(写真) レモンローズ・ゼラニウムの葉と花
葉とその香りを愉しむセンテッド・ゼラニウム。
花が豊富な今日ではわかりにくい感覚でもあるが、暗く寒いヴィクトリア朝時代(1837-1901年)のイギリスでは、冬場の緑は貴重であり香りは豊かさを演出する。豊かな家庭では、ゼラニュウムをポットに植え暖を取れる室内・温室でその葉と香りを愉しんだ。だから数多くの園芸品か開発され、またたく間にヨーロッパに広まっていった。
豊かないまに感謝しつつもそぎ落とされたシンプルな魅力を持っているセンテッド・ゼラニウムは見失ってはいけないものを教えてくれる。
特に、レモンローズ・ゼラニウムは、明るい黄緑の葉からレモンのような香りがし、今年芽生えた枝の先に淡いピンクの1㎝程度の小花をつける。その花は、あまりにも小さいので葉に溶け込んで目立たないが、良く見ると控えめで清楚な美しさがある。
玄関先・窓際におくとその香りが漂い、いい一日が始まりまた明日が来る。時代は華やかになっていってもそこには基本である素朴さが残っている。
(写真) レモンローズ・ゼラニウムの葉と花
レモンローズゼラニウム(scented geranium Lemon Rose)
・フウロソウ科ベラルゴニューム属(和名テンジクアオイ)の耐寒性がない低木。
・学名はPelargonium graveolens'Rober's Lemon Rose'。
・英名はscented geranium Lemon Rose、和名がニオイゼラニウム、ニオイテンジクアオイ。
・センテッドゼラニウム、ニオイゼラニウムという名前は、250種ほどあるテンジクアオイ属のうち葉に芳香或いは刺激臭がある低木類の総称をいう。
・原産地はアフリカ南部。
・日当たりの良いところ。夏場は涼しいところ。冬場は、耐寒性がないので、軒下か室内。
・乾燥気味で育て、乾いたらたっぷり水をあげる。梅雨の時期は雨のあたらない風通しの良いところで育てる。
・成長期の肥料切れに注意。
・開花期は、5月~初夏。淡いピンク系の小花が咲く。
・葉はレモンの芳香を放つ。
・花が終わった梅雨前または秋に10cm程度を残した強剪定をする。
・4~5年で株が老化するので春か秋に挿し木で増やす。
ゼラニウムという名前は1753年リンネによってフウロソウ科の1属としてつけられた属名。1787年にフランスの植物学者レリティエール(L'Héritier de Brutelle, Charles Louis 1746-1800)によって南アフリカ原産の品種とその園芸種であるゼラニウムはペラルゴニウム属に改められる。
葉とその香りを愉しむセンテッド・ゼラニウム。
花が豊富な今日ではわかりにくい感覚でもあるが、暗く寒いヴィクトリア朝時代(1837-1901年)のイギリスでは、冬場の緑は貴重であり香りは豊かさを演出する。豊かな家庭では、ゼラニュウムをポットに植え暖を取れる室内・温室でその葉と香りを愉しんだ。だから数多くの園芸品か開発され、またたく間にヨーロッパに広まっていった。
豊かないまに感謝しつつもそぎ落とされたシンプルな魅力を持っているセンテッド・ゼラニウムは見失ってはいけないものを教えてくれる。
特に、レモンローズ・ゼラニウムは、明るい黄緑の葉からレモンのような香りがし、今年芽生えた枝の先に淡いピンクの1㎝程度の小花をつける。その花は、あまりにも小さいので葉に溶け込んで目立たないが、良く見ると控えめで清楚な美しさがある。
玄関先・窓際におくとその香りが漂い、いい一日が始まりまた明日が来る。時代は華やかになっていってもそこには基本である素朴さが残っている。
(写真) レモンローズ・ゼラニウムの葉と花
レモンローズゼラニウム(scented geranium Lemon Rose)
・フウロソウ科ベラルゴニューム属(和名テンジクアオイ)の耐寒性がない低木。
・学名はPelargonium graveolens'Rober's Lemon Rose'。
・英名はscented geranium Lemon Rose、和名がニオイゼラニウム、ニオイテンジクアオイ。
・センテッドゼラニウム、ニオイゼラニウムという名前は、250種ほどあるテンジクアオイ属のうち葉に芳香或いは刺激臭がある低木類の総称をいう。
・原産地はアフリカ南部。
・日当たりの良いところ。夏場は涼しいところ。冬場は、耐寒性がないので、軒下か室内。
・乾燥気味で育て、乾いたらたっぷり水をあげる。梅雨の時期は雨のあたらない風通しの良いところで育てる。
・成長期の肥料切れに注意。
・開花期は、5月~初夏。淡いピンク系の小花が咲く。
・葉はレモンの芳香を放つ。
・花が終わった梅雨前または秋に10cm程度を残した強剪定をする。
・4~5年で株が老化するので春か秋に挿し木で増やす。
ゼラニウムという名前は1753年リンネによってフウロソウ科の1属としてつけられた属名。1787年にフランスの植物学者レリティエール(L'Héritier de Brutelle, Charles Louis 1746-1800)によって南アフリカ原産の品種とその園芸種であるゼラニウムはペラルゴニウム属に改められる。
これも、ひっそりした花の感じがいいですね。
致し方なしで迷わないようにしています。