よく子どもは、喧嘩をして人を殴ったり蹴ったり、または教師のものを壊したり、人のものを盗んだり、そういったやってはいけないことをしてしまう時が必ずあります。
そういった時に、先生方がよく言ってしまうのが二度とやっちゃいけない、絶対にやっちゃいけないと言う言葉です。
しかし、これは無理な話です。あなたは子供の頃にでも、大人になってからでも、二度とやっちゃいけないと人に言ったり、二度とやらないと心に決めたりしたこと、本当にそれで止められましたか。
例えば、遅刻してしまった、寝坊してしまった、忘れ物をしてしまった、提出文書の締め切りが守れなかった、等々、大人になってからも二度とやらないと、上司に叱られたり、自分で心で誓ったりしても、つい同じ過ちを繰り返すのが人間です。
ましてや子供なんですから、二度とやらない、絶対やらないと言っても、絶対にまたやります。2度目、3度目は必ずあります。
絶対またやると分かっているのに、絶対やらないと言うことを指導したり、そういう約束をさせたりするとどうなるか。
2度目にあったときに、もっと叱られます。この前やらないって約束したでしょ、などと言われ、自尊親や自己肯定感が下がってしまいます。そしてまた、二度とやりませんと言う約束をさせられ、後日また同じことをしてしまうのです。
そうすると、子供のほうは誤学習をしていきます。
二度とやりませんて言っても、また叱られればやってもいいんだ。
二度としませんなんて言う嘘をついてもいいんだ。
だって先生が何度も言わせてるじゃん。
そういった誤学習になり、二度としませんと言う約束は、逆にまたやってもいいやと言う刷り込みになり、悪循環に陥ります。
子供同士の喧嘩の場合はもっと厄介です。誰かに二度としませんと謝らせた場合、その子がまたしたときに、子供同士で、この前二度とやらないって言ったじゃないか、〇〇君は嘘つきだ、といわれます。
そしてまたそれで謝って許されてしまうと、〇〇君は謝れば許してもらえると思ってる、そのように子供たち全体に誤学習を起こしてしまいます。
もっと言うと、またその二度としませんと言うことを起こさせてやろうと、いたずらな子が、その子にちょっかいを出し、それをやらせようとします。
だってそうすれば〇〇君は先生にこっぴどく叱られるそういった姿を見れるのですから。
きちんとそういったことがわかっている先生方から見ると、別の先生に叱られている○○くんの後ろで、それをけしかけたやんちゃな子が、ニヤニヤしながら見ているということがわかります。
特に、ADHDの子は注意欠陥なので何度でも同じ間違いをします。ASD自閉症スペクトラムの子はこだわりが強いので同じことを叱られたって約束したって、こだわり行動を何度もします。
教師は、しっかり約束させることが教育だと思って、二度とか、絶対とか言わせたいのでしょうが、特別支援の経験のある先生方から見るととてもナンセンスな指導だとわかるはずです。
ではどうするのか。二度と、絶対と言う言葉は使わずに、これはやってはいけませんと教えればいいんです。
そしてもしまたやってしまった時、はやってしまったことを認めて謝って次からしないように気をつけていけばいいだけです。
友達と喧嘩してしまった場合も同じです。してしまったことを認め、謝ったら、二度としませんではなく、次こういった喧嘩があったら、同じように話し合って解決していけばいいんだよ、と解決の方法を教えればいいのです。
脳科学に基づいた特別支援の指導法を学んでいくと、こういった普段まかり通っている教育の手立ての過ちが、いくつも見つけることができます。これからもこういった特別支援や脳科学の観点から子供への対処の仕方をお伝えしていこうと思います。
そういった時に、先生方がよく言ってしまうのが二度とやっちゃいけない、絶対にやっちゃいけないと言う言葉です。
しかし、これは無理な話です。あなたは子供の頃にでも、大人になってからでも、二度とやっちゃいけないと人に言ったり、二度とやらないと心に決めたりしたこと、本当にそれで止められましたか。
例えば、遅刻してしまった、寝坊してしまった、忘れ物をしてしまった、提出文書の締め切りが守れなかった、等々、大人になってからも二度とやらないと、上司に叱られたり、自分で心で誓ったりしても、つい同じ過ちを繰り返すのが人間です。
ましてや子供なんですから、二度とやらない、絶対やらないと言っても、絶対にまたやります。2度目、3度目は必ずあります。
絶対またやると分かっているのに、絶対やらないと言うことを指導したり、そういう約束をさせたりするとどうなるか。
2度目にあったときに、もっと叱られます。この前やらないって約束したでしょ、などと言われ、自尊親や自己肯定感が下がってしまいます。そしてまた、二度とやりませんと言う約束をさせられ、後日また同じことをしてしまうのです。
そうすると、子供のほうは誤学習をしていきます。
二度とやりませんて言っても、また叱られればやってもいいんだ。
二度としませんなんて言う嘘をついてもいいんだ。
だって先生が何度も言わせてるじゃん。
そういった誤学習になり、二度としませんと言う約束は、逆にまたやってもいいやと言う刷り込みになり、悪循環に陥ります。
子供同士の喧嘩の場合はもっと厄介です。誰かに二度としませんと謝らせた場合、その子がまたしたときに、子供同士で、この前二度とやらないって言ったじゃないか、〇〇君は嘘つきだ、といわれます。
そしてまたそれで謝って許されてしまうと、〇〇君は謝れば許してもらえると思ってる、そのように子供たち全体に誤学習を起こしてしまいます。
もっと言うと、またその二度としませんと言うことを起こさせてやろうと、いたずらな子が、その子にちょっかいを出し、それをやらせようとします。
だってそうすれば〇〇君は先生にこっぴどく叱られるそういった姿を見れるのですから。
きちんとそういったことがわかっている先生方から見ると、別の先生に叱られている○○くんの後ろで、それをけしかけたやんちゃな子が、ニヤニヤしながら見ているということがわかります。
特に、ADHDの子は注意欠陥なので何度でも同じ間違いをします。ASD自閉症スペクトラムの子はこだわりが強いので同じことを叱られたって約束したって、こだわり行動を何度もします。
教師は、しっかり約束させることが教育だと思って、二度とか、絶対とか言わせたいのでしょうが、特別支援の経験のある先生方から見るととてもナンセンスな指導だとわかるはずです。
ではどうするのか。二度と、絶対と言う言葉は使わずに、これはやってはいけませんと教えればいいんです。
そしてもしまたやってしまった時、はやってしまったことを認めて謝って次からしないように気をつけていけばいいだけです。
友達と喧嘩してしまった場合も同じです。してしまったことを認め、謝ったら、二度としませんではなく、次こういった喧嘩があったら、同じように話し合って解決していけばいいんだよ、と解決の方法を教えればいいのです。
脳科学に基づいた特別支援の指導法を学んでいくと、こういった普段まかり通っている教育の手立ての過ちが、いくつも見つけることができます。これからもこういった特別支援や脳科学の観点から子供への対処の仕方をお伝えしていこうと思います。