吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

理由

2012-12-30 21:11:49 | インポート
私が、こといつもせかせかと動き回っているのは
単純に、動いている方が好きだからと言うのもありますが
本音の、奥の奥のところを言えば
じわじわと迫ってくる不安から、全速力で逃げている様なところがありまして。
いずれ、その不安は大きくなって、速度を増して
私に追い付いてしまうということは分かっているのですが
その時はその時で、私ならなんとかするでしょう。

例えば、それはとてもとても小さなことで。

ある日、それまで出来ていたことが少し出来なくなっていることに気付く。
私よりも、自分の持ち物の管理はしっかりしていたのに
時々、忘れ物をするようになったり、大切にしていたはずのものを無くしたり
前はきちんと出来ていたことが、「おや?」な感じになっていたり。
本当に、本当に、小さなことなのだけれど。

ダウン症は、ある程度の年齢に達すると
「退行現象」が起きる事が多いといわれています。
退行現象というのは、徐々に赤ちゃんに戻って行くということですかね。
それは、「大体いくつ頃」という、目安があるわけではありません。
それが「いつ」なのかは、誰にも分からないのです。

まあ、それは誰にでも起こり得るものではあるけれど
ダウン症の子の場合は、その発症率が高くて
しかも、その時期が訪れるのも早い様です。
ただ、今のところ、私の身の周りには、そういう報告は無いようですが。

首がすわるのも、歩くのも、お喋りするのもゆっくりゆっくりだったくせに
どうして、急いで赤ちゃんに戻って行こうとするのでしょうね。
のんびり屋さんなのか、せっかちさんなのか、どっちなのでしょうか。

それが「いつ」なのかは、誰にも分からないから
今のうちに。
今のうちは。
出来ることは、自分で。
自分で出来るうちは、自分で。
「いつ」来るのか分からないその時を、出来るだけ遠くに追いやるため
自分のことは、自分でさせたいのです。
出来ることをさせないで、こちらが手を貸してしまうと
出来ることも、段々出来なくなってしまうから。
そうしたら、その時が、直ぐに傍に寄ってきてしまいそうな気がするから。

何かをしてあげることは、優しさなのかもしれないけれど
それが、本当にその人にとって、大切なことなのか。
何かをしてあげることで、結局その人の邪魔をしていないのか
何かをしてあげることが、ただの自己満足ではないのか。
そういうことを考え始めたらキリがないから
でも、考え出すと、頭の中が不安の渦巻きみたいになってしまうから
余計なことを考えないために(余計なことでもないのですが)
私は、せかせかと動き回っているのです。

でも、結局、動くのが好きというのが、一番の理由なんですけどね。


自分のことは自分で繋がりで。
黒豆、栗きんとん、紅白なます完了。
きんぴらは明日、おでんは只今仕込み中。
(今回は、旨煮ではなく、おでんにします)
伊達巻は、上手に作れなかったトラウマがあるので、他所で購入予定。
お楽しみは、Kちゃんと考案したお雑煮だ~♪

今夜は、前にNHKの朝のテレビ番組で取り上げていた
「百合根のあんかけ」を作ってみました。
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百合根のぽくぽくした食感と甘味と、あんの相性が素敵!
薄味のあんで仕上げたら、とても美味しかったです。