第3の支援者構想委員会 キャリアコンサルタントの未来を考える。

キャリアコンサルタントは、親でも上司でも先生でもない「第3の支援者」。これからのキャリアコンサルタントの未来を考えたい。

<切り抜き>20~30代の離職経験者の半数以上が、キャリア構築が不充分なことを離職理由に挙げている

2024年10月10日 | 日記
リクルート「『企業情報の開示と組織の在り方に関する調査 2024』第二弾」
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2024/1002_14774.html

POINT① 働く個人は「キャリア自律」に対して、期待を感じているが、達成はできていない

働く個人に「キャリア自律」という言葉の印象を聞くと「期待を感じる」「重要な課題であると感じる」が共
に約4割。一方、「キャリア自律」ができていると感じている個人は24.0%となりました。期待の高さと達成
度の低さ。そのギャップを解消するための、職場の支援が重要です。

POINT② 約4割の企業が、キャリア対話は中間管理職に任せきり。中長期の対話はわずか16.8%

働く個人の「キャリア自律」への期待を、いかに実現させるか。その鍵となる対話の実態を見ると、「従業員
のキャリアに関する対話は現場の中間管理職にほぼ任せている」と回答した人事は42.5%となりました。また、
「上司と中長期的なキャリアイメージの対話ができた」と回答した個人はわずか16.8%。「上司の方が多く話
す」「既存業務が押し付けられる結果となった」も約3割と、対話の質の課題が明らかになりました。

POINT③ 20~30代の離職経験者の半数以上が、キャリア構築が不充分なことを離職理由に挙げている

キャリアに関する対話の質は、働く個人のエンゲージメントにどう影響するか。調査結果からは、20~30代
の直近の離職理由として「充分なキャリア構築がされないと思った」が54.8%にも上ることが明らかになりま
した。「上司は仕事だけでなく人生を含めた観点でアドバイスをくれた」が17.5%と低いことも、対話の質の
課題を示しています。企業は働く個人の「期待が大きいゆえの失望のリスク」を認識し、会社単位・職場単
位・個人単位で、一人ひとりのライフ・キャリアの未来展望に向き合う必要があります。

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