今は只、ご冥福を祈るだけです。
言葉が出ません。
小生が、マイルス・デイビスの音源収集に欠かすことができない資料が『マイルスを聴け!』であった。
’95年から増刷=ヴァージョン・アップを重ね、8版プラス『新マイルスを聴け!アコースティック1946-1967』まで9冊プラス1冊が手元にある。
プラス1冊は、初版を2冊所有。
自宅用と実家用に。
最新の購入本は、『キース・ジャレットを聴け!』である。
『スイングジャーナル青春録 大阪編・東京編』、同文庫本『リッスン ジャズとロックと青春の日々』を読んで、氏の音楽への思い入れを感じ、勝手に【師匠】と呼んでいた。
62歳とはあまりに早い死である。
『新マイルスを聴け エレクトリック編』が出るのを楽しみにしていたのに。
ご冥福をお祈りいたします。
田中伊佐資氏が紹介していたゾノトーンのリードワイヤー 8NLW-8000Prestageを購入。
交換後、昨日で三日目。
DENONのヘッドシェルに付属していたリードワイヤーの太さと比べると3倍から4倍はある。
交換するのに、やや手間取った。
MILES DAVIS 『‘FOUR'&MORE RECORDED LIVE IN CONCERT』を
MOBILE FIDELITY SOUND LAB MFSL 1-376 180g重量盤 A面
で比較して聴いてみると、
会場のライブ感が良く出ている。
中音域が分厚く感じ、音が落ち着いて音量がどんどん上がっていく。
交換前の方がややハイが出ていて、シンバルがシャーンと鳴っていた感じがするが、
交換後は、スティックがシンバルに当たる音がよりリアルな感じがする。
今度は、スタジオ録音のものを聴いてみようと思う。
ただし、比較試聴はできませんが。
笑。
この本の中には、いくつもココロくすぐる記事があります。
2つ目は、昨秋発売された『オーディオ風土記 最高のサウンドと音楽を求めて全国を訪ね歩く』の著者 田中伊佐資氏の記事「音質をアップするアクセサリーレビュー」です。
ゾノトーンというケーブル・メイカーの商品を紹介していますが、この中の
リードワイヤー
に着目。
定価7,600円
「リードワイヤーを替えるのが最も手っ取り早く効果的だと思っている。 ... ややもすると高級カートリッジと肩を並べる(凌駕する)ほどの効果がある。 ... これに替えてみると音全体の張り出しが強くなった。」
とある。
使用カートリッジはデノンDL-103R。
小生はデノンDL103-LCⅡを使用。
ドンピシャっと来た。
今年の課題と思っている。
ただし、田中氏がその著書『ぼくのオーディオ ジコマン開陳 ドスンと来るサウンドを求めて全国探訪』で自身が語っている。
「これは当てにならない。書いているのは自分だった。」
「おっと、そうだった。あてにならない気もするが、」
と。
笑。
続く。ではでは。
『牧野式 高音質生活のすゝめ』(音楽出版社刊)を読んでチェックしていたSACDを入手しました。
富田 勲『PLANET ZERO FREEDOMMUNEoZERO session with DAWN CHORUS』(Columbia COGQ-57)です。
富田氏の作品は、大学時代に聴いた『展覧会の絵』だけがフルに聴いたアルバムです。
今回購入した理由は、2011年8月に予定さていたコンサートが悪天候のため中止となり、急遽、企画され発売に至ったアルバムでること。
そのコンサートで予定さていた作品を残そうと企画された、その作品はどういうものなのか。
ドーンコーラス(暁の合唱)とは何ぞや?
牧野氏の本を読んで興味が湧きました。
さらに、5.1chではなく、4chサラウンドに拘って造られた「音」とは?
夏の暁に聴いてみたいアルバムです。
そして、もう1枚。
Miles Davis 『In A Silent Way』(Sony Records SICP-10088)で、ハイブリットSACDです。
そして、5.1chサラウンドが収録されています。
発売は、2007年です。
某ジャズ雑誌のディスク・レヴューに記載されてから、いつかは手に入れようと思っていました。
小生にとって、このアルバムは掴み処のないアルバムでした。
レコードで聴いていると、『ビッチェズ・ブリュー』よりも曖昧なサウンドに聞こえていました。
それが、SACDで聴いてみると、2chでも5.1chでも、今までのこのアルバムに対する印象を一変させられました。
レコードとの比較試聴はしていませんが、楽器の一音一音が粒だって聞こえました。
レコードを購入した時のステレオ装置との違いもあることでしょうが、小生にとっては、うれしい「音」でした。
よく言われる「ジャズ・オーディオ」というものを意識してから、ジャズ・オーディオ向きアルバムを購入していますが、「音」で聴かせるアルバムが中にはあります。
「音楽」ではなく、「音」で。
今回は、「音」から「音楽」を再認識させてもらいました。
感謝!
ではでは。
(3月の頃、なかなかうまくブログのアップができず、しばらく更新を控えました。スムーズにアップできれば、また、少しずつやっていきます。)
決してアナログを聴くのを止めた訳ではありません。
文字通り、昨日はアナログ・レコードを聴き、今日はCDを聴いたということです。
一昨日、半年ぶりに名古屋へ行きました。
帰り道にアスナル金山にあるバナナレコード金山店に立ち寄りました。
ここは、マニアが欲しがるようなものより、リーズナブルにアナログ盤を購入できるお店なので、特に目的もなく店に入りました。
たまに、掘り出し物を見つけています。
今回は、
V.S.O.P. THE QUINTET 『FIVE STARS』(CBS SONY 30AP1036)
Carol Sloane 『Live At 30th Street』(CBS SONY SOPJ115)
です。
中古盤で出くわすことが珍しい盤ではないかと思います。
キャロル・スローンのは、ネットで検索しても見かけません。
ジャケ買いの1枚ですが、内容も素晴らしいライブ盤です。
V.S.O.P.のは、ダイレクト・ディスク盤で高音質を謳った盤です。
グループ最初で最後のスタジオ・レコーディング盤です。
発売当時ジャズ喫茶で聴いたことがありましたが、今回30数年振りに聴いてみていいアルバムだと再認識しました。
続く。
では、小生のSACDを紹介します。全て2チャンネルです。
山本剛 『Midnight Sugar』
Renaissance Classical / Maestros Del Siglo De Ore : Savall / La Capella Reial De Catalanya Hesperion
Hank Mobley 『Caddy For Daddy』
Great Jazz Trio 『Memorial Of Hank Jones』
『Someday My Prince Will Come』
『Collaloration』
『Stella By Starlight』
Hank Jones 『Last Recording』
Keiko Lee 『Live At Basie With Hank Jones』
『Fragile』
『Delight』
『Smooth』
Tony Malaby 『Apparitions』
Rosset Meyer Geiger 『Trialogue』
Sam Yahel / Mike Moreno / Ari Hoenig / Seamus Blake 『Jazz Side Of The Moon : Music Of Pink Floyd』
以上です。
SACDプレイヤー導入後は聴いていないので、その【高音質】を楽しみたいと思います。
そのためには、
SACDを探さなければ...
苦笑!!!
ではでは。
小生手持ちのSACDは、ほとんどが2チャンネルでハイブリット盤です。
5.1サラウンドのマルチチャンネルのものは2枚しかありませんが、こちらから紹介します。
Pink Floyd 『Dark Side Of The Moon』
牧野氏の著書『牧野式高音質生活のすゝめ』Part2「高音質注目盤ディスク・レビュー30」に取り上げられていて、著者も述べていますが、「今から40年も前の作品なのに、あたかも最初からサラウンドにするために作られたかのよう」な作品である。色々な人もディスク・レビューで、このSACDに同様なコメントを寄せている。
レコード発売時の頃、すでに4チャンネルは実用化の段階に入っていた。これを視野に入れながら作品は作られてはいないと思われるが、プログレッシブ・ロックだからこそできたマルチ・チャンネル作品であると思う。
SACDマルチ・チャンネルで発売されたからこそ、手にした作品である。
このアルバムがSACD化され、5.1チャンネル・サラウンドになっていることは知っていたが、いざ欲しくなった時は既に【廃盤】で入手困難であった。
それが、国内盤で発売になったので、入手した。
何を聴きたかったのか。それは、このアルバムを購入した中学生時代に遡る。
ブログにも書きましたが、小生がステレオを買ってもらったのは高校の合格後。ゆえに、ステレオを持っていないのに、レコードを購入し始めていました。
その中の1枚が、この『Machine Head』です。
深夜放送で聴いた「Black Night 」や「Fireball」は知っていましたが、「Speed King」や「Child In Time」を知らない時、地元レコード店ではアルバムを試聴して購入することが可能であったので、このアルバムを試聴しました。アルバムA面1曲目にある「Highway Star」のイントロ部分。イアン・ギランのハイ・トーンの雄叫びがヘッドフォンの左右を駆け巡りました。この部分だけで購入を決めました。笑...
この部分だけのために、SACDを購入した訳です。5.1サラウンドで聴きたい。
でも、海外盤が出た時は、さすがに【この部分】聴きたさには購入出来ませんでした。
上記のPink Floyd 『Dark Side Of The Moon』の感動があればこその購入です。
この延長線上に、King ChrimsonやEmerson Lake PalmerのDVD-AUDIOがあります。
続く。
ではでは。
まず、BLU-RAY DISCから紹介します。
Jimi Hendrix 『Hear My Train A Comin'』
Led Zeppelin 『Celebration Day』
Neil Young 『Journeys』
5.1サラウンドではありませんが、『「吉田拓郎 かぐや姫 コンサート イン つま恋1975」、「吉田拓郎 ’79篠島アイランドコンサート」』てのも買ってしまいました。
DVDはロック編から
David Gilmour 『Remember That Night :Live At The Royal Albert Hall』
Pink Floyd 『Pulse』
Rolling Stones 『Biggest Bang』
『Shine A Light』
Led Zeppelin 『狂熱のライブ』
Free 『Forever』
Rory Gallagher 『Live At Cork Opera House』
The Band 『Last Waltz』
Jimi Hendrix 『Live At Woodstock』
ジャズ編
Weather Report 『Live At Montreaux 1976』
Jaco Pastorious 『Live In Montreal』
Miles Davis 『Live From The Montreal Jazz Festival』
Return To Forever 『Live At Montreux 2008』
『イマジン ザ サウンド:60年代フリージャズのパイオニア』
ブルース編
B.B.King 『Live In Africa ’74』
次はSACDを紹介します。
ではでは。
小生の手持ちのDVD-AUDIOから紹介します。
King Chrimson 『Live in Argentina 1994』
『In The Court Of The Crimson King 40周年記念エディション』
『Larks' Tongues In Aspic 発売40周年記念ボックス・セット』
『Starless And Bible Black 40周年記念エディヂョン』
『Road To Red』
Emerson Lake&Palmer 『Emerson Lake&Palmer』
『Tarkus』
Eric Clapton 『DVD Collection 「Reptile」』
牧野氏が著書で言っていますが、DVD-AUDIO方式は規格上終了となっていますが、キング・クリムゾンやエマーソン・レイク&パーマーがこの方式を残してくれている。
今後、BLE-RAY AUDIO方式に採って変わっていくこととなると思われるが、再生プレイヤーの機能は何とか残してもらいたいものです。(MDプレイヤーやレーザー・デイスク、8ミリビデオやβ方式ビデオなどと同じ運命にあるのか?)
では、手持ちのBLE-RAY AUDIOの紹介です。
Ella Fitzgerald/Louis Armstrong 『「Ella&Louis」、「Ella&Louis Again」』
John Coltrane 『Love Supreme』
この次は、5.1サラウンドの音楽DVD、BLU-RAY DISCの紹介をします。
ではでは。
A&Vを始めるに当たって、今ではお世話になっている〇〇無線の社長さんに言われたのは、
オーディオとヴィジュアルは分けた方がいい。
小生は、当時愛用していたJBL4425を5本使ったサラウンド・システムの構築を考えていました。
これだと、ある程度の大きな部屋を必要とします。そんな部屋を持てる家を建てることができるのか。
当時のオーディオでは、2チャンネルで良い音を追及することが最上の喜びであった。(現在も変わらないかも。)
だから、社長さんも、音作りは分けた方が良いと。
それは、ヴィジュアルの部分が映画中心という時代でしたから、音楽映像の再生は二の次という考え方が主流であったので、小生には「分けた方がいい。」と進めてくれたものと思っています。
では、小生のサラウンド・システムをいよいよ紹介します。(もったいぶって。汗。。。)
ユニバーサル・プレイヤーは、
DVDプレイヤー パイオニアDV-S858Ai、DVR-77Hは現在休眠中ですが、Ble-rayプレイヤー デノンDBP-1611UD、東芝 レグザDBR-Z320
AVアンプ 初代はパイオニアVSA-AX10i-N、二代目はデノンAVR-3312
フロント・スピーカー KEFQ7、センター・スピーカーKEFQ9c、リア・スピーカーKEFQ1、サブウーファー アースウェイクMkⅣ12
となっています。
これに、SACD2チャンネル再生用に
デノン DCD1650RE、真空管式アンプ ラックスマンSQ-38u、スピーカー JBL S143MkⅡ
となっています。
ちなみに、液晶プロジェクターは初代がPLUS HE-3200で、二代目が三菱 LVP-HC4000
アナログプレイヤーは、ヤマハ GT-2000L、デノン DP-55L(休眠中)、カートリッジはデノン DL-103、DL103-LCⅡ等となっています。
部屋が乱雑過ぎてご紹介できません、悪しからず。(また、いずれ。)
ではでは。
,
高音質生活研究所所長 牧野良幸氏のSACD&5.1サラウンド再生システムを著書から紹介します。
ユニバーサル・プレイヤーとして、パナソニックのブルーレイ・レコーダーDIGA
2chアンプ TAG McLaren60iRV、AVアンプ ヤマハDSP-AX863
フロント・スピーカー B&Wノーチラス804、センター・スピーカー B&W HTM2、リア・スピーカー ヤマハNS-10MM、サブ・ウーファー ヤマハYST-SW45
となっています。
では、小生の再生システムを紹介しますが、その前に、一言。
小生が高校の合格祝いに両親から買ってもらったステレオは、当時売り出されていた4チャンネル・ステレオであった。
ビクターのCD-4方式は、牧野氏が言う「プラネタリウムタイプ」で360°サラウンドで、リア・スピーカーにも楽器を配置したものが多くあった。これを実現するために、特別な4チャンネル用のレコード針が必要であった。
アンプには、ソニーのSQ方式やマトリクス方式も搭載していたが、こちらは牧野氏が言う「コンサートタイプ」あるいは「2チャンネル拡張タイプ」で、演奏者が前面に配置され、周りに観客がいるような感じにリア・スピーカーを鳴らすものであった。しかし、今の5.1サラウンド程の臨場感は感じられなかったと記憶している。
以前、ブログにも記載したと思いますが、4チャンネル方式はまだまだ開発途上で、学生が手を出していくものではありませんでした。
社会人になって、コンポーネント・ステレオを購入して間もなく、ホームシアターが紹介され始めましたが、まだまだ2チャンネルの世界でした。
三管式プロジェクターから現在主流となっている液晶プロジェクターの時代になってくる頃、AVアンプの時代が到来します。これと並行するようにサラウンドという言葉が使われ出しました。
今では、AVと言えば、アダルト・ビデオを指しますが、その頃は、オーディオ&ヴィジュアルのことを言っていました。
1980年代半ば、1954年制作の『ゴジラ』が再上映された時、この感動を自宅で楽しみたいと思い、将来、家を建てる時にはホームシアターを造るぞと決心しました。それが、10数年前に実現した訳です。(ただし、小ホームシアターですが。笑。。。)
続く。
牧野良幸著『牧野式高音質生活のすゝめ』(CDジャーナルムック)
年末に書店で購入。
いつも送られてくるショッピング・メールで発刊を知る。
本日、Part1 「高音質生活の基礎講座」、「所長が聞く、富田勲氏のサラウンド指南」、「所長が行く」を読了。
Part2へ進む。
ではでは。
コンパクト・ディスク・プレイヤーと呼ぶ人は、今はほとんどいませんね。CDプレイヤーです。
当オーディオ・システムの初代は、マランツCD-34です。
’85年発売の第1世代のCDプレイヤーですが、価格59,800円という破格の低価格が売りでしたが、その性能は上級機の技術が惜しみなく投入されたもので、コンパクト・ディスクという新しい音楽媒体の普及に大いに貢献した機種でした。小生の機器は、再生不能になるまで約10年間、頑張ってくれました。
2代目が、デノンDCD-1650ALです。
’95年発売です。ロングセラー機種の後継機。当時、毎月購入していた『スイングジャーナル』のオーディオ評を読んで購入を決定しました。小生のオーディオ歴の指針となっていました。ジャズ情報とオーディオ情報の両方を得るのに最適な雑誌でした。マランツCD-34や、今では珍しくもない16対9のテレビ、JBL143MⅡなどの購入時に参考にしていました。
2代目は、約18年間も頑張ってくれました。輸入盤において、1曲目が読み取れないなどの支障がでたためで、日本盤であれば何も問題はありませんでした。液晶プロジェクターで使用していたケーブルを音声用に使用したところ、実に『生』な感じの音を出してくれていました。
お疲れ様でした。
そして、いよいよ3代目を迎えました。
デノンDCD-1650REです。
昨年10月発売の製品ですが、その価格は2倍となっており、CDプレイヤーからスーパー・オーディオ・コンパクトディスク(SACD)プレイヤーへ、さらにはUSB接続で最大192kHz/24bitの高音質ハイレゾリューション音源に対応しているなど、一気に中級オーディオの仲間入りとなりました。
アンプを入れ替えて、1か月後の導入。
これも、地元の電気屋さんのおかげです。