地震当日は、家の中は危険と判断され村人全員が
外で一夜を明かした。
これは、各自が勝手に決めたことではなく、町や村の
判断だったらしい。
我が村、パーン郡内のお寺には、お葬式や各種催し物の時などに
使うテントや毛布などが保管されている。
村人は親戚単位で、お寺からそれらのものを借りてきて
夜を過ごしたらしい。
あくる日に、近所の村々を偵察に行ったら、何処の村でも
同じように家の外にテントなどを張り非難したようだ。
我が親戚一同はテントは張らずに、被害を免れた家の
玄関先で夜を過ごした。
ここは、お母ちゃんのお兄さんの家の前である。
こんな感じでゴザをひきつめ、親戚がごろごろしていた。
停電になれば、電気の代わりにローソクがともされる。
このおじさんは、この庭に寝るために即席のベットを作り、即席の
蚊帳を吊っていた。
夜間の家畜盗難防止やゴムの木からの樹液採集などで、野外で暮らすのは
慣れている親戚一同なので、こんなことは朝飯前の行動であった。
それに、夜間作業と停電に慣れているために、全員がすぐに懐中電灯の
用意をした。 災害の時には強い親戚のタイ人達である。
息子は、疲れたお婆ちゃんの肩を揉む。
お母ちゃんのタイ・マッサージ店で毎日みているので、息子の
マーサージは中々本格的なものだ。
この息子のタイマッサージには、お婆ちゃんや親戚一同も驚いていた。
こんなことをして、2日間のパーン郡内の我が村での地震非難生活は過ぎていった。
こちらのお姉さんも、さすがに疲れた。
地震にも負けず、蚊にも負けず、野外で寝た。
誰かが寝ても、誰かが起きていて、夜通し安全を確保している。
庭の真ん中では焚き火がおこされ、朝方の寒さを防いだ。
お腹がすくと、誰かがご飯を持ってくる。
そして、水を持ってくる
眠気覚ましに、コーヒーを用意する者もいる。
このような状況を見ていると心強い。、親類一同の結束だ。
お父ちゃんもこの輪の中で実に大事にしてもらった。
どちらかというと、親戚一同の中で年寄りの部類に入るお父ちゃん。
気を使ってもらいありがたい事だった。
タイファミリーの結束は、今回地震のおかげで身にしみてわかった。
これが家族、そして親類、身内なんですね。
2日目は停電も、雨もなく避難生活は初日よりは楽でした。
今日はここまで・・・・・。
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