オルトシフォン・ラピアツス(Orthosiphon labiatus)は、
南アフリカ北部の岩がごろごろしている高原の崖面に生育する潅木で、丈が1.5mで株張り1mというブッシュを作る。
その様相は、ゴツゴツした荒削りなところがあり洗練された姿ではないが、
乾燥した大地で耐え抜くタフなジーパンのような味わいがある。
きっと、草食動物に食べられないように自分を魅力的に見せないすべを学習した結果ではないかと思う。
オルトシフォン・ラピアツスは、このように魅力的に見せないボディとブッシュで
自分の身を守っているが、
花が咲くと劇的な変身をする。
(写真)ピンクセージとも呼ばれるオルトシフォン・ラピアツスの花
まつげが長~いピンクのサインで魅惑的な刺激を発し、蜂、蝶、鳥などを誘う。
そして、次から次へと咲き、惜しみなく与える。
この種としての狙いを実行する時=開花時期になるが、これを今か今かと探っている。
だから秋の兆しを察知するとすばやく全力疾走に入り
“ピンクセージ”と呼ばれるように、淡いピンクの小花を多数咲かせる。
アキギリ属の植物をセージと呼んでいるので、この花は厳密にはセージではないが、
ピンクの花色をしたセージのイメージを相当満たしているのは確かだ。
ジーパンだけではパーティにいけないが、これに淡いピンクのジャケットなどを合わせると様になりそうだ。
こんな変身が楽しめるタフな植物だ。
(写真)オルトシフォン・ラピアツスの葉
オルトシフォン・ラピアツス(Orthosiphon labiatus)
・シソ科オルトシフォン属の耐寒性がある潅木
・学名がOrthosiphon labiatus(オルトシフォン・ラピアツス)。英名がPink Sage(ピンクセージ)、Shell Bush、Pienk Salie。
・原産地は、南アフリカ北部からジンバブエで、オルトシフォン属はアフリカ、インドなどに35種以上が分布。
・丈は、1~1.5mまで成長するが、毎年花後および春先に摘心し30cm程度の鉢物としている。
・開花期は初秋から晩秋まで咲き、1本の枝にピンクの花が多数咲く。
・花が終わった枝をつめると新しい枝から開花するので花を長く楽しめる。
・耐寒性が強い多年草。手間が要らない。
・木質を若返らせるために、3年に一度は、根元から1/3程度につめる。
名前の由来
・Orthosiphon のOrthoは、ギリシャ語orths(まっすぐな, 正しい)からきており、Siphonは、パイプを意味するギリシャ語のsphnで,まっすぐなパイプを意味する。
・labiatusは、lipped(唇の)を意味し、花の特徴について言っている。
命名者(Lamiaceae Orthosiphon labiatus N.E.Br.)
・命名者のBrown, Nicholas Edward (1849-1934)は、英国の植物学者で、1873年にキュー植物園にアシスタントから勤める。彼は、アロエ・サボテンなどの多肉植物及び南アフリカケープの植物の権威でもある。
コレクター・採取者
・オルトシフォン・ラピアツスの採取者はわからなかったが、1894年に南アフリカで発見された類似のOcimum labiatum (N.E.Br.) A.J.Patonの採取者が気になるので記載しておく。
・Rudolf Schlechter(1872-1925)は、ドイツの植物分類学者で、アフリカ・インドネシア・ニューギニア・中南米・オーストラリアを探検し、15カ国で704もの新種を採取した。ランの栽培者としても著名だが、彼の庭園は1945年のベルリン爆撃で破壊された。
南アフリカ北部の岩がごろごろしている高原の崖面に生育する潅木で、丈が1.5mで株張り1mというブッシュを作る。
その様相は、ゴツゴツした荒削りなところがあり洗練された姿ではないが、
乾燥した大地で耐え抜くタフなジーパンのような味わいがある。
きっと、草食動物に食べられないように自分を魅力的に見せないすべを学習した結果ではないかと思う。
オルトシフォン・ラピアツスは、このように魅力的に見せないボディとブッシュで
自分の身を守っているが、
花が咲くと劇的な変身をする。
(写真)ピンクセージとも呼ばれるオルトシフォン・ラピアツスの花
まつげが長~いピンクのサインで魅惑的な刺激を発し、蜂、蝶、鳥などを誘う。
そして、次から次へと咲き、惜しみなく与える。
この種としての狙いを実行する時=開花時期になるが、これを今か今かと探っている。
だから秋の兆しを察知するとすばやく全力疾走に入り
“ピンクセージ”と呼ばれるように、淡いピンクの小花を多数咲かせる。
アキギリ属の植物をセージと呼んでいるので、この花は厳密にはセージではないが、
ピンクの花色をしたセージのイメージを相当満たしているのは確かだ。
ジーパンだけではパーティにいけないが、これに淡いピンクのジャケットなどを合わせると様になりそうだ。
こんな変身が楽しめるタフな植物だ。
(写真)オルトシフォン・ラピアツスの葉
オルトシフォン・ラピアツス(Orthosiphon labiatus)
・シソ科オルトシフォン属の耐寒性がある潅木
・学名がOrthosiphon labiatus(オルトシフォン・ラピアツス)。英名がPink Sage(ピンクセージ)、Shell Bush、Pienk Salie。
・原産地は、南アフリカ北部からジンバブエで、オルトシフォン属はアフリカ、インドなどに35種以上が分布。
・丈は、1~1.5mまで成長するが、毎年花後および春先に摘心し30cm程度の鉢物としている。
・開花期は初秋から晩秋まで咲き、1本の枝にピンクの花が多数咲く。
・花が終わった枝をつめると新しい枝から開花するので花を長く楽しめる。
・耐寒性が強い多年草。手間が要らない。
・木質を若返らせるために、3年に一度は、根元から1/3程度につめる。
名前の由来
・Orthosiphon のOrthoは、ギリシャ語orths(まっすぐな, 正しい)からきており、Siphonは、パイプを意味するギリシャ語のsphnで,まっすぐなパイプを意味する。
・labiatusは、lipped(唇の)を意味し、花の特徴について言っている。
命名者(Lamiaceae Orthosiphon labiatus N.E.Br.)
・命名者のBrown, Nicholas Edward (1849-1934)は、英国の植物学者で、1873年にキュー植物園にアシスタントから勤める。彼は、アロエ・サボテンなどの多肉植物及び南アフリカケープの植物の権威でもある。
コレクター・採取者
・オルトシフォン・ラピアツスの採取者はわからなかったが、1894年に南アフリカで発見された類似のOcimum labiatum (N.E.Br.) A.J.Patonの採取者が気になるので記載しておく。
・Rudolf Schlechter(1872-1925)は、ドイツの植物分類学者で、アフリカ・インドネシア・ニューギニア・中南米・オーストラリアを探検し、15カ国で704もの新種を採取した。ランの栽培者としても著名だが、彼の庭園は1945年のベルリン爆撃で破壊された。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます