先日の連休に、立山町にある「つるぎ恋月」に宿泊してきました。
結婚30周年を記念しての小旅行です。
ホームページには、「万葉のかくれ里」とうたってありますが、FMラジオでは、「女心を映す宿」なんてキャッチコピーで、コマーシャルしています。
北海道の「ガーデン街道」を巡る旅がいいかなぁ・・・。
それとも豪華列車「ななつ星」で九州の旅もいいなあ・・・。
なんて、色々思いを巡らせていましたが、結局どこも予約せずに、結婚記念日を目前にして、慌てて予約を入れた次第です。
まあ、今年は色々あったので、遠出は控えた方が良さそうだし、身近な所で、ゆっくり過ごすのも良いかと。
最初レストランで食事でもと思っていたのですが、「つるぎ恋月」のお食事が美味しいとの噂を聞き、ネットで調べていたら、「記念日プラン」なるものを見つけ、せっかくだから宿泊する事にしました。
我が家から車でほんの20分程の所です。
厚生年金の施設だったものが、民間に売却され、リニューアルされた所です。
お部屋は、広い和洋室(畳にベッド)で、
なんと、露天風呂付きです。
部屋付きの露天風呂は、後にとって置き、夕食の前に、大浴場で汗を流しました。
お食事は、レストランで。
記念日プランという事で、ブーケのプレゼントと、記念写真の撮影がセットになっていました。
それから、地元の日本酒「立山」にライムをブレンドした、カクテルで乾杯。
カクテルも記念日プランのセットです。
メニューは、
お造りには、なんと、鯛一匹が丸ごと付いています。
豪~華~。
後は、お料理を堪能するのに必死で、写真を撮るのをすっかり忘れてました。
日本海の海の幸をふんだんに盛り込んだ、素晴らしいお料理でした。
物凄~く、美味しかったです。
ご飯は、日本海の宝石、シロエビの炊き込みご飯。
この辺りに来ると、もうお腹一杯です。
一口だけ頂いて、残りは、おにぎりにして頂きました。
両手のまねき猫の土人形の入れ物に、お料理が入っていて、
「良かったらお持ち帰り下さい。」と言われてので、有難く頂いてきました。
富山は、土人形でも有名です。
お食事の後、ホールでクリスマスのジャズコンサートがあるとの事で、ぎりぎりまで、女子のフィギアースケートをテレビ見てから、大急ぎで、ホールへ。
クリスマスのイルミネーションの中で、演奏を聴き、うっとり。
馴染のある曲が中心で、中には、ボサノバやポップスをジャズにアレシンジした曲もありました。
翌朝は、早く起きて、朝食前に、部屋付きの露天風呂に入りました。
生憎の曇り空でしたが、時間と共に明るくなる、立山連峰を眺めながらの入浴は格別です。
バイキング形式の朝食を食べ、チェックアウトぎりぎりまで、ゆったりと過ごしました。
帰りに、「城山の湧水」を汲みに行きました。
丁度、我が家への帰り道のスーパー農道から、ほんの少し入った所です。
上市町は、他にも「穴の谷の霊水」もあり、水に恵まれた所です。
霊峰立山の雪解け水が流れ来て、湧き出ているのでしょう。
いわゆるパワースポットとも呼べる場所だと思います。
そう言えば、「つるぎ恋月」のお部屋に置いてあったポットに、冷水が入れてありましたが、あんまり美味しくて、何杯も飲んでしまいましたっけ。
建物の中には、観音様と、水かけ地蔵様が祭ってありました。
お水の代金は、賽銭箱に入れるシステムです。
と言っても、さした額では無いので、なかなか良く出来たシステムだと思います。
驚いた事に、そこにあった自販機には、
「カップの商品は、城山の湧水を使ってあります。」と書かれていました。
水をくみ終えた後、早速コーヒーを飲んでみました。
超軟水なんだそうで、とっても美味しく頂きました。
今までずっと、「奥飛騨原水」を汲みに行っていたのですが、今回初めて「城山の湧水」を知り、これからは、交互に汲みに行こうかと思ったりしています。
今回の結婚30周年は、もの凄~く近間での、小旅行になってしまいましたが、つるぎ恋月の心のこもった「おもてなし」と、美味しい「城山の湧水」で、夫婦水入らずの、静かな時を過す事が出来、本当に幸せなひとときでした。