マクロ経済そして自然環境

経済的諸問題及び自然環境問題に感想、意見を書く事です。基本はどうしたら住みやすくなるかです。皆さんのご意見歓迎です。

選挙に於ける諸悪の根源 小選挙区制   得票48%で議席75%

2014-12-15 13:53:10 | Weblog

選挙結果が出た。マス○ミ予報どおり、自公与党の現状維持(表現では圧勝)と言うことになった。目に見えて前進したのは民主党と共産党であった。

 

ここで投票率が52%と戦後 史上最下位の低さであった。ここで新聞見出しでは“自公2/3“の見出しが躍るが、jこれは上記小選挙区制(小選挙区では得票48%、議席占有75%)と勘案するなら、自民党は、

0.52×0.48=0.249であり、殆ど1/4の人間の支持でこの議席を得たことになる。当然、他党は小選挙区では2位以下は落選であるから“死票“であり、政治に反映されることは無い。自民党自体相対的多数である意味“虚構の多数“を取っただけであり、それが全て自民党への信任では無い事は明らかである。

 

 

過去の得票と議席占有を観るなら(東京新聞15日付け夕刊)

1996年    得票率 38.6 %       議席占有56.3%

2000年        40.97 %                   59%

2003年        43.85%                   56%

2005年        47.77%                    73%

2009年        38.68%                     21.3%

2012年        43.01%                     79%

2014年        48.08%                    75.25%

 

と言うことであり、言われるように“4割台の得票で7割の議席“と言うこと がそのまま当てはまっている。  多くの人が“自分ひとりぐらい投票しても“とか言う中で投票しない事に結びついていると思われる。(それが全く自公の思う壺であるのだが)

 

マス○ミはこういった事を取り上げず、ただ一票の格差云々,“身を削る改革“と称して議席の比例部分を減らすことにも意義を唱えない。一番民主的なのは完全比例制であろうが、そういったことはおくびにも出さない。(与党とりわけ自民党に不利になるからである)

 

我々はここで諦めたら百年目である。しつこく選挙制度の改革をせまり、国民世論の形成に努めなければならない。諦めは自公+維新等第三極補完勢力の政策を承認したことになるからである。

 

 

 

 

                            

 

 

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