11/20(土)から富山県民会館で。越中アートフェスタ2010が開催されています。
今年初めて、作品を出品してみました。
タイトルは「煌き」です。
ガラスフュージングの作品です。
金環食をイメージして光と陰をテーマに創ってみました。
陰に隠されても、尚、内に秘めたエネルギーが放出する様を表現しました。
若干暗いイメージの作品に仕上がってしまいましたが、自分としては、かなり気に入っています。
ところが、どっこい、とんでもないアクシデントがあったのです。
どんな風に展示してあるかなぁ・・・と、ワクワク気分で、勇んで見に行ったところ、なんと、作品に発砲スチロールの屑が付いたままで、展示してあったんです。
うわっ、びっくり
あわてて、ふうふう息を吹きかけて、吹き飛ばしたんですが、なんとも悲しい気分です。
家から運び出す時に、割れない様に発砲スチロールに挟んで、ダンボール箱に入れて、搬入したのが、敗因のようです。
搬入の指定時刻が、自分で搬入できる時間帯では無かったので、主人に搬入を頼んだのですが、箱から出した時に、発砲スチロールが付着していたのに気付かなかったらしいのです。
「込みあっていて、出した途端に、係の人に作品を裏返しにされてしまったから、全然気が付かなかった。」
「え~。」
「展覧会は、搬入から展覧会だから、自分で持っていくのが一番。」
なんて、ダメ押しされてしまいました。
あ~あ、審査員も来場者も、皆がこの状態で、作品を眺めていたなんて、ショック。
悔しいことは、さっさと忘れよう と、気を取り直して、午前中、アートフェスタを観賞。
午後から、用事があってガラス工房に行ったところ、スタッフの人から、
「アートフェスタに出品してましたよね。」
と、声をかけられ、
「それがねえ、緩衝材の発砲スチロールが、くっ付いたまんまで、展示してあって、超ショック!」
と、明るく笑い飛ばしたら、
「やっぱり! これって発砲スチロールだよね・・・って、皆で言ってたのよね。」
と言われ、またまた悔しさが蘇ってきてしまいました。
ガラス工房へは、仕上がった別の作品を取りにいったのですが、それは、この作品です。
これも、フュージングガラスのストライプ模様のお皿です。
ちょっと気に入らないところもあるんだけど、まあまあの出来です。
ストライプが線で引いたようにキッチリしている面と、多少アバウトな面とあって、どっちを表にするか悩んだのですが、やはりアバウトな面を表にして良かったと思います。
やはり物差しを当てて引いたような線は、工業製品のようで、好きではないので、こちらの方が断然味がありますね。
色十草模様のようになり、結構気に入っています。
それと、もう一つ、お皿を創る前のテストピースで作った、泡入り箸置きです。
こちらの方は、想像以上に、楽しい作品になって大満足です。
大きなプクンとした泡が、俄然気に入りました。
これをモチーフにして、お皿を創るつもりですが、どんな出来になるか、想像すると出来上がりが楽しみです。
ガラス工房からの返り際に、別のスタッフから、
「アートフェスタ入選おめでとう。まだ、見に行ってないけど、見に行くね。」
と、声をかけられ、「ほとんど入選なんじゃないかなぁ・・・。」と思いながらも、そういう風に声を掛けてくれるのは、いつも彼女だけなので、ちょっぴり嬉しくなりました。単純~
それやこれやで、泣き笑いの一日でした。