秋のはじめのユミハリ(弓張月)、
旧暦七月七日(アフミツキ)、『タナハタ』です。
古代日本の「縄文文字ヲシテ」の文献に、「タナハタ」の行事が記されています!
七夕伝説「織姫・彦星」の物語は、大陸、中国のお話、、
『ヲト・タナハタのホシマツリ』、、とは、どんなお祭りだったのでしょう✨
著作者JoeParks
「ヲト」とは、見えないつながりを表しています。
夜空の星を見上げ、ヒトのはじまりやコノヨのはじまりに思いを馳せ、
アメ(天)にココロをかよわせます。
「タナ・ハタ」~ヲシテでことほぎ(言解き)~
タ:天地自然の恵みを集め、ナ:成し(生し)・調和させる。
ハタは、「ハタオリ(機織り)」のこと。
また、ミハタという言葉には、
マツリコト(政治)やフミ(文)、ヲシテ(教え)などの意があります。
「ハタオリ」は、アメツチをつなぐアマカミとトミ・タミがひとつになり、
マツリゴトや祭りを行うことにも準えられ、
ハタオリの名人はとても尊敬されていました。
「ホシマツリ」~ほつまことほぎ(言解き)~
縄文哲学の宇宙的概念は、死生観と密接につながっています。
ヒト(人)のタマは、
大宇宙の中心の「アモト」から分け降され、
クニタマ(地球)で、母のコミヤ(子宮)に宿ったコタネと結ばれ、
やがて誕生します。
大宇宙の中心「アモト(アウワ)」
わたしたちはそこから来て、イノチが尽きると、またそこに還ってゆく、、
ご先祖さまもみんないる、、
星を奉り、目に見えないつながりを思い、祖としての宇宙の源にココロかよわせる、、
七夕は、ご先祖さまとのつながりを思い、感謝するお祭りです。
今年は西暦八月二十八日です。
このホシマツリは、ユミハリの七日から十五夜(満月・西暦九月五日)まで続きます。
ユミハリにうむ
イウとアサ ヲトタナハタの
ホシマツリ ◇ミカサフミ・ナメコトノアヤ
マヲマユミ ヰトおつむぎて
タクハタや アワのほぎうた
カヂにオシ ◇トシウチニナスコトノアヤ
マヲマユミ、、
マヲとは、「麻糸を績む」というヤマトコトハ。
七月七日(弓張月)に、
祖先のいるアモト(宇宙の中心・北極星の向こう)に思いを馳せ、
ご先祖さまとのつながりを思う。
「糸績み」は「はじまりの儀式」を示しています。
つながりの「たて糸」を張る、、
人の誕生の不思議や祖先に感謝を捧げ、宇宙の源とココロをかよわせます。
ご先祖さまから受け継いだこの世、、
そして、よじれやゆがみのないように、ココロを込めて「よこ糸」を織り成す。
恵みを織る、、
また、秩序やマツリゴト、家や社会に準えて、
機織りは、アメのノリ(法則)を目に見える形にする、「整えていく」という、
女性に託されたもっとも神聖な仕事でした。
星を奉り、美しいタクハタ(梶、楮などの草木繊維の上等な織物)や大麻布を供えます。
アワのホギウタ(祝ぎ歌)、カヂにヲシ
カヂ(梶)の葉に、「アワのホギウタ(天地自然を言祝ぐウタ)」を書き記し、
お供えしていました。
葉にウタをしるす、、葉書き、、
ササの葉に「願い事」の短冊を結ぶ風習のルーツとみられます。
京都冷泉家でいまも行われている七月七日の「乞巧奠(きっこうてん)」では、
お供えの一つとして梶の葉に和歌を書いて水に浮かべたり、
葉に和歌を書いて結び捧げるそうです。
『タナハタのホシマツリ』のルーツ、、
「宇宙の源・アウワ」は、宇宙創造祖「アメミヲヤ」の位置であり、
人類初発「ミナカヌシ」、そして初代アマカミ「クニトコタチ」の位置でもあります。
アウワの周囲を取り巻く八つのホシ「トホカミヱヒタメ」は、
二代アマカミ「クニサツチ」と呼ばれるヤミコ(八皇子・八王子)に準えられました。
中心の「アウワ」と「八つのホシ」の「コホシ(九星)」を奉る。
タナハタは、「コホシマツリ」に由来します。
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