を通る月が出ている時間が一年で最も短くなり、
夕日の赤を月が近い位置で受けて映る夕焼け色の満月♡
これをネイテイブアメリカンの人々はストロベリームーンと呼ぶそうです。






トの守りは太陽の南中する正午前後の時間帯、
サツキナカ(夏至頃)よりミナツキスヱ(立秋頃)、
季節は夏の盛りです。

日中の光と雨のもたらしに最も潤い栄える季節の方位にあやかり、
トよりのノト(祝詞)、トホカミヱヒタメとノリます。
※ヱが兄でトは弟、ヱトとはヤマトコトハで兄弟のこと。
 本来ならば冬至から、ヱヒタメトホカミとなります。
  ヱはネ、根、北、冬至の方位
  トはサ、栄え、南、夏至の方位




「ト」
(タ行父音):「たす・集める・まとめる・協力・尽す」など、
*複数のモノ・分散しているモノなどを受ける。
*合わせて繋ぐ(縦線は一種の収束線でもあります。)などのイメージ。

(ハニ・オ母韻):「固い・足元の大地・クニ」など、
*「安定・定常状態・成熟・完成・最終プロセス」などのイメージ。

春分の「タ」の季節は、ア母韻○(ウツホ)で空気はポカポカ温かくなり、
夏至の「ト」では、オ母韻□(ハニ)地面の中まで十分に熱くなるイメージですね。




サツキナカ(夏至)からミナツキスヱ(立秋頃)

とのなめは はにみつうるふ  
さつきなか ひかりとほれは  
かつめかみ みちおかえして  
ひおこえは みひきおまねき  
しらみちの ひめおくたして  
はにふせは きそひのぼりて  
さみたるゝ あおばしげれは  
ながらえの さのかおりうく
  (ミカサフミナメコトのアヤ)



【サツキナカ:旧暦五月中】
トのカミは、サ(南)の守りです。
ヲカミ極大の夏至を過ぎ、
ミツヒカリ(三温・タ行父音)のもたらしは、
□ハニ(大地・地面下・オ母韻)まで届いています。
月(メカミの象徴)満ちて、シラミチ(月の巡る軌道)よりヒメ(一冷)が降されて、
水底に伏していたメカミ(一冷)が起き立ちます。
キソヒノホリテ サミタルル(五月雨・梅雨)、
大地に光と水の潤いがもたらされ、万木のアオバが風に香ります。




トコヨクニ建国の理念、「ト」のヲシヱ。
より良い暮らしへと、創意工夫して、
得意を持ち寄り、互いに協力し、
自立した営みを分かち合いながら、
次世代へと繋いでゆく思いが「ト」の文字形に込められています。


参考:
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。


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サツキ☔旧暦五月・西暦2024.6.6~

2024-06-07 00:28:33 | こよみ
【サツキ:旧暦五月・西暦2024.6.6~】
ヲカミ(温・陽)の働きが最大に至り、
雲が大いに沸き立ち、雨を降らせます。

のヲシテ文字は◯に━線の組み合わせです。
サシスセソの父音の━線は、
テーブルの板を思い浮かべて、
真横から見ると━線ですが、
真上から見ると⚫️面!

あたり一面とか、地面に行き渡るとか、
広く受け止める、とか、止めるなどのイメージ。

正午の太陽は(南)のテッペンにあり、
大地を隈なく照らします。
には、
南・栄える・潤うという意があり、
サツキはサツユツキとも呼ばれていました。
サに栄え~サミタレのサツキ。
イヤサカ~✨️




さつきにもろは           ふたばにのぼる
なるつゆお  なめんとゑもぎ     さつゆつき  かつみのつゆや
あやめふく         
           トシウチニナスコトのアヤ
 ミカサフミナメコトのアヤ       

サ(南)に栄え~のサツキ、サミタレ(五月雨)は梅雨のこと。
太陽の光と月の雫の恵みを葉にたっぷり受けて、ヨモギやアヤメが盛んに発育します。
カツミとは、
 カ:西(メ・冷)の固める働き 
 ツ:西、集まり 
 ミ:具現化、実体化
再び地表に冷たさの働きの一本が昇ってきて、サの広がりに雨を降らせます。
次の満月(夏至)で折り返し、メカミ(冷たさの働き・物質化の働き)が起き始める時期です。
📌サツキハレ・サミタレ・カサ・サキワヒ
ヲシテ文字で感じてみよう!







   

「伊雜宮の御神田祭」西暦6月24日に毎年行わていますが、
この日付は明治の改暦以降の祭日で、それ以前は、『磯部町史』によりますと、、
明治24年、各区長が神宮に差し出した「御田植旧復義願」の文中には、
「御田植の義は享禄(1528年~)年中より毎年5月中滞りなく云々」。

また、『磯部の御神田』(磯部町教育委員会)には、、
元禄年中の文書に、磯部町下郷地下所蔵の伊雜宮史に、
万治2年(1659)、江戸の寺社御奉行所呈出した旧記勘例の中に、
「一、 五月中旬有 御田之神事是、、今之定例也」とありました。
もともとは旧暦(太陰太陽暦)の「サツキナカ(望・5月15日)」、
夏至のウルナミ(エネルギー)を享けいただくという思いが込められているのかもしれません。
冬至の満月は「ウイナメヱ」、現在の「新嘗祭」にあたり、相対しています。
ハツヒ(新月)・モチ(満月)アワ(天地自然)のウヤマヒです。


参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『縄文カレンダー』冨山喜子編
◎『宇治山田市史』宇治山田市役所編 国書刊行会
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。
編集:冨山喜子


『縄文カレンダー』
トホカミヱヒタメ暦!
ヲシテ文献の記述をもとに縄文時代の季節感や行事を、
現代のグレゴリオ暦と太陰太陽暦(旧暦)に表しています。
今に伝わる「ヒナマツリ」や「タナハタ」、「豆まき」等、祭りの発祥や謂れも、
たいへんに興味深く、古来日本の慣わしや精神、思想が覗え、
縄文の宇宙的概念や死生観をも読み取れる「コヨミ」です。
縄文カレンダーの一年は、冬の至りの満月からはじまります。
A4判カラー・竹紙20頁冊子形。
1冊1500円のところ、6月現在1冊1000円(送料込)でお分けいたします(^^)v

ご希望の方は、
送り先のご住所、お名前、希望冊数を下記までメールにてお知らせください。
冨山喜子【メール】yoshico1018@yahoo.co.jp



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☾アオヒマツリ【ウツキスヱ:旧暦四月末・西暦2024.6.5】

2024-06-06 23:14:29 | ナメコト(行事)
紀元前、弥生と呼ばれる時代のアオヒマツリは、
ウツキスヱ、盛夏(夏至)へと向かう準備のメヲマツリ。
イノチの源、メヲ(メカミヲカミ・陰陽)を讃えるお祭りです。





つきすえは あおひかつらの
めをまつり
  トシウチニナスコトのアヤ


 
ヲカミ(温・陽)の象徴に「アオヒ」を奉ります。
葉に滴りくる雨(サツユ・サミタレ)に活き活きとしています。
・天空に、・成り固まり、・開き来る。

メカミ(冷・陰)の象徴は、秋に実ってゆく力を貯め込んでおこうとする配慮から、
「カツラ」をお祭りします。
・赤くなる秋の要素が、・集まって、・下の方に広がっている。




京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の大祭、
葵祭は、西暦5月15日ですが、明治の改暦前は旧暦4月の中の酉の日に行われていました。

京都三大祭りの一つ「葵祭」は、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、
3年連続で「路頭の儀」を中止していましたが、
作年は雨天延期の16日、上皇ご夫妻もご覧になる中、4年ぶりに行われたそうです。





※写真:NHKnewswebより。



「アオヒ・カツラ」のメヲマツリには、ホツマツタヱに逸話も綴られています。
京都上加茂神社のご祭神ワケイカツチは、
ヲシテ文献には10代アマカミ・ニニキネと記されています。

ニニキネは、灌漑用水による京都の新田開拓の際、
災害をもたらす雷雨を火と水に分け、
人の役に立つように、コントロールできるようにと、
火のカミは雷の害を防ぐため、「愛宕神社」に祀り、
水のカミは水害を防ぎ利水をはかるため、「貴船神社」に祀りました。
アマテルカミはたいそう喜ばれ、
ニニキネさまに『ワケイカツチ』の讃え名を賜りました。


さて、時は11代アマカミ・ホオデミさまご即位の際、
御后トヨタマヒメさまが、産屋の屋根の吹き合わせず状態でお生まれになったのが、
ウガヤフキアハセス、12代アマカミとなるカモヒトさまです。
ホオデミさまが皇位を継がれたのちも、ミヤコに上がろうとしないトヨタマヒメ、、

トヨタマヒメは、
身重の身体で難破した船から岸まで自力で泳ぎ着いたことを恥じ、
また、産後の養生で寝転んでくつろいでいる姿を夫に見られてしまったことを恥じて、
ツクシの郷へ帰ろうと、貴船神社に居られました。

皇位を譲られたニニキネさまはオオエキミとなられ、
「アオイの葉」(ヲの象徴)と「カツラの葉」(メの象徴)を携えて、
貴船神社のトヨタマヒメのもとへ訪れ、
「どちらかがかけているのではありませんか?」とお尋ねになりました、、。

「養生のムロ(室)をのぞいたのはホオデミの恥じで、あなたの恥ではありません。
 難破した船より海に落ち、自力で岸まで泳ぎ着いたことは立派な事で恥ではありません。」
初代クニトコタチさまからの連綿と続くアマカミの御子を守らんとした、
健き(たけき)心をお褒めになり、大切なことには執着し、つまらぬことから離れる、、
ツク・ハナルの教えに、トヨタマヒメをおさとしになられました。

後に、ニニキネさまは、
ツクシ高千穂に向かわれ、高千穂峰でカミアガリなさいました。
中腹の霧島神宮でお祭りし、トヨタマヒメがワケイカツチのミヤ(上賀茂神社)でお祭りし、
ホオデミさまが都のミヅホのミヤ(琵琶湖東南岸)でお祭りしました。

喪があけて、ホオデミさまは、トヨタマヒメに和歌を届けました。
トヨタマヒメは「アオヒ」と「カツラ」の葉を添えて返し歌を詠みました。
迎えの輿にのり、トヨタマヒメはミヅホのミヤにお輿入れです。
京都上賀茂神社の葵祭りは、ニニキネさまの教えの様子を現在に伝えるお祭りです。


また、ホツマツタヱ27アヤに
「キフネ」貴船神社にまつわるフナタマの詳しい記述があります。
上賀茂神社や愛宕神社、貴船神社の御由緒も、ヲシテ文献にしっかりと描かれています。
以下抜粋です。

かしはでは ヒメはおもむろ   
ミヅハミヤ むかしなぎさに   
ちかいして ミソロのタツの   
ミタマゑて なもアヰソロの   
カミとなる タミヅおまもり   
フネおうむ キフネのカミは   
フナタマか フネはいにしえ 
  

トヨタマヒメのオモムロは、
ミツハのミヤ(貴船神社)にお納めしました。
それは昔、ヒメが海難事故に遭った時、ミソロのタツのミタマ(力)を
得て、自ら泳ぎ助かったことに由来します。
トヨタマヒメは「アヰソロのカミ」として祭られています。
貴船神社の奥宮がトヨタマヒメのお祭りのミヤです。

タツは水を司り、タミズ(農業用水)を守り、フネにも関与するモノです。
貴船神社は、10代アマキミ・ニニキネ(ワケイカツチ)が水の自然神ミツハノメを祭って、
水害を防ぎ、用水の確保に役立てようとしたことに始まります。
「キフネのカミ」とは、フネの創始や作り方の進展に功績のあったタマ(人々)に
感謝をする意もあって名付けられました。
フナタマ(船についての功労者)の歴史について述べましょう。


シマツヒコ くちきにのれる   
ウノトリの あづみかわゆく   
イカタノリ さほさしおぼえ   
フネとなす
            

フネの創始は、大昔のシマツヒコに遡ります。
クチキ(朽木)に乗るウノトリ(鵜)がアヅミカワ(滋賀・安曇川)を下ってゆくのを見て、
イカタ(筏:思い(イ)のままに右(カ)に左(タ)に川を下る)を組み、
竿を差して操縦する方法を見出し、フネを作りました。


コのオキツヒコ         
カモおみて カイおつくれは  
マゴのシガ ホワニなすナよ   
カナサキは オカメおつくる
   

シマツヒコの子のオキツヒコは、カモ(鴨)の足掻き走行を見て、
自ら漕ぐカイ(櫂)を発明し、
自走可能なカモ(ミシ)フネを作りました。

マゴ(孫)のシガは、風を受けるホ(帆)を考案し、
労力も極めて少ない快速船、ワニフネを作りました。

7代目の子孫カナサキ(住吉)の作ったオカメは、大型で多くのカイ(櫂)を
備え、多くの人や物資を乗せることができるようになりました。


そのマゴの ハデカミのコの   
トヨタマと ミツハメとフネ   
つくるカミ ムツフナダマぞ 
  

カナサキ(住吉)の孫のハデカミの子のトヨタマヒメは、フネの守りのカミです。
ミツハメ(水の自然神)を併せて、ムツフナタマ(六神のフナタマ)として祭ります。



参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
◎『縄文カレンダー』冨山喜子編
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります


『縄文カレンダー』
ヲシテ文献の記述をもとに縄文時代の季節感や行事を、
現代のグレゴリオ暦と太陰太陽暦(旧暦)に表しています。
今に伝わる「ヒナマツリ」や「タナハタ」、「豆まき」等、祭りの発祥や謂れも、
たいへんに興味深く、古来日本の慣わしや精神、思想が覗え、
縄文の宇宙的概念や死生観をも読み取れる「コヨミ」です。
縄文カレンダーの一年は、冬の至りの満月から月の巡りの十二カ月です。
A4判カラー・竹紙20頁冊子型。
一冊1000円(@1500円を立夏よりお値引き+送料込)でお分けしています。

ご希望の方は、
送り先のご住所、お名前、希望冊数を下記までメールにてお知らせください。

冨山喜子
【メール】yoshico1018@yahoo.co.jp







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