授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

余計なことを教えるのはやめませんか?

2019-11-10 07:39:18 | 仕事術
余計なことを教えるのはやめませんか?

プログラミング教育、キャリア教育、英語必修化、食育を始めとした◯育の数々。

遡れば、総合的な学習の時間や、生活科もそうです。

いま、学校では沢山のことをやるように言われています。

しかし、これらは学校現場が必要として、先生方がやろうと思って始めたものではありません。

様々な企業、政治家、専門家や学者達が、勝手に必要だと思い込み、それを文科省やマスコミを動かし、学校にやらせようと働きかけてくるのです。

そしてそのほとんどが、内容、教え方など、学校に丸投げ。

プログラミング教育がその際たるもので、はっきり言って何を教えるのか、未だに意味不明。
いや、色々文書は来たのだけど、具体的には先生方が考えなさいよ!という言語明瞭、意味不明瞭のざっくりとした内容。
一応校内研修等で、このホームページを使うといいよ、ぐらいは教わるので、プログラミング教育は、パソコンルームに行って、このホームページをやりなさい、で1時間の授業にします。
市の予算がなくて、パソコンも遅いし、ネットの繋がりが遅いから、クラスの半数のパソコンが止まるのもしばしば。

英語は、小学校にも教科書ができたけど、是非見てください。
説明はなく、絵や写真と空欄ばかりで何を学ぶのか、何を教えたらいいか、教師の僕でも分かりません。
指導書を読んで、やっとわかるけど、パソコンソフトとパソコン、電子黒板がないと教えられない代物。
電子黒板は、大体学校に一つぐらいしかないので、普通学級に入れない支援を必要とする子はスポイルされてしまいます。
英語の先生が来てくれない小規模校は、英語が話せない先生が、四苦八苦して教えているのです。

具体例はまだまだ沢山ありますが、これが学校の実情です。

小学校で言えば、国語、算数、社会、理科、体育、音楽、図画工作、家庭科、道徳、学級活動。これらは教師は専門家として、プロとして、教えられます。

しかし、専門外のことを教えるには、その技術を学んだ上に、教えるために細分化し、わかるような発問指示を組み立て授業にしなければいけません。

これもやれ、あれも必要と押し付けられたら、当然勤務時間外まで教材研究しなければならず、負担が増え、教師は疲弊し、普段の授業もいい加減になり、教育の質が下がります。

色々取り入れたいなら、まずその人なり企業なりが、授業化すべきです。
または、わかりやすいテキストを作り、全国の児童全てに配布して、全ての学校に教えにくるべきです。自らプログラミング学習のソフトを学年に応じて作成し、教えにくるべきです。

◯育を唱える方々、そこまで出来ますか?

出来ないなら、学校に丸投げするのはやめて下さいね。

私達教師は、あなた方の理想のためではなく、目の前の子どもたちのために教ているんです。

専門外の◯育のために時間を割くのではなく、専門の教科等をもっと充実させ、子どもたちに、わかった!できた!と思わせる授業をしたいんです。

まあ、学習指導要領に入ってしまったら、私たち教師は教えるしかないんですけどね。

教師は辛いよ。


最新の画像もっと見る