選挙結果が出た。マス○ミ予報どおり、自公与党の現状維持(表現では圧勝)と言うことになった。目に見えて前進したのは民主党と共産党であった。
ここで投票率が52%と戦後 史上最下位の低さであった。ここで新聞見出しでは“自公2/3“の見出しが躍るが、jこれは上記小選挙区制(小選挙区では得票48%、議席占有75%)と勘案するなら、自民党は、
0.52×0.48=0.249であり、殆ど1/4の人間の支持でこの議席を得たことになる。当然、他党は小選挙区では2位以下は落選であるから“死票“であり、政治に反映されることは無い。自民党自体相対的多数である意味“虚構の多数“を取っただけであり、それが全て自民党への信任では無い事は明らかである。
過去の得票と議席占有を観るなら(東京新聞15日付け夕刊)
1996年 得票率 38.6 % 議席占有56.3%
2000年 40.97 % 59%
2003年 43.85% 56%
2005年 47.77% 73%
2009年 38.68% 21.3%
2012年 43.01% 79%
2014年 48.08% 75.25%
と言うことであり、言われるように“4割台の得票で7割の議席“と言うこと がそのまま当てはまっている。 多くの人が“自分ひとりぐらい投票しても“とか言う中で投票しない事に結びついていると思われる。(それが全く自公の思う壺であるのだが)
マス○ミはこういった事を取り上げず、ただ一票の格差云々,“身を削る改革“と称して議席の比例部分を減らすことにも意義を唱えない。一番民主的なのは完全比例制であろうが、そういったことはおくびにも出さない。(与党とりわけ自民党に不利になるからである)
我々はここで諦めたら百年目である。しつこく選挙制度の改革をせまり、国民世論の形成に努めなければならない。諦めは自公+維新等第三極補完勢力の政策を承認したことになるからである。