授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

係活動のシステム化 1

2010-05-05 22:29:01 | 講座・セミナー
1.教師がいなくても子どもたちだけで1日過ごせることをイメージする
 教師に成り立ての頃、係活動は子どもたちに自分のやりたい係をあげさせ、自由にやらせていましたしかし、子どもたちは自分たちで立候補した係なのに、全然やらなかったのです。「○君、何で仕事しないんだ!」「窓を閉めてない!□君を呼び戻せ!」などと、叱る場面が多くなりました。やっていない係の仕事は、放課後自分がやる羽目になった。「これは、係の仕事にしておけばよかった」と思うこともしばしばあった。
 今から思えば、自分の力量の低さが恥ずかしくなる。係は、ただ作ればいいのではないのです。きちんとした論理、システムを考えて作るんです。
『なぜ、係活動が必要なのか。』
 係活動は
「教室でのあらゆる仕事を全員で分担する」
ということなのです。そのためには、
「教師がいなくても子どもたちだけで1日過ごせることをイメージする」
のです。
 まず、始業式の前に、子どもたちが朝学校についてから、夕方帰るまでの動きをノートに書き出してみます。窓を開ける、宿題を集める。ハンカチやティッシュをチェックする。
いっぱいあると思います。それらが、係の仕事になります。
 低学年であれば、始業式のあとに、教師が係を示してやればよいと思います。でも、中学年以上であれば、ぜひ子どもたちから、係を出させたいものです。その方が、自分たちで決めた係だ、とやる気になってくれるからです。
 そのために、係を決める前に、子どもたちに朝学校についてから、夕方帰るまでの動きを、去年はどうだったか聞きます。クラス解体があった学年では、様々な動きが報告されます。その中で、「窓が誰があけていたの?」などと聞けば、「窓係!」など、今までの係を教えてくれます。それを黒板に板書していけばいいのです。おおよそ、教師が必要だと思っていた係が出るはずです。それでも出ない場合は、教師から「チョークを持ってくるのは?」などと聞いて、「じゃあ、チョーク係ね」などと係の仕事にします。
 子どもたちは、「それは日直の仕事だ」と言うときがありますが、あまり日直の仕事を増やさない方がいいと思います。やりきれないから。