授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

教室で起こる事は教師の責任?

2018-05-21 20:00:35 | 学級経営
昔、ある学校で学年集会をやるときに、学年主任が先に行ってしまった。僕は、学年主任のクラスの子供たちが教室に残っていたので、声をかけ、1番最後から行った。ところが、会場の入り口を、僕らが入る前に学年主任が閉めてしまい、中から鍵をかけてしまった。中からは「遅刻した人は中には入れません。〇〇先生(僕)も遅刻しました。」という学年主任の声が聞こえてきた。

それまで、学年の動くときは学年主任が先頭を行けば、ほかの先生は最後尾に付くように教わってきた。それがチームとしての学年の先生方の動きだと、ずっとやってきた。なので、この鍵を閉めてしまった学年主任には愕然としたし、正直ついていけないとも思った。

もっと若い頃、クラスで起こることの全ては担任に責任があると先輩達から教わってきた。何かがあったら、そうならないために、教え育てるのだと。

例えば、忘れ物をして叱る、赤白帽子を忘れたら体育をさせないのは、素人でもできる。
子供だから忘れ物もするし、親も家庭の事情で用意できないこともあるだろう。それを持って来させるために、教師はどんな手立てをとっただろうか。ただ「持ってきなさい」と言うだけでは当然持ってこない。

僕は、集金等であれば、1週間前、3日前、前日、当日などに、連絡帳に書いたり電話したり、メールをしたりして忘れないように手立てを取った。日常の学校で使うものについてはその子のための予備を買って教室に置いてあった。赤白帽子、筆箱セット、下敷き、体操服、雑巾など。

そして必ず忘れました貸してくださいと言えば、叱らずに貸してやるようにしていた。そのままずっと忘れる子もいたが、そのうちにだんだんと教師から借りるのは恥ずかしがり、自分で持ってくるようになった子もいた。

1番最初の例で言えば、やはり学年主任の行動は間違っていたと思う。学年主任のクラスの子が楽学年集会に遅れるのは、学年主任自身の指導の仕方が悪いからである。別のクラスの担任だった僕がその子たちを連れて会場に行ったのであれば、心ある教師ならお礼を言うべきである。

教室で起こること全て自分の責任と思い、それをなくすために、また起こさないために、どのような手立てを取るか、それが教師の仕事である。

遅れた人は会場から締め出す、忘れ物をしたら体育を受けさせない、それらは素人だってできること、教育的指導ではない。給料もらっているのであれば、そうならないために、万策尽きるまで対策を講じるのが教師の仕事である。


写真の日暈(ハロ)は記事と関係ございません。

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