京都の葵祭りは、西暦五月十五日ですが、その元おりがヲシテ文献に記されています。
夏の三分の一が終わり、盛夏に入る準備の「メヲのお祭り」行事です。
ツキスエは アオヒカツラの
メヲまつり (トシウチニナスコトのアヤ)
ウヲ(最強の温)のウツキ末(西暦六月初め頃)、夏至る盛夏はすぐそこです。
もうすぐ降り出すサツユのサミダレ(梅雨)の恵みを実感する「メヲのお祭り」です。
メ・ヲ、どちらの働きもなくてはならない大切ないのちの源。
ヲの象徴として「アオヒ・葵」を飾ります。
アオヒの葉は、滴ってくる雨に活き活きしてきます。
『ア・天空に オ・固まる働きが ヒ・開き来る』
ヲ(温)が地上いっぱいになり、
秋に実ってゆく力を貯め込んでおこうとする配慮から、
カツラ(ヒカゲカツラ)をメの象徴として祭ります。
『カ・赤くなる秋の要素 ツ・集まって ラ・下の方に広がっている』
ホツマツタヱには、「アオヒマツリ」の逸話もあります。
十代アマカミ・ニニキネ(瓊瓊杵尊)さまは、灌漑用水による京都の新田開拓の際、
災害をもたらす雷雨を火と水に分け、人の役に立つようにコントロールできるようにと、
雷の害を防ぐため、火のカミは「愛宕神社」に、水害を防ぎ利水をはかるため、水のカミは「貴船神社」に祀りました。
アマテルカミはたいそうよろこばれ、『ワケイカツチ』の讃え名を賜りました。
京都上加茂神社のご祭神です。
十一代アマカミ・ホオデミと御后トヨタマヒメ
トヨタマヒメさまが産屋の屋根の吹き合わせず状態でお生まれになったのが、
ウガヤフキアワセズ、十二代アマカミ・カモヒトさんです。
ホオデミさまが皇位を継がれたのちも、ミヤコに上がろうとしないトヨタマヒメ、、
トヨタマヒメは、身重の身体で難破した船から岸まで自力で泳ぎ着いたことを恥じ、
また、産後の養生で寝転んでくつろいでいる姿を夫に見られてしまったことを恥じて、
ツクシの郷へ帰ろうと、貴船神社に居られました。
皇位を譲られたニニキネさまはオオエキミとなられ、
貴船神社のトヨタマヒメのもとへ訪れ、
アオイの葉を男性に例え、カツラの葉を女性に例え、
どちらかがかけているのではありませんか?とお尋ねになりました、、。
のぞいたのはホオデミの恥じで、あなたの恥ではありません。
海に落ちて、岸まで泳ぎ着いたことは立派な事で恥ではありません。
初代クニトコタチさまからの連綿と続くアマカミの御子を守らんとした、
健き(たけき)心をお褒めになり、
大切なことには執着し、つまらぬことから離れる、、
ツク・ハナルの教えに、トヨタマヒメをおさとしになられました。
後に、ニニキネさまはツクシ高千穂に向かわれ、
高千穂峰でカミアガリなさいました。
中腹の霧島神宮でお祭りし、
トヨタマヒメがワケイカツチの宮(上賀茂神社)でお祭りし、
ホオデミさまが都のミヅホの宮(琵琶湖東南岸)でお祭りしました。
喪があけて、ホオデミさまはトヨタマヒメに和歌を届けました。
トヨタマヒメはアオヒとカツラの葉を添えて返し歌を詠みました。
迎えの輿にのり、トヨタマヒメはミヅホの宮にお輿入れです。
京都上賀茂神社の葵祭りは、ニニキネさまの教えの様子を現在に伝えるお祭りです。
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