スランプの窯入れの続きです。
Aスキにサンドしたお皿を一度スランプしたものの、若干カーブがゆるやか過ぎる様に感じるので、今回もう一度別の型でスランプし直す事にしました。
それから、Aスキにヴィーゼンタールで絵付けした方のお皿。
こちらは、どうもパウダーの乗り具合が気に入らないので、絵付けの部分を下にして、スランプしてみる事にしました。
裏面は若干のザラ付きがあるので、それがどんな風に仕上がるのか、気になるところではありますが、それも実験の一つという事で・・・。
それと深い型のスランプをひとつ。
これは、とやまグラススタジオ「友の会」展に出品する為に作った作品なのですが、どうも模様の配置が気に入らないので、深いスランプを試してみる事にしました。
ミルフィオリがビヨ~ンと伸びて、ムンクの叫びのようになるのを期待しています。
この型は、以前冷酒杯で使った型なのですが、その時は、周りをあとから削るつもりで、もう少し大きめに作品を作りました。
今回は、型の大きさとガラスの大きさが、かなりピッタリなので、角の部分は残るとしても、直線の縁の部分が内側に入り込んでしまうと思われます。
まあ、それもどのサイズならどうなるのかを試してみたい気もするので・・・。
そうなると、どんどんエスカレートして行って、試してみたい事が他にも。
同じ型を裏返しに使ってスランプしたら、どうなるか・・・という事で、
これも、他の目的で作った失敗作を使っての実験です。
あともうひとつ。
どうせやるのなら、もっと背の高い型だとどうなるのか・・・、という事で、
これも模様が伸びてどうなるのかと、全体の形がどうなるのか、完成が楽しみです。
なんだか、今回は実験ばっかり。
でも結局、仕上がりの予測がつかないところが、楽しみのひとつなんですよね。
後は、ペンダントとして作った作品です。
周りを加工して形を整えて、ひも通しの穴をあけたものです。
これも艶っとさせる為に、一緒に窯入れする事にしました。
この作品。
本当は金具を付けるつもりで、上を不透明、下を透明にするつもりだったのに、うっかり間違えて、反対にしてしまったんです。
透明部分に金具を付けると、金具が透けてしまうので、止む無く穴を開ける事にしました。
これ分厚いので、穴明けに結構時間がかかりました。
先生が「まだ開きませんか?」と声を掛けてくれたので、
「どんだけやっても、なかなか大きくならないのよね。」と言って手渡すと、
先生がふっと息を吹きかけて、「」
見て見ると、「うわっ、凄くでかい穴があいてる。」
なんと、水が穴をふさいでいて、開いて無い様に見えただけでした。やれやれ・・・。
結局4~50分かけて開けたので、終わった後も、手がブルブルしてました。
とりあえず、時間ぎりぎりで、なんとか作業終了。
うわっ、自分のだけでこんなに・・・。
気兼ねだなぁ・・・。
今回は「友の会」の出品作品もあるから、しょうが無いよねっ。
後は、出来上がりを待つばかり。
楽しみ、楽しみ。