天津ドーナツ

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就職講座担当の学生がやっていること

2011-11-19 09:52:00 | イベント・コンテストの予定
1.夏休みに、講座の概要を決めました。予定では、今学期からスタートします。

2.講座実施直前に、担当者と私の連絡ミスで中止にせざるを得なくなりました。

3.講座の講師を派遣する企業からは、厳しい叱責がありました。

4.ドーナツの会長と担当学生が先方に謝罪に行きました。

5.白紙の状態から、計画を練り直しました。

6.受講者(ドーナツメンバー限定)にアンケートをとることになりました。

7.担当講師および私のチェックを何度も受けて、アンケートが完成しました。

8.2度、先方に伺い、打ち合わせをしました。

9.今週の土曜日(19日)に、市内の3箇所の大学にアンケートをもって行き、自分達で説明・実施・回収をします。

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「アンケートをとる」ということのためだけに、こんなに手間をかけるなんて馬鹿みたいだ・時間の無駄だと思う人のほうが多いと思います。

「そんなのメールで送ればいいじゃないか」という気持ちに、私も傾きかけました。



でも、やっぱり、本当に大事なことは、直接伝えるしかないのです。



例えば、今年の7月に放送された「ガイアの夜明け」という番組の中で、

内視鏡でつかう「ハサミ型ナイフ」を作っている職人さんが取り上げられました。



一人ひとりのお医者さんのリクエストに応えるために、手作りで手術道具を作っている人なのですが、

その人が、吉林大学付属病院の内視鏡治療科の主任に呼ばれて、吉林まで見本を持っていきました。



「そんなの時間とお金の無駄だ。航空便で見本を送って、あとはスカイプとかQQで話せばいいじゃないか」

と考える人が多いでしょう。

でも、本当に大切な話をするときには、やっぱり「会う」ことが欠かせないと、私も思います。

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ドーナツの就職対策講座なんて、手術の道具を作ることに比べたら、本当に小さなことだと思います。

でも、そのちっぽけなことを手間隙かけて、心を込めて作っていくことがドーナツのいいところです。



出来るだけ楽をしてお金をもうけること=頭がいいことの証明と言われる社会で生活していますが、

それとはまったく逆の仕事の仕方があるということを、ちょっとずつ証明していきたいと思います。

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