喜びの種☆

yoshicoの徒然日月
ひとふたみよ
いつむゆななやここのたり、、ももちよろず
天の数歌

冬の至りの満月*縄文カレンダー2021はじまりです。

2020-12-29 23:45:03 | こよみ
旧暦シモツキナカ(旧暦11月16日・西暦12月30日)

『縄文カレンダー』トホカミヱヒタメ暦
 西暦2021年度版 はじまりです。





冬の至りの満月は凛と冴え、長い夜を照らします。
シモツキ・ナカ(旧暦・和暦十一月望)より、の季節に入ります。
の守り:シモツキナカからシワストシワケ
      冬至から節分頃 2020年12月30日~2021年2月11日






●ウイナメヱ【シモツキ・モチ(西暦2020年12月30日)】

ウイナメヱは、「為しゆくめくりのはじまり」の意。
冬至を越え、ヲカミ(一温)の再来を祝い、
大宇宙の中心と季節のもたらす恵みを祭り、祖先を祭る行事。

また、オオナメヱ(現大嘗祭)は、アマカミ(天皇)の位についたことを
モトアケのモロカミ、アメツチのカミに報告し祈る祭りで冬至る日に行れます。
二代アマカミ・クニサツチ時代の「コホシ(九星・九座)マツリ」に由来します。
コホシ(アウワ・トホカミヱヒタメ)を祭り、ヲガミの再来を祝います。

三歳児は髪置きの儀、五歳より言葉を習うアワウタを教えるようになります。
男児は袴、女児は被衣、正装での儀式です。
七五三の起源、縄文の年度初めです。  

ウイナメヱ・オオナメヱ(令和大嘗祭)、詳しくはコチラ↓をご参照ください。
https://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/2efb0d5bfb2b5ae152e33bb0b26ecf17


ヱの季節
冬の至り(シモツキ・ナカ)より、ネ(北)の守りです。
メカミ(冷たさを為す働き)の極まる『冬至』を過ぎ、
ネ(根・固める働き)にヒウ(一温・温かさを為す働き)を招きます。
ヒトヲカミ(一温)のもたらしに地中は潤いますが、
ミメカミ(三冷)の及ぼしに雨は雪と凍ります。
下弦から新月に向かい、物質形成の働きが最も強まる時期、
黒豆や薬草の粥で身体に力を備えるようにします。


2020年の旧暦は、4月が二回の13月の年でした。
その影響で、今年は冬至をだいぶ過ぎての満月です。
グレゴリオ暦の大晦日と近いので、縄文の年越しの行事もご紹介します。



天地自然の安寧を祈願し、「トシノリカミ」と「ヤマサカミ」をお祭りします。
カ(西)をヒラキ(柊)とヰワシ(鰯)で塞ぎます。
ウラジロやユヅリハで〆め飾り、麦を食して年越えのお祭りとします。


◎トシノリカミ
初代クニトコタチの時代、
「キ・ツ・ヲ・サ・ネ」(東西中央南北方位、季節の守り)と
「ア・ミ・ヤ・シ・ナ・ウ」(食べ物・イノチ(生命)の守り・アメのもたらしと地上の育み)の
ソヒ(十一)カミを祭り、「トシノリカミ」としました。
東西南北中央、、中央にミハシラをイメージして、
宇宙からのもたらしと大地の育み、
とは、「ピラミッド」?!
わたしたちはみんな、その守りの内にある、、。ということですね。


◎ヤマサカミ
七代イサナギ・イサナミの時代(大きく事が整えられてきた時代)、
コヨミを守る役目を担ってもらうため、「ヤマサ」の八カミを添えて祭ることにしました。
自然神の八つの働きを祭ります。

・ウツロヰ(大気)
・シナトヘ(風)
・カクツチ(火)
・ミツハメ(水)
・ハニヤス(土)
・自然界のヲヲトシカミ(穀物を成らせる)
・スヘヤマスミ(木々が雨から土を守る)
・タツタヒメ(火災からの守り)

トシワケには、天地自然の安寧を祈念する!



トシノリカミ・ヤマサカミについて、
ホツマツタヱ《ニ十ニアヤ・オキツヒコ・ヒミツノハラヒ》より
抜粋で祭祀のノト(祝詞)をご紹介します。
大晦日の祓いの祝詞です。



ひさかたの アマテルカミの       
はつみよに ヒヨミのとりの   
カおつぐる きつおかなねの       
とつぎして トシノリカミの   
あれませる そのソヒカミお        
ヱトモリと アミヤシナウて   
ヤミコなる アメフタカミの        
みことのり

        

ひさかたの八代アマテルカミのご治世の初めの時の事、
ヒヨミのとりのカ(マツリゴト(政)の執り始めの日)を告げる際において、
トシノリカミ(キツヲサネ・アミヤシナウ)のソヒ(十一)カミを
ヱトの守りとして祭祀なさいます。
さらに、アメフタカミ(七代イサナギ・イサナミ)のみことのりにより、
ヤマサのヤ(八)カミをともに祭祀することとなりました。


これにたまはる         
ヒヱのナわ ウツロイのカミ   
つぎのナは シナドベのカミ       
ミツのナは カグツチのカミ   
ヨツのナは ミツハメのカミ   
ヰツのナは ハニヤスのカミ   
ムツのナは ソロヲゝトシの        
ちからもる ヲゝトシカミと   
たゝえます ナゝナはみなの   
もとしける スベヤマズミの       
カミとなる ヤおとのカミわ   
ホのしづめ タツナミおさむ        
タツタヒメ おのおのミナお   
たまはりて コヨミおまもる   
ヤマサカミなり         
このカミの つねにめぐりて        
まもるゆえ ヒミツのわざの   
さわりなし
          


『これにたまはる
ヒヱ(長兄)の名は、「ウツロイのカミ」
つぎの名は、「シナドベのカミ」
三ツの名は、「カグツチのカミ」
四ツの名は、「ミツハメのカミ」
五ツの名は、「ハニヤスのカミ」
六ツの名は、ソロヲヲトシ(田畑作物の豊穣)のチカラを守る「ヲヲトシカミ」
七の名は、ミナのモトシケル(水の貯留に有効な森林を守る)「スベヤマスミのカミ」
八オト(弟・妹)のカミは、タツナミおさむホのシヅメ(火災から守る)「タツタヒメ」、
各々名を賜りて、コヨミを守る「ヤマサカミ」なり。』

このヤマサカミが常に天地の巡りを守ってくれているので、
人々に降りかかる「火」(ヒ・火)や「みつ」(ミツ・水)の障害も防ぐことができるのです。


~中略~


チカヒには ミハシラたてよ   
このときに アマツミコトの   
さたまれば カシキのユフの   
ミテグラに ヒミツおむすぶ   
オキツヒコ こゝもタカマの   
ハラなれば ヨゝにちかふる   
のりこちに

         

『チカヒには、ミハシラたてよ』
カシキ(赤・白・黄)のユフ(幣)のミテクラ(祭りの中心)は、
タカマのハラ(大宇宙・アモト)に見立てられ、同一の場所の意味を持ちます。

この清らかな祭りの場の祈りは、万物の端々にまで届いて、
生活にさし障りの無き事を実現してくれるでしょう。
オキツヒコは、火みつ(ヒミツ・火水)のノト(祝詞)を奏上します。


もしもクニユリ         
ナルカミの さわるさわりの   
あらんとき キネのヒトキお   
ヰヤシロに ヱトのムソカに   
もりあまる ヤナヰカクロヒ   
ウツロもる ウツロイのカミ   
あらはれば たとえナルカミ   
クニゆるも イヅワザなして   
しづむべし

           

『もしもクニユリ(地震)やナルカミ(雷)のさわる障りのある時も、
キネ(東北)のヒトキ(一樹)をヰヤシロ(カミを招く拠り所)に、
ウツロイのカミを祭って下さい。
日々を守るヱトのカミの守りから外れたヰカ(五日)のクロヒ(黒日)を守る、
ツロヰのカミが現れたならば、たとえナルカミ(雷)やクニユリ(地震)が
鳴動しても、ヰツワザ(極めて優れた働き)を発揮して鎮めてくれるでしょう。』


もしもムラクモ                   
カおうばひ みちにさわりの   
あらんとき シナトベのカミ   
あらはれば みちのカうばふ   
やえくもお シナドのカゼに   
おしはらひ ヨモあけかたと   
しらすべし

          

『もしもムラクモ(暗雲)が天地を覆い、光を遮るような障りのある時も、
シナトベのカミが現れたならば、みち(ミチ・成り行く力)の光を遮るヤエクモ(幾重もの厚い雲)を
シナトのカセ(風・変化を為さしめる働き)に押し祓い、ヨモ(四方・見渡す限り)明け方としらすことでしょう。』


もしもヒけがれ         
あらんとき カグツチのカミ   
あらはれば たとえオダキの   
かくやあれ さらにヒウチの   
あらためて きよきアタゴと   
しきみより ミカマトきよく   
まもるべし

            

『もしも火(ヒ・火)によるケガレ(穢れ)がある時も、
カグツチのカミが現れたならば、たとえオダキのカクヤあれ(種火の炎が消えてしまう)のような不祥事が起きても、
さらにヒウチ(火打ち)のあらためて、キヨキアタゴ(清い火)とシキミ(樒)により、
ミカマド(竈)を清く守ってくれるでしょう。』
 ※現在でも京都市の愛宕神社などの神事には榊ではなく、シキミが使われています。
  シキミ(有毒)を挿した水は、腐りにくい。~ウィキペディア~


もしもホワザの         
あらんとき タツタメのカミ   
あらはれは たとひホノホに   
はたるとも タツタにしづめ   
のぞくべし

            

『もしもほワ座(ホワザ・火災)のある時も、
タツタメのカミが現れたならば、たとえホノホにハタルとも(火災に建物が苛まれたとしても)、
タツタ(タツの働きで水を吐きかけ)に鎮め消火してくれるでしょう。』


もしもヰのミツ         
くみたえて ミケツのさはり   
あらんとき ミヅハメのカミ   
あらはれば いてのしミヅお   
いさぎよく あらためかえて   
ひとふるに ミカメもきよく   
まもるべし 
          
 

『もしも井戸の水が汲み絶えて、ミケツ(飲食)の障りがある時も、
ミツハメのカミが現れたならば、井戸の清水を潔く新たに入れ替えて、
ミカメ(水瓶)も清く守ってくれることでしょう。』


もしもミワサの         
あらんとき スベヤマヅミの   
あらはれば たとひナガアメ   
あぶれても ヤマはしげきに   
もちこたえ なかれおふかく   
なすことも つねにイセキお   
まもるなり みなカンチカヒ   
いちしるきかな

         

『もしもみわさ(ミワサ・水害・洪水)のある時も、
スベヤマツミのカミが現れたならば、
たとえ長雨が続いても、治水を担う山林の豊かさで洪水を防ぎ、さらに保水量を深く大きくし、
イセキ(井堰)から常に農業用水の豊かさを確保し守ってくれることでしょう。
このヤマサカミとのチカヒ(誓い)こそ、明らかなものであります。』


このときに トシノリカミの   
マテにある オゝトシカミと   
ハニヤスメ オゴロもともに   
チカヒして いさきよかれと   
カンホギに ホギノリなせる

   

オキツヒコがノト(祝詞)を奉りました時、
トシノリカミ(キツヲサネ・アミヤシナウ)のまて(マテ・左右・両手)にある、
オオトシカミ、ハニヤスメとオゴロも共にチカヒ(誓い)しました。
いさきよかれ(イサキヨカレ・とても清らかに美しくある)を願い、
実現を誓い、ホギ(讃える事)のノリ(祝詞)を為しました。


かなぎゆひ タキヒもきよく   
ミヅきよく ミカマトきよく   
みなきよく ヒミツのミツの   
たからおの すさみなけれは   
いさぎよく にあくるみけの   
ヒモロゲお さゝぐるすえも   
きよらかに むすぶヒミツの   
キヨハラヒ ヨツキタカラと



タキヒ(焚き火)もきよ(キヨ・清・来たりしも良い)く、
ミツ(水)清く、ミカマト(竈)清く、ミナ(皆)清く。
ヒ・ミツ(火水)のミツ(瑞・際立っての素晴らしさ)のたから(タカラ)緒の、
すさみ(スサミ・荒み)も無ければ、イサキヨク(潔く・清く)、
お料理の出来上がりも、お出ししたのちも、
とてもきよ(キヨ・清・来たりしも良い)らかです。
むすぶ「ヒ・ミツのキヨハラヒ」です。


ヨツキタカラと         
すさましく しつむチカヒの   
いさおしお ユキスキハニの   
ヲゝンカミ きよしめさるゝ   
キヨハラヒ ヒミツおカミに   
つゝしみて きよめたまえと   
まうしてもふす 
        


ヨツキタカラ(詳細未詳)とスサマシク(詳細未詳)、
シツ(鎮)むるチカヒ(誓い)を成し遂げた事のイサオシ(功績)を、
ユキスキ(アユキ・ワスキ・逝き来のミチなど)・ハニ(大地)、
大宇宙の源にも、天地のすべてにも、行き渡らせようと、
ヲヲンカミ(アマテルカミ)も御自ら清し召されてキヨハラヒを奏上なさいます。
この「ヒ・ミツのハラヒ」を諸々のカミ(臣・司)にも、
ツツシミ(謹み・慎み)て、清め給えとまうしてもふす。


参考文献・参照資料
◎ヲシテ文献の世界へようこそ:日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
◎ホツマ辞典:池田満著・展望社 
◎よみがえる日本語:青木純雄・平岡憲人著・明治書院
◎よみがえる日本語Ⅱ:青木純雄・斯波克幸著・明治書院 
◎ホツマツタヱ勉強会(いせの会)講義資料。
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。

『縄文カレンダー◇2021』ご希望の方は、
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『縄文カレンダー◇ホツマことほぎ勉強会』12月の予定

2020-12-08 21:52:05 | ほつまことほぎ勉強会のお知らせ
『縄文カレンダー◇ホツマことほぎ勉強会』12月の予定
【志摩・杉並区・飯能】

こちらでは勉強会やワークショップの予定を一覧でご案内しています。
決まりましたら随時アップしていきます。

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◎12月の予定(12/8現在)

古来日本の慣わしや祭り、縄文の宇宙的概念や死生観をも読み取れる「コヨミ」。
古代ヒノモトの叡智をご紹介します。
漢字伝来以前の日本独自のヲシテ文字は一音韻一文字、
「見えないエネルギーの性質や働き」を表しています。
「ヲシテ48文字」の解説や、楽しく覚えるアワウタも伝授いたします。
日本のルーツを展開します。
ヒノモト縄文、ぜひご体感ください!


◆12月18日(金) 【志摩】南張
『ホツマなんばり勉強会』第58回 18:30~ 
◎場所:志摩市浜島町南張73
◎会費:1500/ 縄文カレンダー2021別途1500/


◆12月21日(月) 【東京】久我山あそびのにわ
『縄文カレンダー勉強会』 13時〜15時
◎場所 : あそびのにわ 杉並区久我山4-2-4久我山センタービル3F
◎参加費:2000/ 縄文カレンダー別途1000/
https://www.facebook.com/events/194826425552187


◆12月23日(水) 【埼玉】飯能市
◎12時半~15時半
◎場所:名栗の杜 埼玉県飯能市上名栗571
◎ホツマツタヱの4~6アヤ 古代の叡知への誘い
◎参加費:2000/ 
 ※カレンダー別途1500/・テキスト②(4-6アヤ)別途1000/
https://www.facebook.com/events/4836780159696290/


※参加申込およびお問合せ先:✉yoshico1018@yahoo.co.jp

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