HNモジュールを作った2006年 大阪でJAMが開かれました。 この年だけで後は東京なので運がよかった。
会場に持ち込み、足をつけて組み立てています。 今はもっとやりやすい方法で足をつけていますが、当時はこんな感じで足をつけた。
この時には手前から、加悦桃駅モジュール、農家のモジュール、そして踏切モジュールの3台モジュールを作って持ち込みました。
ここで、列車が走るので子供たちも大喜び。
もちろん、大人も大喜び
そして目を引いたのはバスが走ることです。 モジュールの外周をバスが走れる様に道路にして、ファーラーのカーシステムのメカニズムを取り外してボンネットバスに取り付けたバスが走ります。
バスが走るなんて、見たことがない人ばかりなので列車よりも注目度は大きい。 しかも踏切で一旦停止してから線路を横切って踏切を渡る。 一体どうなっているの?
余談 :実はこの工作は簡単ではないのです。 車にはステアリングがありますからその機構を組み込んで、後ろには後輪の駆動装置を積む。 ホイルベースが元のファーラーの車と違うので大改造です。 さらに充電式のバッテリーを積む場所が要るし、ストップさせるためのスイッチとリードスイッチもつけなければならない。
そして、組み立てて走らせると、アンダーステアになった。 前がボンネットで実車ならエンジンがあって重いのだろうけれど、模型では何もないので軽い。 前輪にかかる荷重が少なくてハンドルを切ってもタイヤがスリップしてアンダーステアになるんです。 そこで、バッテリーの位置を変えたりボンネットの中に鉛を積むなどして、前後輪荷重比を同じ様にしてゆく、などなど、車としての走る機能が必要です。
この人たちはバスが何故このカーブを曲がれるのか道路の下を覗き込んでいますが、下には何も仕掛けが見えない。
HNモジュールではこのようなギミックみたいなことも付け加えて楽しめるのも初めのモジュールから想定していました。 鉄道模型の世界ではこういうものをギミックと言う様ですが、実車のバスは走るのが当たり前、ギミックと呼ぶのはおかしいと思うのですが、何かにつけ鉄道車両以外のものが動くとギミックと言う様です。
そしてこの時から気が付き出していたのですが、情景があると女性が喜んで見てくれます。
目を輝かせて見てくれます。 女性が見てくれるのは、後々の運転会でも同じで、世の中、女性の理解があると何かに付け都合よく進みます。 奥さんが手伝いに来てくれたりして。
さて、HNモジュールのハードはできました。 モジュールができたのですが、まだ、運転会をする様な仲間はいません。
走らせるためのソフト(仲間作り)がまだできていないのです。
でも、この時に少しずつ仲間になる人たちが手伝いに来てくれていました。
モデルバーンで企画したヨーロッパ鉄道模型紀行でドイツで知り合った人達がここに来てくれました。
一人は電話でDCCの設定をしてくれています。 この時点からDCCも走らせていたんです。
そして、だんだん、HNモジュールを作って持ち寄って走らせるクラブが出来てゆくのですが、実はまだまだ時間がかかりました。
つづく
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