庭の彼岸花が咲きました。
完全に開いているものもありますが、全体的には、まだ咲き始めのようです。
花言葉が、「悲しい思い出」など、どうも悲哀をおびたイメージが強いようですが、彼岸花(ヒガンバナ)は、別名「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」とも言います。
「天上の花」という意味で、慶事が起こる前触れには、赤い花が天から振ってくるという仏教の経典によるものだとか・・・。
子供の頃、お彼岸のお墓参りに行くと、よく見かけた事から、どうもイメージが良くなかったのですが、花名の言われを知り、少し安心しました。
毒性を含むものの、水で洗い流すと、良質な澱粉が取れるとか・・・。
飢饉に備える為に、あえて悪いイメージを植え付けて、花を守ったという先人の知恵にも驚かされます。
妖しげで、魅力的で、深まりゆく秋にぴったりの花にも思えます。