NO411
タイトルが女性の名前でびっくりした事と思いますが、みなさん心配しないで下さい。これは僕が読みたかった本に登場した主人公の名前です。
この頃、政治の話と原発の事を書いて来たが、昨日はさすがに気落ちしたようなやるせなさと虚しさ?みたいなものが、心の中にずっと残っているよな感じで気分がよくなかった。
今日は気分を替えてつい最近読んだ本の話でも書きます。僕はその本を買い静岡へ向かう電車の中で一気読みした。百田尚樹さんの著書「風の中のマリア」です。
本の中の主人公マリアはオオスズメバチで、僕は養蜂に携わって来た一人として憎きオオスズメバチをこのように書いた百田さんをエライ!って思った。まさか昆虫のオオススズメバチが主人公とは・・・・
http://homepage2.nifty.com/takibi_club/hachi/oo.ht...より転載。これがオオスズメバチの写真。都会の人は見たことが無いかも知れませんが大きくてとても危険な蜂です。体長4~5cmくらいあります。
夏の終わりから秋が始まる頃にかけ、オオスズメバチがミツバチの巣門の所へやって来てミツバチを襲う。オオスズメを除去する特製の捕獲器を仕掛けるのだが、嫌だっていうほどオオスズメバチが捕獲器に入った。
生きたまま捕獲する時は巣の正面3m位前で、小学生が使う虫取り網を使い捕獲する。オオスズメバチは巣門から約1m~2mの所でミツバチを狙っているのだが、巣に戻るミツバチしか見ていないから、面白いように捕獲できる。
捕獲したら刺されないよう網を地面に付けオオスズメバチの体を軽く足で踏んで、スズメバチが失神してぴくぴくしているところを素早く割り箸で掴んで焼酎に入れてスズメバチ酒をよく作った。
飲んで美味しいものでもないが、オオスズメが焼酎の中で死ぬ時におしりの針から出す蜂毒が心臓の弱い方にいいと聞きました。小心者の僕が飲んでも心臓に毛は生えませんでしたが・・・・
松ちゃんも養蜂家の一人で、多い時には40群(巣箱40個)以上も飼っていて、僕から見ればベテランの域に入った先輩である。イタリア人ジャーナリストのアントニオさん撮影。震災の年の写真。
捕獲器の前に蜜をため込んで一直線に巣門目指して帰って来るミツバチを、捕まえ自分の巣に持ち帰り幼虫の餌にしてしまう。あるいはその場で噛み殺してしまう。
一つの巣だけでも数百匹ミツバチを殺されたこともあり、それはそれで本当に憎い蜂だった。養蜂をする人は子供に愛情を注ぐのと同じようにミツバチに愛情を注いでいる人がいます。愛情が湧くって言った方がいいかな?
2匹で1群のミツバチの巣(1万2千匹クラス)を1時間で壊滅させるオオスズメバチは大敵なのだ。個人差はあるけれど、人間の親指くらい大きい蜂です。
YMNetwork's ROOMより転載。これがセイヨウミツバチ。
最盛期のミツバチの巣は大体3万匹くらいまでになります。震災の年の10月の一次帰宅の時に、捕獲器の一個一個それぞれに200匹以上のオオスズメバチが入って死んでいるのを見た時、全群の絶滅を知った。
こんな事を今日書く羽目になったのは、先週ある仮設住宅に行った時に日本ミツバチの巣を見たからで、自分がミツバチを飼っていたことを思い出して書いた。
ある仮設住宅の裏山に設置された日本ミツバチの巣。
同じ裏山の低い所に設置された巣。
僕はセイヨウミツバチを飼っていたが、オオスズメの視点で書かれた百田さんの「風の中のマリア」は大変面白く、オオスズメの生体が良く書かれていて納得の一冊だった。
マリアの生き方は戦士にふさわしい生き方で、尚且つ昆虫の交尾を恋に変えて書いた百田さんを凄いとも思った。蜂は女王蜂だけが交尾を許される昆虫だ。
働きバチは全てメスなのに交尾しない。いや出来ないのである。ここに人間の恋という視点に置き換えて書いた百田さんにエールを送る。そしてオオスズメバチのマリアにもエールを送って今日のブログを閉じます。
タイトルが女性の名前でびっくりした事と思いますが、みなさん心配しないで下さい。これは僕が読みたかった本に登場した主人公の名前です。
この頃、政治の話と原発の事を書いて来たが、昨日はさすがに気落ちしたようなやるせなさと虚しさ?みたいなものが、心の中にずっと残っているよな感じで気分がよくなかった。
今日は気分を替えてつい最近読んだ本の話でも書きます。僕はその本を買い静岡へ向かう電車の中で一気読みした。百田尚樹さんの著書「風の中のマリア」です。
本の中の主人公マリアはオオスズメバチで、僕は養蜂に携わって来た一人として憎きオオスズメバチをこのように書いた百田さんをエライ!って思った。まさか昆虫のオオススズメバチが主人公とは・・・・
http://homepage2.nifty.com/takibi_club/hachi/oo.ht...より転載。これがオオスズメバチの写真。都会の人は見たことが無いかも知れませんが大きくてとても危険な蜂です。体長4~5cmくらいあります。
夏の終わりから秋が始まる頃にかけ、オオスズメバチがミツバチの巣門の所へやって来てミツバチを襲う。オオスズメを除去する特製の捕獲器を仕掛けるのだが、嫌だっていうほどオオスズメバチが捕獲器に入った。
生きたまま捕獲する時は巣の正面3m位前で、小学生が使う虫取り網を使い捕獲する。オオスズメバチは巣門から約1m~2mの所でミツバチを狙っているのだが、巣に戻るミツバチしか見ていないから、面白いように捕獲できる。
捕獲したら刺されないよう網を地面に付けオオスズメバチの体を軽く足で踏んで、スズメバチが失神してぴくぴくしているところを素早く割り箸で掴んで焼酎に入れてスズメバチ酒をよく作った。
飲んで美味しいものでもないが、オオスズメが焼酎の中で死ぬ時におしりの針から出す蜂毒が心臓の弱い方にいいと聞きました。小心者の僕が飲んでも心臓に毛は生えませんでしたが・・・・
松ちゃんも養蜂家の一人で、多い時には40群(巣箱40個)以上も飼っていて、僕から見ればベテランの域に入った先輩である。イタリア人ジャーナリストのアントニオさん撮影。震災の年の写真。
捕獲器の前に蜜をため込んで一直線に巣門目指して帰って来るミツバチを、捕まえ自分の巣に持ち帰り幼虫の餌にしてしまう。あるいはその場で噛み殺してしまう。
一つの巣だけでも数百匹ミツバチを殺されたこともあり、それはそれで本当に憎い蜂だった。養蜂をする人は子供に愛情を注ぐのと同じようにミツバチに愛情を注いでいる人がいます。愛情が湧くって言った方がいいかな?
2匹で1群のミツバチの巣(1万2千匹クラス)を1時間で壊滅させるオオスズメバチは大敵なのだ。個人差はあるけれど、人間の親指くらい大きい蜂です。
YMNetwork's ROOMより転載。これがセイヨウミツバチ。
最盛期のミツバチの巣は大体3万匹くらいまでになります。震災の年の10月の一次帰宅の時に、捕獲器の一個一個それぞれに200匹以上のオオスズメバチが入って死んでいるのを見た時、全群の絶滅を知った。
こんな事を今日書く羽目になったのは、先週ある仮設住宅に行った時に日本ミツバチの巣を見たからで、自分がミツバチを飼っていたことを思い出して書いた。
ある仮設住宅の裏山に設置された日本ミツバチの巣。
同じ裏山の低い所に設置された巣。
僕はセイヨウミツバチを飼っていたが、オオスズメの視点で書かれた百田さんの「風の中のマリア」は大変面白く、オオスズメの生体が良く書かれていて納得の一冊だった。
マリアの生き方は戦士にふさわしい生き方で、尚且つ昆虫の交尾を恋に変えて書いた百田さんを凄いとも思った。蜂は女王蜂だけが交尾を許される昆虫だ。
働きバチは全てメスなのに交尾しない。いや出来ないのである。ここに人間の恋という視点に置き換えて書いた百田さんにエールを送る。そしてオオスズメバチのマリアにもエールを送って今日のブログを閉じます。