サカイウ(http://sakaiku.jp/)からの転載です。
■私たちは幼年時代を最大限に延ばしてやらなければならない
私たち親は、子どもの幼年時代を最大限に延ばし、子どもがずっと子どもらしくいられるようにしてあげなければいけません。早いうちからプレッシャーをかけてはダメなんです。サッカーをやる子どもたちの場合、家族と一緒にいる時はなるべくサッカーを話題に“しない”方がいいと思います。
子どもがハットトリックを決めた日は、父親はそのことを大ごとにせず、子ども本人よりもチーム全体について話をすることをおすすめします。サッカーを家族の中心にしないことがコツなのです。
例えば、サッカーの代わりに勉強を家族の中心的話題にした方がよいのではないかと思います。両親や兄弟にとってサッカーの重要度があまりにも高まってしまうと、子どもにとってサッカーが頭痛の種になり、夢も失ってしまう。毎回の試合が学校の試験のようになってしまうからです。
サッカーをプレーする子どもには、プレッシャーを与えないほうがよいです。子どもは子どもらしく―。人間としての成長の方が、スポーツのレベルアップよりも大事ではないでしょうか。私の経験からいうと、称賛をあびすぎて周囲を見失ってしまうこともあります。そんな時、家族は現実へと導いてくれます。
■イニエスタからの言葉。「選手にとって大切なものとは」
イニエスタ:「若い選手にとって、周囲の人々の言葉は最も強い影響を与える。子どもの頃からずっと、お前が一番だとか、完璧だとか、そういうことばかりいうのは逆効果だ。そういうやり方はいけない。幸い、僕のまわりにいた大人はもともと謙虚で、『努力しなければ何も成し遂げられない』と、いつも僕に教えてくれた。父のアドバイスにはいつもしっかり耳を傾けていたし、時には指導者のアドバイスよりも父のアドバイスを当てにしていたこともあった。でも父はいつも『監督のいうことをよく聞くんだぞ』と僕にいっていた。」
バルサのトップチームに上がれるのは、才能のある選手よりも努力して伸びた選手の方が多い
イニエスタ:「努力、規律、継続は、トップチームに上がるために必要不可欠な価値観だ。日々の努力は、きちんと報われるものだ。バルサのトップチームに上がれるのは、才能のある選手よりも努力して伸びた選手の方が多い。すべての練習で努力しなくてはいけない。練習中に『もっと頑張れ』と指導者にいわれたことは、僕は一度もないよ」
チーム内で大切なのは「敬意」だ
イニエスタ:「チーム内で大切なのは『敬意』だ。友情よりずっと大切なことだよ。どんなに仲良くなったとしても、チームメイトの間には必ず敬意がなくてはいけない。そうじゃないと、集団が機能して勝利することはできないからだ。
例えば、僕が今のように出場機会に恵まれていなかった頃、僕はピッチに出ていくチームメイトたちの背中を見ながら、僕の方が調子がいいのにと思っていた。でも、チームメイトへの敬意から口を噤んで何もいわなかった。チームメイトに対する敬意、礼儀、仲間意識からね。こういう価値観の大切さを若い時に教わり、その教えをずっと守ってきたから、今の僕があるんだと思う。」
■私たちは幼年時代を最大限に延ばしてやらなければならない
私たち親は、子どもの幼年時代を最大限に延ばし、子どもがずっと子どもらしくいられるようにしてあげなければいけません。早いうちからプレッシャーをかけてはダメなんです。サッカーをやる子どもたちの場合、家族と一緒にいる時はなるべくサッカーを話題に“しない”方がいいと思います。
子どもがハットトリックを決めた日は、父親はそのことを大ごとにせず、子ども本人よりもチーム全体について話をすることをおすすめします。サッカーを家族の中心にしないことがコツなのです。
例えば、サッカーの代わりに勉強を家族の中心的話題にした方がよいのではないかと思います。両親や兄弟にとってサッカーの重要度があまりにも高まってしまうと、子どもにとってサッカーが頭痛の種になり、夢も失ってしまう。毎回の試合が学校の試験のようになってしまうからです。
サッカーをプレーする子どもには、プレッシャーを与えないほうがよいです。子どもは子どもらしく―。人間としての成長の方が、スポーツのレベルアップよりも大事ではないでしょうか。私の経験からいうと、称賛をあびすぎて周囲を見失ってしまうこともあります。そんな時、家族は現実へと導いてくれます。
■イニエスタからの言葉。「選手にとって大切なものとは」
イニエスタ:「若い選手にとって、周囲の人々の言葉は最も強い影響を与える。子どもの頃からずっと、お前が一番だとか、完璧だとか、そういうことばかりいうのは逆効果だ。そういうやり方はいけない。幸い、僕のまわりにいた大人はもともと謙虚で、『努力しなければ何も成し遂げられない』と、いつも僕に教えてくれた。父のアドバイスにはいつもしっかり耳を傾けていたし、時には指導者のアドバイスよりも父のアドバイスを当てにしていたこともあった。でも父はいつも『監督のいうことをよく聞くんだぞ』と僕にいっていた。」
バルサのトップチームに上がれるのは、才能のある選手よりも努力して伸びた選手の方が多い
イニエスタ:「努力、規律、継続は、トップチームに上がるために必要不可欠な価値観だ。日々の努力は、きちんと報われるものだ。バルサのトップチームに上がれるのは、才能のある選手よりも努力して伸びた選手の方が多い。すべての練習で努力しなくてはいけない。練習中に『もっと頑張れ』と指導者にいわれたことは、僕は一度もないよ」
チーム内で大切なのは「敬意」だ
イニエスタ:「チーム内で大切なのは『敬意』だ。友情よりずっと大切なことだよ。どんなに仲良くなったとしても、チームメイトの間には必ず敬意がなくてはいけない。そうじゃないと、集団が機能して勝利することはできないからだ。
例えば、僕が今のように出場機会に恵まれていなかった頃、僕はピッチに出ていくチームメイトたちの背中を見ながら、僕の方が調子がいいのにと思っていた。でも、チームメイトへの敬意から口を噤んで何もいわなかった。チームメイトに対する敬意、礼儀、仲間意識からね。こういう価値観の大切さを若い時に教わり、その教えをずっと守ってきたから、今の僕があるんだと思う。」