授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

給食について

2010-05-04 22:54:57 | 講座・セミナー
私が子どもの頃、給食は全部食べないと片付けることができませんでした。
その上、全部食べた子から、おかわりができるのです。
私は、好き嫌いが多かったので、食べるのが遅くなりました。
好きなものが出ても、おかわりはできませんでした。
その上、嫌いなものが食べられずに、昼休みが無くなることもしばしばでした。
給食は、大体好き嫌いのないやんちゃな子がいつもおかわりをしていました。
給食時間は弱肉強食です。
その頃は、給食時間が嫌でした。
食べ物の恨みは恐ろしいのです。

現在、上記のような給食システムは、登校拒否を生みます。
嫌いなものを「食べてご覧」と言っただけで、
「給食が嫌だ。学校に行きたくない」という子どもがいて、
親もクレームをつけてきます。

現在の社会情勢では、嫌いなものを無理矢理食べさせない方がよいです。
だいたい、子どもの頃嫌いでも、大人になって食べられるようになることもあります。
「給食センターの方たちが、心を込めて作ったのですから、ひとくちだけ、食べましょうね。」
その程度でオッケーです。

さて、本題の給食当番ですが、1年間同じシステムで行うことが基本です。
当番の仕事は変わらないので、1年間同じ班で行います。

最初のうちは、必ず教師が給食着を着る所から、
給食室(配膳室)に片付ける所まで、つきます。
全員が給食当番を経験するまでは、教師がついて指導するのです。

特に、食缶は教師がよそります。
子どもたちは、食缶の配膳の量がわかりません。
大体お玉大盛り1杯です。
汁物の時は、具が下にたまっています。
かき混ぜてからよそったり、具でひとすくい、汁でひとすくいの場合もあります。
1ヶ月ぐらいやっていると、大体の目安がわかってきます。


おかわりは教師が仕切ります。
必ず教師がつきます。
人気のないおかずから希望者を募り、じゃんけんでおかわりする人を決めます。
負けたら、他のおかずにエントリーはできません。
やんちゃな子が、じゃんけんに負けて、我慢を覚える場面です。

最後に食缶のおかずをほんの少し残しておき、
どうしてもほしい子にスプーン1杯だけあげます。
そうすることで、やんちゃ君も納得するのです。

給食時間は必ず守らます。
給食委員会や給食室、給食センターの方、
そして遊びたいクラスの子どもたちの時間を奪うことになります。
きちんと趣意説明して、時間内に食べ終わるようにさせます。
そのために、前もってデザートを食べていい時間、おかわりの時間、
最後の1分黙って食べる時間などを確保します。

給食当番でない子の動きもきちんと把握しておきます。
給食時間は休み時間ではありません。
教室や廊下で遊んでいる子がいないよう、前もって趣意説明しておきます。
手洗い係を作って、全員が手を洗ったかチェックさせます。
手洗いが終わったら、この時間は、
連絡帳を書いたり、係の仕事をしたり、読書をしたりする時間にします。

それから、教師は子どもの席で給食を食べます。
私は、各班を1日交替でまわります。
子どもたちとコミュニケーションを取るためと、食事の様子を把握するためです。

教育相談期間などがあれば、一人ひとり教卓に呼んで、いっしょに食べます。
そうすることで、教育相談も一緒にできます。