10月12(火)~18(月) 富山県民会館で、第6回富山市美術展2010が開催されました。
今年も工芸部門に、フュージングガラスの作品を出品しました。
「向日葵」です。
これは、我が家の今に掛けてある状態の写真です。
本当は、展覧会場に掛けてあるものを撮影したかったのですが、撮影禁止になっていたのと、自分の作品がパーテーションの継ぎ目に掛けてあったので、止めました。
いずれもっと良い状態の場所で撮り直したいと思っています。
やはり、ガラスの作品は光の当て方によって、かなり違って見えるので、写真ではどうも感じがわかりにくいようです。
富山市美術展への出品は、今年で2度目ですが、自分の作品はどちらかというと「工芸」というくくりに当てはまらないような気がしているのですが、他に適当なジャンルが無かったので、止む無く工芸で出品しました。
私の作品作りは、「作って楽しむ」「使って楽しむ」ことを目的にしているので、展覧会に出品して評価を受けることに、違和感を感じていたのですが、家に掛けているだけでは、家族にしか見てもらえないので、少しは他の人にも見てほしくて出してみました。
でも、この前の日曜日に、勇んで見に行ったのですが、ちょっぴりがっかりしました。
工芸作品は、テーブルでの展示がほとんどの中で、私の作品は壁面展示だったせいか、作品をテーブル越しに見るよたな形になっていたので、間近で見ることが出来ない状態だったのと、壁のパーテーションの継ぎ目に展示してあったので、縦のラインが視界に入り、分断される形になってしまっていたのが、とても気になりました。
自分の家で眺めた時の状態とは、印象が全くかけ離れてしまい、自分が作品に込めた、溢れるエネルギーや浮き浮きした楽しさが、全く感じられず、掛ける場所によってこうも違うのかと、正直びっくりしました。
主人が、「展覧会に出す時は、展覧会に映えるような作品作りが必要かも・・・」と言いましたが、私は、「自分で楽しむ為に作っているんだから、展覧会の為に作っているわけじゃないんだから・・・」と、つい負け惜しみを言ってしまいました。
展覧会が終わって、家に持ち帰り、元の場所に掛けてみて、「やっぱりここに掛けるとこんなに生き生きしてるのに・・・」と思わず叫んでしまいました。
この作品を作っていた時に、外側のロートアンアン(鍛鉄)と併せる前のガラスだけの状態を見たことがある友人が、展覧会を見に行って、「テーブル越しの展示だったから、ちょっと残念だったね。」と言ってくれました。
やっぱりそうだよね。
今回の出品で、かなり意気消沈していたのですが、去年の私の作品を見て、ガラスフュージングに興味を持ったという人が、私が行っているキルンワーク教室の見学に来ていらしたのが、せめてもの慰めでした。
ミセバヤの花が咲きました。
我が家では、「ど根性ミセバヤ」と呼んでいます。
ウッドデッキの支柱の間の僅かなコンクリートの割れ目から生えています。
どうやら、ウッドフェンスにハンギングしていた鉢からのこぼれ種が、根付いたようです。
かわいいピンクの花です。
越中ミセバヤなのですが、調べてみると、絶滅危惧種のようです。
もともとは、園芸店で購入した苗のこぼれ種のはずなので、絶滅危惧種が園芸店で売られているのも腑に落ちないのですが・・・
自然の中では、富山にしか生息していなくて、岩場や崖っぷちに生えているようです。
それを聞いて、コンクリートの割れ目から生えてきたのもうなづけますね。
ご近所でも、鉢植えのものを結構見かけるので、絶滅危惧種とは、夢にも思いませんでした。
ずっとほったらかしだったのですが、これからは、少しは眼をかけてやらねば・・・と思います。
薄紫のバラが屋根の上で咲きました。
確か、つるバラだったはずなのですが、これも、誘引することもなく、植えたままほったらかしにしていたので、ぐんぐん伸びて、いつも、眼の届かない随分上の方で咲いてしまいます。
咲く度に、「なんとかしてやらねば・・・」と思いながら、花の時期を過ぎると、すっかり忘れてしまいます。
そんな我が家でも、ちゃんと、綺麗な花を見せてくれて、有難いことです。
そうそう、それから、シュウメイギクも咲きました。
よその家の庭では、皆どんどん咲いているのに、うちのシュウメイギクは、日当たりが悪いせいか、ずっと蕾のままで、待ちくたびれていたのですが、ようやく、花が開きました。
よかったよかった、毎年、咲いてくれて、ありがとう
ふと気が付くと、庭の柊の木に白い花が咲いていました。
この木は、この土地の前の持ち主が植えたものです。
柊を植えていると、泥棒除けになるそうで、我が家が引っ越してからも、植えたままにしていました。
引っ越してから、20年位経つのですが、今まで花に気付いたことがありませんでした。
20年間全く咲かなかったものが、急に咲くとも思えないので、恐らくずっと見落としていたのでしょう。真っ白い、可愛い花です。
近づいてみると、金木犀のような甘い香りがします。
実は少し前から、その当たりに行くと、甘い香りがするので、よその家の金木犀の香りだとばかり思っていたのですが、我が家の柊だったようです。
この柊は、ずっと前からあるので、視界的には、当たり前になってしまっていて、今まであまり注目して見た事がありませんでした。
良く考えてみると、春に新芽が伸び過ぎて、塀との間を通る時に、邪魔になるので、剪定する時と、クリスマスのリースを作る時位しか、注意して眺めたことがありません。
自称ガーデニング好きが、聞いて呆れますね。
オキザリスも小さなかわいい花を付けています。
それと、ホトトギスも花を付け始めました。
ホトトギスの花は、決して見栄えのする花では無いのですが、亡くなった舅の手作りの花器に活けると、とても合います。
舅が残してくれた花器は沢山あります。どれも素朴な花がとても合います。
その中でも、一番ホトトギスの花が似合う、紫がかった凹凸のある花器を、私は割ってしまいました。
舅自身は、「これは失敗作だ。」と言っていたのですが、私はとても気に入っていました。
その花器が好きで、いつもそればかり使っていたので、結果、割ってしまったという次第です。
ホトトギスの花を見る度に、あの舅の花器があれば・・・と、今でも思い出します。
その花器にホトトギスを活けて、写真を撮っておけば良かったと本当に悔やまれます。
富山市民プラザ アートギャラリーで、10/28(金)から24(日)まで、TOYAMA GLASS×ONE 2010が開催されています。
昨日、見に行ってきました。
富山でガラスに携わっている人が1人1作品ずつ、出品できる展覧会です。
私も、フュージングガラスの作品を今回初めて出品しました。
「ひまわり冷麺皿」です。
フュージングガラスを初めて、まだ2年半程ですが、こうして発表の場を得られることは、本当に嬉しいことです。
長年携わっている作家の方も、私のように趣味でささやかにやっている者も、同じように参加し、発表できるなんて、本当に幸せです。
聞いたところによれば、全ての作品を写真撮影したものをカレンダーにして下さるそうです。
一人一人のスペースは「豆つぶ」なのですが、私にとっては宝物だと思います。
自分の作品がたとえ小さくても、印刷物になるなんて、夢のようです。
前回出品した友人も、大切に「家宝」にしていると言っていました。
早く見たいなあ・・・ワクワク