吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

どんだけ吹雪いても、プールに行きます

2012-12-20 23:47:06 | インポート
一昨日は、東京本社の社長さんや常務やなにやら
とにかく、「偉い人」が7名くらい来店するというので
それでなくでも忙しい繁忙期の真っ只中に
無駄なことに気を使いたくない私たちは(←ひどい)
「雪害で来れなくなっちゃえー」
「飛行機飛べなくなっちゃえー」
と、唱えながら、お仕事をしていました。

私たちの念じ方は、相当強かった様です。

「偉い人ご一行様」は、本当に到着が遅れに遅れ
結局、来店したのは18:00近くだったそうで
念を送っていた私たちは、とっくに帰った頃でした。

翌朝の朝礼で、店長が
「昨日の夕方、社長や常務たちが来て、色々見て行ったんですが…
 …テケテケさん」
「はい」
店長に、いきなり名指しで呼ばれ、私は一瞬どきりとしました。

「社長たちが、テケテケさんの作った商品を見てですね…」
「はい」

どきどき。

「昨日は、あんな天気(猛吹雪)だったんで
 テケテケさんが作った商品が、沢山残っていたんですよ」

どきんどきん。

きっと、もっと買いたくなる様な商品を作れとか
作り方が雑だとか、そんなことを言われるんだろうな…。

「それを見てですね」
「はい」

あーもう!もたもたしないで早く言ってよ。

そういう勿体ぶった言い方って苦手だ。

「全国の店舗、30箇所見て回った中で、1番綺麗だと言っていました」

え?

ええ?

えええー?

「もの自体もいいけど、包装の仕方まで完璧だそうです」

全国30店舗1番って…。
ええええー??

これ、「自慢」に取られてしまったら、残念なのですが
私、自分のお仕事に、そんなに完璧性を求めていないのですよ。
漠然とですが、「きちんとしなくちゃ」という思いはありますが
完璧性とか、芸術性とか、そんなこと、全く考えていないのです。
「早く終わって、早く帰る」主義なんだから
私の作るものなんて、雑に決まっているはずなのに。

ってことはだ。

他店の担当者は、どんなものを作っているんだろう。
そう思ったら、ちょっと不思議な気分になってしまいました。

お昼頃に、北海道の統括マネージャーから電話が来て
「テケテケさんの商品が、30店舗で1番綺麗だと言われて
 私も、とても鼻が高かったです」
なんてことを言われてしまいました。

う~ん、ピンと来ないなぁ…。

まあ、23日の大仕事へ向けての、励みにはなったかもしれない。


昨日も、昼過ぎから猛烈な吹雪でした。

昨日は、さっちゃんとKちゃんのプールの日だったので
私も一緒に泳ぐ気満々だったのですが
もう吹雪の中を、一旦家に帰るのは少し億劫です。
そこで、私は近所のマクドナルドで時間を潰すことにしました。
私のバスタオルや水着は、事前にさっちゃんの荷物に入れておいたので
わざわざ家に帰る理由も見当たりません。

ホットコーヒーを飲みながら窓に目をやると
外は、相変らず猛烈な吹雪です。
その悪天候の中を、さっちゃんと2時間泳ぐために
Kちゃんは、車を運転しなければなりません。
もし、なにかあっては大変です。

そこで私は、Kちゃんにメールを打つことにしました。
『今日は猛吹雪ですが、プールは決行ですか?』
メールを送ってから、私はバッグから文庫本を取りだし
数行読んだところで、不覚にも、ついうとうとしてしまいました。

「お疲れさまです!」
聞き覚えのある、ハスキーでキレのある声に顔をあげると
目の前に、携帯電話を握りしめたKちゃんが立っていました。
「外は猛吹雪でも、プールは屋内ですから、問題ありません!」

状況が…。
把握できない…。
何故、ここにKちゃんが…?

実は、Kちゃんは別の利用者さんとお出掛け中だったのですが
丁度、マクドナルドの前を通過した時に、ガラス窓越しに私の姿を見付け
利用者さんと一緒に、マクドナルドに入って来てくれたのですが
ちょうどその時に、私が送信したメールを受け取ったのです。

「プールは、決行です!」
「はいっ!」

あ~、ぶっくりした。

悪天候のせいか、プールは驚くほどがらがらに空いていて
私たちは、のびのびとプールで泳いだのでした。