鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

デザイン

2023年01月11日 | 雑談

「共創社会の中でのデザイン」 という講義を受けました。 大阪公立大学の先生です。

初めは レオナルド ダ ヴィンチ の話からです。

モナリザ以外、絵に限らず、いろいろなものを考えています。

そして、最後の晩餐に描かれていないフォークの話からフォークのデザインの話になって、なんとなくデザインそのものの話かと思っていたら、こういう品物と使い方との話になり、物作りには目的があって例えば義足など、あきらかに目的があるものの制作の話などになった。

目的ということで、病院のMRIが、子供にとっては怖い(大人でも閉所恐怖症に人など怖がる)ので、装置にカラフルな絵を描いたり、壁に絵を描いたり。 子供のレントゲン撮影室にキリンや小鳥などの絵を描くのは私も大昔やったことがあるので、親しみのある話だった。

格好良いデザインとか形だけでデザインという言葉を捉えていたけれど、デザインするということは設計するとか物を作るとかいう意味もあるはずです。  この先生の考えるデザインとは「問題を解決するためのツール」ということで、形を考えるデザインよりもずっと範囲が広い。

そして、これからの時代はオープンイノベーションと言って、企業だけで製品を考えるのではなく、 産業界、大学、行政、そして市民が一緒になって何が必要かを考えデザインしてゆくような取り組みをしているそうです。

さらにLiving Labsと言って、生活そのものが研究室だという考えのもとに、生活の中で何があれば良いか、便利か生活が豊かになるかという活動を行なっており、世界の各地で行われているようです。

が、これほど大きな話というか、概念的な話になるとちょっとついて行けなくなったのですが、

 

さて、私にとってのデザインとは、鉄道模型に置き換えるとレイアウトの製作ですね。 鉄道車両は実物というデザインがあるので、それを縮小すれば良い。 もちろん模型的に走行機構など改めてデザインする必要はありますが、レイアウトの場合はただの空間があって、そこに何かを配置するのでレイアウトと呼ばれていますが、単なる配置でなくて運転の仕方、もちろん電気や機械的なメカニズムも含めて作らなければならないので、模型鉄道をデザインするといえるだろう。

 

Nゲージのレイアウト「南フランス線」製作前のスケッチで、エズの山の雰囲気や家の配置を考えています。

 

モナコの公園を考えています。

 

かくして、レイアウトのデザインが完成しました。

実際には作りながら考えることもあるので、この図は完成後に描いた図になります。 事前にここまでデザインはできません。

こういうものは、自分のために自分で考えるので、オープンイノベーションとは全く異なったもので、クローズドイノベーションとでもいうんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

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