喜びの種☆

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天の数歌

『タナハタのホシマツリ』(西暦2017.8.28)

2017-08-22 01:24:32 | こよみ

秋のはじめのユミハリ(弓張月)、

旧暦七月七日(アフミツキ)、『タナハタ』です。
古代日本の「縄文文字ヲシテ」の文献に、「タナハタ」の行事が記されています!

七夕伝説「織姫・彦星」の物語は、大陸、中国のお話、、
『ヲト・タナハタのホシマツリ』、、とは、どんなお祭りだったのでしょう✨



著作者JoeParks


「ヲト」とは、見えないつながりを表しています。
夜空の星を見上げ、ヒトのはじまりやコノヨのはじまりに思いを馳せ、
アメ(天)にココロをかよわせます。

「タナ・ハタ」~ヲシテでことほぎ(言解き)~
タ:天地自然の恵みを集め、ナ:成し(生し)・調和させる。
ハタは、「ハタオリ(機織り)」のこと。
また、ミハタという言葉には、
マツリコト(政治)やフミ(文)、ヲシテ(教え)などの意があります。
「ハタオリ」は、アメツチをつなぐアマカミとトミ・タミがひとつになり、
マツリゴトや祭りを行うことにも準えられ、
ハタオリの名人はとても尊敬されていました。

「ホシマツリ」~ほつまことほぎ(言解き)~
縄文哲学の宇宙的概念は、死生観と密接につながっています。
ヒト(人)のタマは、
大宇宙の中心の「アモト」から分け降され、
クニタマ(地球)で、母のコミヤ(子宮)に宿ったコタネと結ばれ、
やがて誕生します。

大宇宙の中心「アモト(アウワ)」
わたしたちはそこから来て、イノチが尽きると、またそこに還ってゆく、、
ご先祖さまもみんないる、、
星を奉り、目に見えないつながりを思い、祖としての宇宙の源にココロかよわせる、、

七夕は、ご先祖さまとのつながりを思い、感謝するお祭りです。
今年は西暦八月二十八日です。
このホシマツリは、ユミハリの七日から十五夜(満月・西暦九月五日)まで続きます。





ユミハリにうむ 
イウとアサ ヲトタナハタの 
ホシマツリ ◇ミカサフミ・ナメコトノアヤ

マヲマユミ ヰトおつむぎて
タクハタや アワのほぎうた
カヂにオシ ◇トシウチニナスコトノアヤ 
 
       



マヲマユミ、、
マヲとは、「麻糸を績む」というヤマトコトハ。
七月七日(弓張月)に、
祖先のいるアモト(宇宙の中心・北極星の向こう)に思いを馳せ、
ご先祖さまとのつながりを思う。
「糸績み」は「はじまりの儀式」を示しています。


つながりの「たて糸」を張る、、
人の誕生の不思議や祖先に感謝を捧げ、宇宙の源とココロをかよわせます。
ご先祖さまから受け継いだこの世、、
そして、よじれやゆがみのないように、ココロを込めて「よこ糸」を織り成す。

恵みを織る、、
また、秩序やマツリゴト、家や社会に準えて、
機織りは、アメのノリ(法則)を目に見える形にする、「整えていく」という、
女性に託されたもっとも神聖な仕事でした。
星を奉り、美しいタクハタ(梶、楮などの草木繊維の上等な織物)や大麻布を供えます。


アワのホギウタ(祝ぎ歌)、カヂにヲシ
カヂ(梶)の葉に、「アワのホギウタ(天地自然を言祝ぐウタ)」を書き記し、
お供えしていました。
葉にウタをしるす、、葉書き、、
ササの葉に「願い事」の短冊を結ぶ風習のルーツとみられます。
京都冷泉家でいまも行われている七月七日の「乞巧奠(きっこうてん)」では、
お供えの一つとして梶の葉に和歌を書いて水に浮かべたり、
葉に和歌を書いて結び捧げるそうです。



『タナハタのホシマツリ』のルーツ、、
「宇宙の源・アウワ」は、宇宙創造祖「アメミヲヤ」の位置であり、
人類初発「ミナカヌシ」、そして初代アマカミ「クニトコタチ」の位置でもあります。
アウワの周囲を取り巻く八つのホシ「トホカミヱヒタメ」は、
二代アマカミ「クニサツチ」と呼ばれるヤミコ(八皇子・八王子)に準えられました。
中心の「アウワ」と「八つのホシ」の「コホシ(九星)」を奉る。
タナハタは、「コホシマツリ」に由来します。





『縄文カレンダー』一冊1,000円でお分けしています。
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折り返し、振込先等、ご連絡申し上げます。
【Mail】yoshico1018@yahoo.co.jp
日々の暮らしの中、縄文の息吹を感じていただけたらと思います。
ありがとうございます。

災害地で被災されている大勢の方々へ心を寄せて、、
復興支援活動を行っている『一般社団法人OPENJAPAN』、
及び『南阿蘇よみがえり』への復興ボランティア支援金として
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アフミツキ朔(西暦2017.08.22)

2017-08-21 23:17:04 | こよみ

夏休みも残り少なくなってきました!
少しずつ日の沈む方角も南に傾き、
暗くなるのも少し早くなったように感じられます。

アフミツキ(旧暦7月)です。
季節は立秋を過ぎ、残暑のはじまり。







「ホ」の カ(変化させ)・ミ(生じる)は、
夜中にキネ(東北)に位置します。※天の川のかかる方角。

その「ナメ」(成さしめ・及ぼし)の働きにより、
(天空)に フメ(二本の冷たさの働き)が立ち、
秋風が暑さをやわして涼しさをもたらします。
アフツキです。

「ホ」のカミカタチ(文字形)は、
オ母音のハニ(□・固体・四角・クニ・安定する)に
二本のハシラ(メ冷・ヲ温、共に二本ずつ)が、仲睦まじく立つ形。


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ミナツキ(西暦2017.07.23~08.21)

2017-08-09 00:47:32 | こよみ
「ミナツキ」(旧暦六月)です。

今年は閏サツキが挿入されたので、ちょっと遅めですが、、
ミナツキ朔は、本来、天の川がひときわ輝く「夏至の新月」にあたります!



著作者JoeParks


この旧暦ミナツキの新月に志摩・鳥羽ではお祭りが行われます。
志摩町和具天下の奇祭といわれる『潮かけ祭り』や富士講の夜の祭り『おしょうじ』。
鳥羽の国崎の海女の祭り『御潜神事』など。

『御潜神事ミカヅキシンジ』はヤマトヒメさま所縁の神事!
遥か2000年の歴史を誇ります。
詳しくは、イセシマホツマをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/08bf1a9b758cab36c75d9188e1846332

最も興味深いのは、潮かけ祭り前夜に行われる富士講の「おしょうじ(煙かぶり)」。
「アートートー・アートート」と掛け声されますが、
「南天の天の川」を祭り伝えられたものかもしれないと思うと、
もうワクワクでお目目キラキラです。(笑)
詳しくは、イセシマホツマをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/5555fb429b5690c5a34e1da7c9323e69


そして、満月(西暦8/8)を超え、翌新月の前の晦日(西暦8/21)が一年の折り返し、
「大祓チノワヌケ」の習わしが教え広められたと、ヲシテ文献には記されています。





ミナツキ(旧暦六月)になり、ハニ(地面)にミツ(水)が浸み渡りますが、
地表はまだまだ熱く、熱さと冷たさの競い合いで雷も多く発生します。
熱さが勝っているため(温三vs冷一)、段々と暑くなり、乾燥してきます。
ミナツキ(水無月)です。
また、「ミ(実)」の「ナ(成ってくる)」という意もあります。

ミナツキ末頃は、最も暑く乾き、苦しい時期です。
夏越しの祓いのモモマツリは桃の実に活力(チ・チカラ)を得ます。
桃の葉を煮出した水で行水すると、汗疹がおさまるそうですよ!

今年の立秋は、ミナツキの十五夜おつきさまでしたが、
古代日本の夏から秋への季節の変わり目は、フミツキ朔です。
その前日、ちょうど一年の折り返し地点、
ミナツキ晦日はミナの祓い、チノワ抜けの行事です。
紀元前からの行事とは驚きです!

ヰソラとは、「暑さや乾きの災い」や「心をそらせる悪影響を及ぼす働き」など。
チノワとは、「大自然のエネルギーの集まる循環の輪」。

チノワをくぐり、ヰソラ(ミナ)を払う行事。
夏から秋への季節の変わりを心身に実感させます。
健康長寿の習わしとして、教え広められました。


夜には秋の虫たちも鳴き出しました。
熱帯夜はもう終わりかな?


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