長期連休ですね。私は特にオンオフのない生活ですが、せっかくなので心をオフにしまして。
病気になった自分が何を考え、何を得たのか、思いを巡らせてみました。
そして、私がお伝えしたいなと思ったことは
やりたいことは今すぐやってみちゃおう!
やるべきと思ったことは焦らず待とう。
です。
病気になった当初って、動ける時間にも限りがありますし、もしかすると命のリミットも迫っているかもしれないし、そして今までにないほど残念な自分に向き合うことになって、正直かなり焦って生き急いでいたところがあります。
「焦らない」というのは、今に至るまでなかなかに難しい課題のひとつです。
ただ、体が動かない日々から、少しだけ動ける今を迎えることができて気づいたことがあります。
1日1日を紡いで生き延びること、そのことにも大きな価値があるなと思ったのです。
いつか、が来るかもしれないのです。
焦らない、焦らない。
慌てない、慌てない。
私に無限の時間がないことに気づきましたが、かと言って具合の悪い時に焦っても良い仕事はできないものです。
精神的にも滅入る一方です。
ただ、生き延びるだけでも頑張っている、何なら無理の連続を重ねる日々ですから、それをひたすらに褒めてあげて、動ける日がくるのを祈るだけでもいいのかなと。
しかしですね。焦るな、休め!と言いきかせたところで、それはそれでつまらないのです。
生きているだけでも大変なので、「休んでいる」とも違う感じがするのです。
痛みや辛さ、虚無感に苛まれるのも、それはそれで精神的に追い込まれてしまいそうでした。
そんな私が思い立ったのは、やりたいと思ったことはやっちゃえ!でした。
失うものもなくなりましたから(笑)、恥もこれ以上ないほどにかきまくりましたから、新しいことに手を出すくらいへーちゃらになっていました。
そして何より、失敗しても命を取られるわけじゃないし、もう一回、マイナスからでもやり直せばいいじゃん、という思考も加わって、私を遮るものはなくなりました 笑。
しかし、やるべき、ということには振り回されてはいけません。
人間、そうやって紡いでいけばやるべきことはそのうちできますから、やるべきことだけに固執して、やりたいことを後回しにしては、それこそもったいないのです。
(やるべきこともろくにできない病気の人間にとって、やるべきことをこなさないのに、やりたいことをするというのは非常に心苦しくて、長いこと手をつけられませんでした。これもまたいろんな人の支えがあってようやく行き着いたことでした。)
今自分にできることでやってみたい!と思ったことはとにかくやってみました。
刺繍、写経、お茶、新しい料理、絵本を読む、かるたをする、かるたを作る、ダーツ・・・
おまえさんのやってみたいことはそんなことかい!ってそうなんですよ。
壮大な夢を叶えることじゃなくて、すぐ手が届きそうなのにやっていなかったことを少しずつですが、やってみました。
これは今、元気で健康な方にもオススメです。
いつかできること、は、意外とやらないものです。
小さな挑戦や小さな夢だとしても叶えていれば、人間、意外と楽しく暮らせます。
そして、焦る自分を少し制することができたのです。
来年やりたいなって思ってることは、今できそうなことならやってみるのもいいと思います!
私も、元気な体になったら、やってみたいことがあります。
壮大な夢も、小さな夢も、全部全部、焦らずゆっくり叶えていくために今を生きたいと思います。