一週間、風邪で高熱にうなされて寝込んでいました。
これ以上仕事を休む訳にもいかず、月曜日からはなんとか仕事に復帰しています。
先日の日曜日は、富山ガラス工房でキルン講座の受講日だったのですが、まだ熱もすっきり下がり切らない状態だったので、とても出掛ける元気が出ませんでした。
それでも、フュシージングの窯入れをした作品を早く見たかったので、主人に取ってきてもらいました。
帰ってきて主人曰く、「とても酷い出来」との事。
「えっ
どうして
」
一週間熱にうなされていたせいか、思考がうまく回りません。
「私のだけ失敗なの?」の問いに、
「殆どの作品が解けきっていない状態だった。」と主人。
「先生はなんて?」との問いには、
「寒かったからかなぁ・・・。」と・・・。
今回の作品は、3月に開催予定のトヤマ・グラススタジオ友の会展に出品する予定の作品だったんです。
失敗したくなかったから、あえて最初の窯入れで1枚テストして、うまく行ったのを確認してから、2度目の窯入れで残りの4枚を入れたのに、なんでそんなことになるの。
いつもの私なら、直ぐに作品を広げて確認してみる所なのですが、まだ寒気がして、暖房して無い我が家のアトリエまで取りに行く気力も起きません。
結局3日間放置して、昨日の夜、おそるおそる見てみました。
状況は、主人から聞いて概ね把握していましたが、やっぱり病み上がりの身体にずっしり応える作品の出来でした。
悲し過ぎて、倒れそう・・・。
なんなのだ、なんなのだ。
みんな早く見たいと思ってるでしょ。
そりゃ他人事だんもんね。
まずは窯入れの状態。
九谷焼の上絵付けシールを使った泡入れの角皿です。
最初に窯入れしたテスト作品は、これです。
すべてこうなる筈だったのに・・・。
結果はこれです。
一見うまく行っている様に見えるけど・・・。
近くで見ると・・・。
4枚並べた内の、隣同志がガラスの作品の縁はバッチリなのに、囲いをした側の方は、全て、ガラスが融け切ってなくて、タックフューズの様な状態なのです。
もう一度窯入れし直ししたい所ですが、この作品は泡入れの作品なので、熱を掛け過ぎると泡が浮き上がってきてしまうし・・・。
一体どうすればいいんだ。
この作品4枚ともパア。
あ~あ、また熱が・・・。