世界の中心アメリカ、ではなくて、世界の辺境アメリカ。そういう描き方だなあ。
どうして今、足元の辺りへ戻って行くのか、よく分からないけれどそういうもんなんだろうか。観た映画は、たいてい好きになってしまう。だから面白かったけれど、人様の国のことにそこまで共感、同一化できるかと言うと、そうでもない。この距離感は歴史の距離感、時間の距離感なんだろうか。単なる自分の無知からくるものかもしれないけれど。
政治サスペンスなのか?
ダニエル・デイ・ルイスの、登場のシーンにはどきどきした。背中から近づいてきて、中々顔が見えない。薄暗く、北軍の兵士たちがやっと、その人が偉大な大統領だということを説明してくれる。
片隅にいる人。終始そういうイメージの大統領は、初めてかもしれない。
片隅にいて、辺境にある。
シルクハットのおじさんはよく知らないけれど、この映画のそういう辺りに、大いに共感するのである。
スティーヴン・スピルバーグ監督、2012年、アメリカ。
どうして今、足元の辺りへ戻って行くのか、よく分からないけれどそういうもんなんだろうか。観た映画は、たいてい好きになってしまう。だから面白かったけれど、人様の国のことにそこまで共感、同一化できるかと言うと、そうでもない。この距離感は歴史の距離感、時間の距離感なんだろうか。単なる自分の無知からくるものかもしれないけれど。
政治サスペンスなのか?
ダニエル・デイ・ルイスの、登場のシーンにはどきどきした。背中から近づいてきて、中々顔が見えない。薄暗く、北軍の兵士たちがやっと、その人が偉大な大統領だということを説明してくれる。
片隅にいる人。終始そういうイメージの大統領は、初めてかもしれない。
片隅にいて、辺境にある。
シルクハットのおじさんはよく知らないけれど、この映画のそういう辺りに、大いに共感するのである。
スティーヴン・スピルバーグ監督、2012年、アメリカ。