これは高校の時の先生に言われた言葉です。
私の同級生は、社会に対しても、また人格的にも優しい人が多くて、尊敬しています。
そんな彼らは、何か挫折するようなことや悩むようなことがあっても、ただ打ちひしがれているだけではなくて、何かをつかんで這い上がってくるよね、という褒める意味で先生は使っていました。
しかし、私が実際に病気で倒れている時は、これがまた刺さる言葉でした。
ただただ、倒れているだけの私は失格なのか?
いや、倒れさせてくれよー、生きているだけで辛いんだから。
と悪態をつきながらも、同級生の仲間入りをしたくて、もがき苦しんでいたような気がします。
そんな彼らが今の私に言ってくれることは
「とりあえず生きていればいいんだって!」
ということです。
生きていてくれてありがとうとか、よく頑張ったねとか。
本当にとりあえず生きてただけでいいのかな、と思ったのですが、私も主人の仕事を手伝ったり、娘はとりあえずここまで育ってくれましたし、わずかなる成果ですけど、必死に生きていると何かどこかで生み出せているものなんだと教えてもらいました。
このブログに開業の話や子どもの話をいっぱい書いているのは、そういう理由です。
完全に人の褌なんですけど、役に立ったと言われているし、そこから私も学んだことはたくさんあって、そういう時はそれでいいのです!と今は思うのです。
だから、志さえ失わなければ、倒れているだけの時があっていいのです。
ここまで這い上がってきた私だから、あえて言います。
倒れているまんまでいることは、とっても辛いです。
でも、いつかがきっとありますから、ぜひとも堂々と倒れていてください。
倒れていられる人は、その時は耐え抜くだけなんですけど、振り返ると何かを掴んでいるようなのです。
助けが必要なら、とりあえず叫んでみてください。
10人に笑われても、11人目に恩人が現れるかもしれません。
倒れ続ける根性は、きっと人を強くしてくれます。