ときぶーの時間

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総人口の96%が。

2012-12-27 09:17:50 | 日記
NO-285
事故を起こした福島第一原発があった大熊町の総人口の96%を帰還困難区域の被災者で占め、これから5年は帰れない住民がいる事と町の復興を心配するラジオ番組の進行者のしゃべりを高速道路を走っている時に聞いた。

町は震災後そのままの姿なのである。一口に言っても5年は長い。人が住まない家は朽ちていき田畑は荒廃していくだろう。今まで農業だけで生きてきた人に、ほかの土地に行って違う仕事をしなさいと言ったって難しい話である。

大熊町の放射能汚染はかなりのもので、線量計を首から下げて町に入った事が何度もあったが、「ピーピーピーッ」と警戒音が鳴り響くところがとても多く、僕でも尋常じゃない汚染だと思ったことがある。

そんな大熊町の人も避難先で家を買う人や建てる人が多いと聞いた。この事故で広野町や楢葉町そして富岡町の知人や友人の中にも新しい土地で家を購入した人がいる。

大熊町の残り4%にあたる居住制限区域に指定された所に家を構えていた友人から会津身不知柿が届いた。聞いたところによると今年最後の出荷で、見納めになるとのことだった。


有名な会津身不知柿。

友人は先月、大熊町の畜主さんで放し飼いにした牛を捕獲し、保護しようとしている人がいるよと情報をくれた人である。

お礼の電話をした時に、家はどうするの?って僕は聞いてみた。友人は「大熊の家は諦めた。家を買おうか考えたけれど、これから子供たちにお金がかかるから家は・・」という様子だった。

町の総人口の96%が帰還困難区域の人数で占められる町の行政も大変だろうなぁ~。僕らの富岡町の方がかなりましだ。今日は横浜に福島の知人が来てくれるので、同じ事を聞いてみようと思う。

原発はダメだ!事故を起こしたら取り返しがつかない!元に戻るのにいったいどれだけの時間がかかるだろうか?僕はこれからも原発に反対していく。新しいエネルギーの開発を目指して欲しい!と強く願う。







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1 コメント

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集団移住に税金投入を (チッチ)
2012-12-27 11:43:03
鳥取県にも他県にも後継者不足で荒廃が危惧される農地があります。政治や行政に果たしてもらいたい役割は、福島からの移住希望者と、そういう土地をマッチングし、かかる経費に予算をつけ税金で負担していくことですね。


ついでながら、「鳥の広場」が引っ越しました。
http://torikyou2013.blog.fc2.com/
今後とも宜しく。
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