先日、友人が面白いことを教えてくれました。
友人は長年の夢だったバイオリンを大人になってから習い始めたそうです。
そうして素人から玄人になった折に改めて様々なコンサートや発表を聞きにいったところ。
自分の胸に響いたのは、
世間様が評価するプロの方
ではなくて
思いの丈をのせた素人の方の発表
だったそうです。
その時に、人の胸に突き刺さるのは、その人の経験やそこから得たもの、そして思いや志なんだと思ったと言うのです。
だから、私は病気になってしまって、失ったものがたくさんあるだろうけれども、
それでもこうやって何かを得て一生懸命生きて、誰かを元気付けようと思って発信している「姿勢」だけでも、勇気をもらえる気がすると。
そんなことを教えてくれました。
私はもちろん人としてはどうなの?と思うような人間性ですし、勉学もまた社会人としての経験も全く足りません。
でも、それでも、私が思っていることがこうやって何か響くものがあるなら。
このままでもいいのかなって思えました。
別の友人もまた、くじらさんの呼吸を忘れずに。
私の考え方で、時々ほっこりできるんだ、と連絡をくれました。
私の考えはもうめちゃくちゃですし、結局ブログも、つらつらと日常を書き、時に悪い感情をダダ漏れにしたり、ひっちゃかめっちゃかですけれども、それでいいや!って思えました。
そして、先日ちょっと面白い出来事がありました。
素晴らしい経歴の方とお話しする機会がありました。
でも、勢いにめんくらってしまって、全然言葉が出てきませんでした。
私は何にも否定もされていないし、攻撃もされていないのに、どうしてか寂しい気持ちに包まれてしまいました。
どうぞ、話して、と言われて口から出てくる言葉は、どうもうまくつながらない、嘘っぱちのような上っ面のような言葉が並んだだけで、あまりに自分らしくありません。いたたまれない気持ちになって、そのまま最後まで自分を出せませんでした。
無口で、暗くて、何も考えていない人という印象だったと思います。
病院でよく出していた自分です!もうだめじゃないの!と笑えてきました。
でも、その悪い印象をどうにかしたいと今は思いません 笑
それも私の一部だし、仕方のないことですね。
(初対面でも、もう少しうまく話せるようになりたいなあとは思います。それは私の課題です。)
友人たちが教えてくれたように、人としての魅力というのはそんなに簡単に形にして表せるものではないのだなとつくづく思いました。
経歴を積み重ねることが人としての魅力を語るものさしにはなり得ないんですね。
だから、私は魅力的な人でしょう?ということでは全くありませんが、
でもなぜか、うん!私は私でいいんだ!って思えました。
これから、これから!
情けない自分をさらしておいて、これでいいんだ!って何なんですかね。
でも本当にそう思ったのです。
不思議な体験でした。