初夏の満月を迎えます♡
だいぶ日が長くなってきました!
なんだか得したように感じます♪
少し前になりますが、ご近所さんの田植えのお手伝いにいってきました。
幼保園のお友だちとお母さんたちや先生も加わって、あっと言う間に田植え完了です。
ヤモリやカニ、おたまじゃくしもいっぱい採れました。
田圃でみんなで食べるお結びはほんとうに美味しいですね♡
◎サビラキ:ウツキナカ(旧暦四月中旬)
夏のはじめの満月、サビラキ(早苗開き・サ(南)開き)のお祭りをします。
田植えに必要な雨が、この時期に十分にもたらされる、
サミタレ(五月雨・梅雨)の恵みへの感謝の行事です。
つきなかは さびらきまつる
ゐなるかみ ミカサフミナメコトのアヤ
『さ』
*地平線・水平線・大地・表面のイメージ。
*上からもたらされるモノコトをそのまま広く受け止める、一旦止める。
*「南」。太陽が一番高く昇る方角、南中正午のヒルナミを享ける大地。
*「能動的」「否定的」下から広く働きかける、圧、力の反発。
お供えはフキの葉で包んだ豆ごはん。フキは抗酸化作用もあり身近な薬草です。
三重県の郷土料理「蕗俵」(ふきだわら)は、豆ご飯を蕗の葉で包みます。
田植えの時期に行う農耕神事では、田の一角に蕗俵を御供えし、
豊作を祈願するそうです。
「宮中神事」
◎御笠神事【四月十四日】(現西暦五月十四日)
内宮では風日祈宮の祭、外宮では風宮の祭であるが、内宮ではこの日、
日祈内人(ひのみのうちんど)が御榊三本に御笠縫の奉れる蓑笠を三つ取付けたのを捧げ、
神官一同櫻宮の前から次第に宮中に進み、祝詞を奏し、御笠をば玉串御門に納め、
外宮では禰宜以下北御門口鳥居の南に列し、物忌が矢と菅と蓑とをつけた榊を捧げ、
長官先登して本宮に至り、物忌が右の榊を供え、長官が祝詞を上げ、八度拝して退下するのである。
『風日祈宮』 伊勢神宮ホームページより抜粋。
ご祭神は伊弉諾尊(イサナギ)の御子神で、特に風雨を司る神、
級長津彦命・級長戸辺命。
雨風は農作物に大きな影響を与えますので、神宮では古より正宮に準じて丁重にお祭りしています。
毎年五月十四日と八月四日の二度、風雨の災害が無いよう、また五穀が豊かに実ることを祈願する風日祈祭です。
由緒は、延暦二十三年(八〇四年)の『皇大神宮儀式帳』四月例十四日の条に
「以御笠縫内人造奉御蓑廿二領、御笠廿二蓋、即散奉、太神官三具(中略)風神社一具」とあり、
古くは「風神社」とも称されていた。
「御笠縫内人」とは、延長五年(九二七年)の『延喜大神宮式』には、
「是日(旧暦四月十日をさす)笠縫内人等供進蓑笠」とあり、
四月十日に風雨の平らかなることを祈願して蓑や笠を奉るために設けられた特別な職掌でした。
後世、鎌倉時代頃には、このお祭りを「御笠の神事」とも称した。
「衣食住」
◎御衣帷子【四月十四日】
皇大神宮の神御衣祭(かんみそさい)で、御衣をば御糸郷なる機殿で奉織し、
同所より大神宮に奉納する神事がある。
この神事の済むまでは、何程暑い年でも町家で帷子を着ないという習わしであった。
又女はこの朝より御祭典の済むまでは縫針の手を止め、
殊に宇治地方では四月一日より十三日まで機殿に於ける御衣の機織中、
朝より晝まで自分どもの機織を忌み憚るという風もあった。
参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
◎『縄文カレンダー』冨山喜子編
◎『宇治山田市史』宇治山田市役所編 国書刊行会
◎『伊勢神宮』ホームページhttp://www.isejingu.or.jp/index.html
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。
『縄文カレンダー』
ヲシテ文献の記述をもとに縄文時代の季節感や行事を、
現代のグレゴリオ暦と太陰太陽暦(旧暦)に表しています。
今に伝わる「ヒナマツリ」や「タナハタ」、「豆まき」等、祭りの発祥や謂れも、
たいへんに興味深く、古来日本の慣わしや精神、思想が覗え、
縄文の宇宙的概念や死生観をも読み取れる「コヨミ」です。
縄文カレンダーの一年は、冬の至りの満月から月の巡りの十二カ月です。
A4判カラー・竹紙20頁冊子形。
1冊1000円(@1500/五月よりお値引き)と送料でお分けしています。
ご希望の方は、
送り先のご住所、お名前、希望冊数を下記までメールにてお知らせください。
冨山喜子
【メール】yoshico1018@yahoo.co.jp
【ブログ】喜びの種☆:http://blog.goo.ne.jp/ten380445
日々の暮らしの中、縄文の息吹を感じていただけたらと思います。
ありがとうございます。