東京・吉祥寺にあるジャズ喫茶「meg」のオーナー、寺島靖国氏の著書である。
今、手元にある本のカバーをみると、
昭和62年11月6日第1刷発行
昭和63年6月10日第8刷発行
と記載されている。
定価1,200円也。
先日、ネット・オークションで検索してみると、定価より低い額で最低落札価格が設定されていた。
もう少し付加価値が付いていると思っていたのだが、
残念!
というのも、小生にとって、この本は、
JAZZにのめり込む切っ掛けを作ってくれたジャズ本であるからである。
ジャズ喫茶のオヤジが本を書く。
今では当たり前のようであるが、
この『辛口JAZZノート』が好評で、増刷を重ねたオカゲで他のジャズ喫茶のオヤジが本を出版する流れができたのだ。
この時代の寺島氏も強烈な個性を発揮した内容となっているのだが、その語り口は今と比べれば、何と穏やかなことか。
そして、氏の主張に共感できる部分が多かったこと。
故に、小生の座右の銘となった訳である。
それ故に、この本が、古本として非常に価値の高いものとなっているのではないかとネット検索したのである。
この本に影響されたことは、また次に。
ではでは。