今日は寒いです。小雨が降っているので山の上は雪かも知れないですね
ラリーの様に色々な標高の場所を走ったり、気温の変化(昼と夜のステージ)
が激しい競技は大気圧補正が必要です。また同じ場所での競技でも
数日間行われれば、低気圧の日も有るし高気圧の日もあるので
大気圧は変化しますので補正が必要です。
大気圧とは、まず標高が変わると気圧が変わるのはご存知だと思います
<wbr></wbr>一般的に標高での気圧の変化はこの様に言われています。
以下他の文献より参考資料です。
標高0m 1013.<wbr></wbr>2hPa(ヘクトパス<wbr></wbr>カル)
標高100m 100<wbr></wbr>1
標高500m 約95<wbr></wbr>0
標高1000m 約9<wbr></wbr>00
標高1500m 約8<wbr></wbr>50
標高3000m 約7<wbr></wbr>00
標高5000m 約5<wbr></wbr>00
標高が上がると大気圧<wbr></wbr>が下がるので、
酸素分圧が下がります<wbr></wbr>。ただし他の
ガスの分圧(窒素分圧<wbr></wbr>)も下がるので
空気の中の酸素の割合<wbr></wbr>(酸素の濃度)
は21%で変わりませ<wbr></wbr>ん。
空気が薄くなるという<wbr></wbr>言い方は、大気圧が下<wbr></wbr>がり
酸素分圧が下がり、肺<wbr></wbr>から血液に酸素が入る<wbr></wbr>
割合が下がるので、呼<wbr></wbr>吸が苦しくなり、
そのために空気が薄く<wbr></wbr>なったと言うのだと思<wbr></wbr>います。
空気が薄くなるという<wbr></wbr>言い方はしますが、実<wbr></wbr>際は
酸素分圧が下ることを<wbr></wbr>さしています。
場所____標高(m<wbr></wbr>)_大気圧_酸素濃度<wbr></wbr>
海面位_____0_<wbr></wbr>__760_21%
盛岡_____157<wbr></wbr>__718__21%<wbr></wbr>
軽井沢____100<wbr></wbr>4__677_21%<wbr></wbr>
富士山____377<wbr></wbr>3__478_21%<wbr></wbr>
エベレスト山頂_88<wbr></wbr>48__253_21<wbr></wbr>%
参考資料終わり。
気温や気圧を考えなければ、標高での大気圧補正は
1000mで約10%薄くすれば良いかというとそうでは有りません!
NA(自然吸気)ならこれに近い数字になる場合も有りますが、
ターボ(過給器)は空気を圧縮して押し込むので
ここまでの標高での大気圧の差は出ません。
車種によっても違うし、かけているブースト圧に寄っても
違うので、データの積み重ねから割り出していくしか有りません。
大気圧補正は重要ですが、難しいです・・・