アパートからシカゴのダウンタウンにはバス以外にイリノイセントラル鉄道があります。
アパートのすぐ近くで、始めはこの下を通るのが怖かった高架橋です。
こんな所で怖いのがわかると思います。
このドアが駅の入り口。電気がついていなければ開けるのも怖い。
自動販売機です。 運賃が表示されていない。 幾ら掛かるのかよくわかない、ちょっと不安だ。 駅名を先に入力すると運賃が出るのでお金を入れる方式なのです。 それがわかるまでに少し時間がかかった。
自動改札で、暗くて汚いけれど、まあ、普通に通れた。
ホームに出ると高架なので、景色が良い。 プラットホームの上面が板張りでちょっと異様というか渋い感じ。
後ろに見えているのが銀行で、当時は海外に現金を持ってゆくのが危険なので、トラベラーズチェックというチケットを買って行った。 それを銀行で現金に換えてもらうのだが、この銀行に行くとたくさん窓口がある。
空いている窓口に行くと、大きな図体の警備員が来て連れ戻されて、人が並んでいる後ろに並ばされた。 日本では空いているところに行くのが普通だったがアメリカでは既に一列に並んで、窓口から呼ばれてからそこに行くようになっていた。
これはトイレでも同じで、日本で一列に並んで順番を待つというやり方になったのは、これから10年以上遅れてからだ。
電車が来た。 2階建てだ。
これが2階席で、前に柵がある。
上から見るとこういう構造になっていて、下の階の天井を高くするために吹抜になっている。そのために2階席には柵がある。
ダウンタウンが近づいてくるとグラントパークを通って、
この先で地下に入って終点は地下駅である。
終点までゆかずに、グラントパークで降りると渋い駅だ。
木造のホーム、階段、建物も木造だ。
これがシカゴのダウンタウンのすぐそばの駅とは思えないが、昔のアメリカという感じの嬉しい駅だ。
ジャングルジムのような感じさえする。
横のヤードには、まさにアメリカというボックスカーが並んでいる。 i はイリノイセントラルだろう。
これを引っ張っている機関車は音だけ聞いたが実物は見たことがなかったが、アサーンの模型ではたくさん出ているだろうと思った。
シカゴの滞在もだんだん短くなってきた。 この連載もあと2回のつもりです。
つづく
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