続・てんしん日記2022

teacapブログから引っ越しました。
花の写真、本の感想、日々のできごと等々かな。

会津へ

2012-05-14 07:31:00 | お出かけ
 西宮行きの準備をしているところへ会津の次兄の訃報が入りました。18年間を癌と闘っていた会津の兄のお通夜へと急きょ車を北へ走らせました。今回は娘も一緒なので私は運転の心配をせず、荷物のように揺られていました。
 福島へは震災後初めて行きます。ちょうど家へ届いた野菜セットを持っていったら喜ばれました。ここはおいしい野菜、米、果物の産地ですが、小さな孫もいて、みんなでできるだけの防護をしていました。近所でできたものは食べない、といっていました。最初はどのように話を聞けばいいのかと思いましたが、「福島日報」の1ページが放射能数値のモニタリングで埋めつくされていて、目が釘付けになりました。さまざまな放射線モニタリング調査結果が出ています。都市公園、観光地、野菜・果実、キノコ・山菜、県内各地の放射線量、、、。「毎日これを見ていることを、みんなに伝えて」と小学生、中学生の子のお父さんで地域の消防団で活躍している甥に言われました。収束などしてないことがはっきりわかります。

 5月12日の発表では、県内の運動公園で高いところが、南向台第1公園が3.1マイクロシーベルト、低いところであずま総合運動公園が0.53マイクロシーベルト。古関裕而記念館南側駐車場前50㎝が1.0と1.3マイクロシーベルト。私がいた近く会津坂下町役場前が0.12マイクロシーベルト。山菜6点で基準値超。特に川俣町のコシアブラで1,000ベルレル。「きょうの福島第1原発付近の天気と風向き」など。学校でも毎日測っていて雨の日は高く出るそうです。

 そば打ち名人の長男兄さんの10割そばをご馳走になりました。「そばが食べたい」といったお兄さんの棺へも納められました。子どもたちが大賑わいで遊んだ実家の庭の思い出や、釣りが好きで山菜取りが好きで、花が好きで、鯉をふ化させ、育て、新潟、広島と転勤もしたお兄さん一家の話をたくさん聞くことができました。久しぶりの磐梯山にも感慨一入でした。