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国家システム崩壊の危機 タイ軍介入に歓迎ムード

2014年05月21日 | タイのニュース

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国家システム崩壊の危機 タイ軍介入に歓迎ムードnewsclip

兵士と記念撮影する人々  写真、ニュースクリップ

 

 

 

 

国家システム崩壊の危機 タイ軍介入に歓迎ムードnewsclip

 

【タイ】20日に戒厳令を発令したプラユット陸軍司令官は軍を出動させてデモを抑え込み、治安維持を図る一方、激しく対立するタクシン元首相派の政府・与党と反タクシン派を交渉のテーブルに着かせる方針だ。

 政治改革や暫定内閣の発足、議会下院選などについて妥協点を見い出させ、こう着状態に陥った政治対立の解消を図る考え。ただ、2005年から続く両派の抗争で、話し合いで決着がついた例はない。交渉が難航すれば、軍がクーデターで全権を掌握する可能性も否定出来ない。

 プラユット司令官は20日、バンコク都内ウィパワディランシット通りの陸軍クラブに、プラジン空軍司令官、ナロン海軍司令官、アドゥン警察長官、ターリット法務省特捜局長、各省の事務次官、プチョン選挙委員会事務局長らを呼んで会合を開き、軍への協力を求めた。タクシン派政権の閣僚、反タクシン派の上院議員らは呼ばなかった。

 また、北部、東北部、南部などの陸軍基地に県知事、地方有力者らを招集し、軍から状況説明を行った。

 プラユット司令官は会合後、記者会見し、持ち前の丁寧語をほとんど使わないぶっきらぼうな語り口で、反・親政府デモにともなう暴力行為を停止させ、政治対立を解消させるため、戒厳令が必要だったと主張した。

 その後の質疑応答では、「事態が改善しなければ、3―6カ月後も戒厳令を維持するか」という質問に、そこまで長引かないという見通しを示した。

 「(戒厳令が)クーデターへの一歩か」という質問には、「誰も答えない質問だ」と応じた。

 「下院選はいつか? 実施されるのか?」との質問には、「何? 耳鼻科に行ったほうがいいな」と応じ、返答を避けた。

 政府の現状については、「政府はどこにいる?」と述べた。

 また、現状では外出禁止令を出す考えがないことを明らかにした。

 反政府デモを率いる野党民主党のステープ元副首相(元民主党幹事長)は同日、陸軍との話し合い後、タイ首相府からデモ隊を撤収させた。戒厳令の布告については、「好む、好まないの意見はない」と述べ、拠点とするバンコク都内のラチャダムヌン通りで反政府集会を継続し、「下院選前の政治改革」、「上院による首相選出」を求める考えを改めて示した。戒厳令に従い、デモ行進は行わない方針だ。

 民主党のアピシット党首(前首相)は戒厳令に基本的に賛成する一方、「政治の自由を奪うべきではない」と述べた。

 タクシン派団体「反独裁民主戦線(UDD、通称赤シャツ)」のジャトゥポン議長は戒厳令への反対を表明する一方、陸軍の命令に従い、現在集会を行っているバンコク西部タウィーワタナー区ウタヤーン通り(アカサ通り)から移動しないと言明した。

 チャイカセーム法相は戒厳令を懸念していないと述べ、上院による首相選出は違憲で不可能と改めて指摘した。タクシン派の上院議員グループは戒厳令に基本的に賛意を示したが、上院による首相選出を軍が後押しすることに反対を表明した。

 今回の戒厳令発令に関しては、国家機関の多くが機能不全に陥るか、一部国民の信頼を失い、国家システム全体が極めて弱体化していただけに、一般市民に加え、タクシン派、反タクシン派の双方に、軍の介入を歓迎するムードがある。

 昨年12月に解散した議会下院は反タクシン派デモ隊による投票妨害で選挙の見通しが立っていない。

 政府は選挙管理内閣で権限が限定されている上、インラク前首相ら閣僚10人が今月、幹部官僚人事をめぐる権力乱用を理由に憲法裁判所により事実上解任され、さらに弱体化した。

 憲法裁など司法はタクシン派と反タクシン派の抗争が表面化した2006年以降、タクシン派に不利な恣意的とも取れる判決を下し続け、タクシン派の信頼を失った。

 議会上院は議員の約半数を選挙で選び、残りを憲法裁長官など反タクシン派がメンバーの大半を占める委員会が任命するため、反タクシン派が優勢。違憲が濃厚な上院による首相選出を画策し、こちらもタクシン派から批判を浴びている。

プラユット司令官はUDDによる2010年の反アピシット政権デモの強制鎮圧を指揮し、同年、陸軍司令官に昇進した。当時の首相はアピシット民主党党首、副首相はステープ氏。こうした経緯から、プラユット司令官は強硬な反タクシン派と目されたが、2011―2014年のタクシン派インラク政権では、タクシン元首相の妹のインラク前首相と比較的良好な関係を保った。今回の政治混乱では、反タクシン派が度々、クーデターによる政権転覆を呼びかけたにも関わらず、「合法的な手段で解決すべきだ」として、これまでのところ、中立の姿勢を維持してきた。プラユット司令官は今年9月に定年退官を控えており、軍を混乱に巻き込みたくないという意思が働いたもようだ。また、クーデターを繰り返してきた歴代の軍司令官と異なり、実際にクーデターを嫌い、合法的な事態収拾を望む姿勢もかいま見える。



今日はここまで・・・・・。

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