授業開始時、子どもたちは、何も指導しなければ、騒乱状態です。子どもは、動きたい、喋りたい、手イタズラしたいのです。
よく、静かになるまで待つ、と言う先生がいます。それでは、普通静かになりません。賢い子が気付いて「静かにして!」と言うことがあります。それで静かになる場合もあります。しかし、逆に反発して、余計うるさくなることの方が多いです。
待つ、と言うのは、指導の放棄です。子どもたちは、授業は静かに受けると知らずに小学校に入学して来ます。一年生の最初に、授業の受け方を教えないといけないのです。
いや、一年生の先生は、指導したと言うかもしれません。いま、静かに受けていればオーケーです。
しかし、多くの場合、騒乱状態になります。なぜなら、話の聞き方が習慣化するまで、何度も何度でも指導していないからです。
前置きが長くなりました。
話を聞く状態にするには、次の3つの要素があります。
1.手に物を持たない
2.話し手を向く
3.喋らない
一つ一つ解説します。
1.手に物を持たない
手に物を持っていると、必ず手イタズラをしてしまいます。手に注意がいき、教師の話が頭に入って来ません。
「手に持っている物を置きます」と言って視線をとばし確認します。
2.話し手を向く
別の方向を見てるのは、そちらに注意が向いています。教師の方に注意を向かせるために、「おへそを先生に向けます」そして全員確認します。
3.喋らない
子どもが話していると、当然ですが、その話に注意を向けてしまう子がいます。また、教師の話を聞かなくてよいという誤学習をしてしまいます。
「口にチャックをします」と身振り付きで言います。
僕は4月の学級開きから言い始めます。
「お話をします。手に持ってる物を置きます。おへそを先生に向けます。口にチャックをします。」
そして全員に視線をとばし確認してから話します。
初めのうちは、出来ない子がいます。視線をとばせば、誰かわかるので、
「◯さん、おへそを先生にむけます。」などと指示します。叱ると、反発する子がいるので、笑顔でいいます。
1か月くらい続けると、「お話をします。」だけで全員が聞く姿勢になります。
2か月くらい続けると、教師が話し始めるだけで姿勢がよくなります。
2学期開始時に聞き方が悪くなったら、また初めからやればいいのです。
話の聞かせ方の基本はこれでいいですが、バリエーションはたくさんあります。それはまた別の機会に。
よく、静かになるまで待つ、と言う先生がいます。それでは、普通静かになりません。賢い子が気付いて「静かにして!」と言うことがあります。それで静かになる場合もあります。しかし、逆に反発して、余計うるさくなることの方が多いです。
待つ、と言うのは、指導の放棄です。子どもたちは、授業は静かに受けると知らずに小学校に入学して来ます。一年生の最初に、授業の受け方を教えないといけないのです。
いや、一年生の先生は、指導したと言うかもしれません。いま、静かに受けていればオーケーです。
しかし、多くの場合、騒乱状態になります。なぜなら、話の聞き方が習慣化するまで、何度も何度でも指導していないからです。
前置きが長くなりました。
話を聞く状態にするには、次の3つの要素があります。
1.手に物を持たない
2.話し手を向く
3.喋らない
一つ一つ解説します。
1.手に物を持たない
手に物を持っていると、必ず手イタズラをしてしまいます。手に注意がいき、教師の話が頭に入って来ません。
「手に持っている物を置きます」と言って視線をとばし確認します。
2.話し手を向く
別の方向を見てるのは、そちらに注意が向いています。教師の方に注意を向かせるために、「おへそを先生に向けます」そして全員確認します。
3.喋らない
子どもが話していると、当然ですが、その話に注意を向けてしまう子がいます。また、教師の話を聞かなくてよいという誤学習をしてしまいます。
「口にチャックをします」と身振り付きで言います。
僕は4月の学級開きから言い始めます。
「お話をします。手に持ってる物を置きます。おへそを先生に向けます。口にチャックをします。」
そして全員に視線をとばし確認してから話します。
初めのうちは、出来ない子がいます。視線をとばせば、誰かわかるので、
「◯さん、おへそを先生にむけます。」などと指示します。叱ると、反発する子がいるので、笑顔でいいます。
1か月くらい続けると、「お話をします。」だけで全員が聞く姿勢になります。
2か月くらい続けると、教師が話し始めるだけで姿勢がよくなります。
2学期開始時に聞き方が悪くなったら、また初めからやればいいのです。
話の聞かせ方の基本はこれでいいですが、バリエーションはたくさんあります。それはまた別の機会に。