私は食事をとても大事にしています。
今、家族の時間を楽しむこと、子どもとの時間を楽しむこと、子どもの未来を作ることにつながると思うからです。
そして何より、自分が毎日幸せを感じられる大切な時間だからです。
病気がとっても悪くなった理由の一つに、もしかしたら食生活の乱れがあるような気もしています。
しかし、さあ!気をつけよう思ったところで、気づけば私自身が食卓のものに関して何にも知りませんでした。
食卓が謎って、なんだろう。
知りたいという私の欲求と子どもと共に楽しめるものがあったら、ということで本を買ったり、料理を一緒にしたり、オンラインイベントに参加したりしています。
今回は、そのひとつの、おさかな小学校をご紹介しちゃいます。
おさかな小学校は、小学生向けのオンライン授業をしてくれる、文字通りお魚について教えてくれる小学校です。
毎週土曜日の9時から30分間の授業と質疑応答時間が15分くらいです。
オンタイムで参加できない場合も、そうではない場合も、アーカイブで閲覧できるので、そこはご心配なく。
要望が多くて、大人の方向けにも公開されています!
校長先生の鈴木先生をすーさんと呼んで、あたたかい雰囲気の授業が展開されています。(すーさんという呼称を「わー」と思うのは、親世代だけなんでしょうけれど笑、普通に親やすいみたいです。)
この授業の魅力は
・食べるということを主眼に置いた授業であること
(魚の種類ごとにどこで釣るのか、魚をさばく光景を見せてくれたり、料理の種類などを教えてくれます)
・SDGsなどを意識して、魚や海を通じた環境問題を考えてくれるところ
・どんな質問も否定せずに、答えてくれるところ
です。
無料ではありませんが、今までなかった視点での授業に、親の私もはまっています。
そして、おさかな小学校は私の病後の指針のひとつに何か合っているような気がするんです。
ある農家さんが、自分が作ったものがおいしいと思う理由のひとつに「苦労した分、美味しく感じる」と言っておられました。
なるほど、確かに目の前にあるものは100円のおにぎり、ではなくて、このお米はどこで誰がどのように作り、この海苔は誰がどこでどう養殖して採り、海苔作りをしたのか、この梅は誰がどのように育てて誰が漬けてくれたものなのか、塩は誰がどのように加工したのか、を考えたらテレビやスマホを見ながら頬張ることもなく、おいしいなあ、ありがたいなあとより思えてきたのです。
私自身は何かを採ったり育てたりすることはできませんが、そうして苦労を知り、感謝して食べられると、ぐっと幸せになった気がするのです。
毎日のことで幸せが感じられるってすごくないですか?
主婦って3食作らなきゃなんだけど、みたいに文句言いたくもなるので。
だから、子どもにもそういうことをわかってほしいなと思って、一緒に授業を受けています。
知識をごりごりと教えられるのではなくて、食卓が楽しくなりますように、みたいなコンセプトの優しい心が詰まった学校です。
よかったら、ぜひ、ご覧になってみてください。