特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

戦友の意見交換の場として公開しています。

根雪(後編) (公開コメント版)

2009-01-30 07:12:37 | Weblog
死は、生を超えた力を秘めている。
そして、人の死が、人の人生を変えることは、往々にしてある。
そして、〝変える〟だけにとどまらず、死んだ本人の意思を無視して〝狂わせる〟ところまでいくこともある。

この故人が自死を選んだ理由は、知る由もないこと。
また、その場所を玄関にした理由も推測しきれるものではない。
ただ、それだけの行動をするからには、それ相応の事情と理由があったのだろう。
しかし、それが、どんな理由からきたものであったとしても、その結果は人へ害を加えた。
故人の遺志に関係なく、それが現実だった。

下の階の住人は、自室にいることができなくなった。
悪臭だけでも耐え難いのに、腐敗液は玄関前だけでなく玄関中にまで漏洩。



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根雪(前編) (公開コメント版)

2009-01-26 15:50:17 | Weblog
冬に雪はつきもの。
雪は、冬を代表する風物詩。
例年、東京でも2~3度は降る。
しかし、今季はまだ。
雪の予報がでたことはあったけど、私の目の前には降っていない。

灰色の空、どこからともなく突然現れる。
そして、地に着いた瞬間に音もなく消える・・・
その儚さには、この歳になった心をもしっとりさせる風情がある。
それは、雪国の人から見れば飽き飽き(ウンザリ)したものかもしれないけど、東京では滅多に見ることができない光景。
だから、「たまには、降ってくれてもいいのに・・・」なんて、後先を考えずに思う。

そんな東京では、2~3㎝も積もれば大雪。
そうなると、大人達は大変。
道路を中心に交通機関が麻痺し、通勤や仕事の足が乱されるからだ。

この私も同様。




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一日一全(公開コメント版)

2009-01-19 20:29:08 | Weblog
寒い!寒い!・・・12月・1月は、気候だけでなく懐までもが寒い。
特別な何かがある訳でもないのに、お金の減り方が速い。
「年末年始くらいは、ちょっと贅沢しようか」と、普段なら手を出さない美味しいものに手を出したツケが回ってきてるのだろう。
ま、墓に衣が着せられるわけでなし。
稼ぐだけじゃもったいない。
バランスよく使っていくことも大切だよね。

そんな厳しい冬にも、いいことはある。
〝死体が腐りにくい〟とか〝ウジ・ハエが涌きにくい〟とか、そういうこともあるけど、ここで言いたいのはそういうことじゃなくて、〝空気が澄んでいる〟とか〝空がきれい〟とか、そういうこと。
冬ならではの澄んだ風景に心が透き通って、それが心の靄をはらってくれるのだ。

仕事柄、私は毎日のように車を走らせている。




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運好(後編) (公開コメント版)

2009-01-13 14:58:38 | Weblog
「!?!?!」
トイレには、大量のオムツと生理用品。
もちろん、それらは使用済の状態で、床はもちろん便器をも埋没させ、壁半分くらいの高さまで山積。
私は、そのオムツが、ゴミで埋まって使えなくなった便器の代用品だったことを想像。
また、生理用品からは、〝家主=初老女性〟がイメージできず、野次馬の仮説は、次第に現実味を帯びてくるのだった。

更に浴室。



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運好(前編) (公開コメント版)

2009-01-10 13:40:17 | Weblog
私が、運に頼らないタイプの人間であることは過述の通り。
でも、昔からそうだった訳ではない。
目の前で遭遇する色んな局面を、幸運のお陰にした悪運のせいにしたり・・・
そんな風に考えないとやってられない局面が多々あった。
迷路に迷い込んだ時や物事に行き詰まった時など、自分の不甲斐なさを運に転嫁させれば楽になれた。

しかし、何もかもを運と捉えるには限界がある。
偶然の積み重ねから自然の摂理が生まれる訳はないから。
そんな熟考の結果として、ある時期からの私は、運より宿命を信じるようになっている。
これは私のようなタイプの人間に限ったことかもしれないけど、何事も〝運〟任せにするよりも〝定め〟と捉えた方が、よくも悪くも開き直れたりして、その方がずっと強固に軽快に生きていけることを実感できてきたからだ。



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Heart Work(公開コメント版)

2009-01-05 17:06:17 | Weblog
「2009謹賀新年!」
と、新年初回のブログを元気にいきたいところだったのだが、実のところ、今朝はこの冬一番の鬱に見舞われてしまった私。
でもって、新年早々、ネガティブビームを発射しながらのブログ更新。

この原因を突き止めようともがいたところで、何かが改善するわけでもなし・・・
また、身の役割と負う責任は、いつになるかわからない心の夜明けを待ってはくれないし・・・
とにかく、カーテンの向こうが明るくなるのを見計らって布団を這い出たのだった。


新しい年が始まり、今日が仕事始めの人も多かったのではないだろうか。
ところで、12月28日~1月4日、9連休の後の仕事ってどんな気分になるのだろう。
持て余した時間がやっと過ぎて、気分も新たに意欲満々?
それとも、再び始まる過酷なサバイバルを想って疲労鬱々?
私だったら後者。
酷い鬱状態になること間違いなし!




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