特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

戦友の意見交換の場として公開しています。

笑顔の想い出  ~2010epilogue~(公開コメント版)

2010-12-31 09:21:08 | Weblog
2010年12月31日、金曜日。
大晦日の東京は晴天。日向にいれば少しは暖かい。
しかし、残念ながら、私の気分は曇ったまま。そして、凍えている。
そうは言っても、晴れ間がないわけではない。
一時的ながら、雲の切れるときがある。
寒い今だからこそ、その分だけ空気は澄み、暗い今だからこそ、その分だけ青い空はきれいに映る。

心は空に映り、空は心に映る。
曇る日もあれば、雨の日もある。
雪も降れば、風も吹く。
晴れた日ばかりじゃないのは、自然の摂理、自然の知恵。
人生も、また同じ。
明暗寒暑それぞれに、はかり知ることのできない意味がある。

毎年のことだけど、今年も色んなことがあった。
色んな人との、色んな死との出合いがあった。
色んなことを教えられ、色んなことを感じ、色んなことを考えさせられた。
気持ちが落ちたこと、気分が浮かなくなったこと、ブルーな気分を引きずったこともあった。
もちろん、嬉しかったこと、楽しかったこともたくさんあった。
この経験が、この先にどう表れてくるものか、この経験を、来年にどう生かせばいいのか・・・
毎年、大晦日には、こんな感慨が湧いてくる。


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新生の希望(公開コメント版)

2010-12-19 15:10:50 | Weblog
前回は、ホントに情けないことを書いてしまった・・・
私に対する個々の心象とは別に、私が発するマイナスのオーラが、誰かに伝染していないか、周りに害を及ぼしていないか気になる。
それでも、人は、励ましのコメントを書いてくれる。
多くの人が、私の欠陥やウサン臭さを攻撃することなく、励ましてくれる。
今は、外からくることに対して涙するほどの体温さえ失った状態だけど、本来の私なら、涙するところ・・・
アルコールでも入って、ホロ酔っていたら号泣するところだ。

いつの頃からか、私は涙もろい人間になっている。
“冷めたヤツ”“機械みたいな人間”と言われていた若い頃がウソのようだ。
人前で泣くのは避けているけど、現場で、車中で、自宅で、ちょっとしたことで目が潤む。
いい歳したオヤジが涙する姿なんて、美しくもなんともないけど、内から湧いてくることに対して少なくとも一週間に一度は泣いているように思う。
特に、最近は、二日に一度は泣いていると言っても過言ではない。



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弱音(公開コメント版)

2010-12-11 17:55:25 | Weblog
2010年も師走に入った。
夏が終わったのなんて、ついこの前のように感じられるのに・・・
毎年の口癖だけど、一年経つのは早いものだ。
そう感じるのは、年の瀬だからだろうか。
それとも、“年の瀬”ならぬ“歳のせい”?

私は、師走の慌ただしい雰囲気が好きである。
いい歳したオヤジに、とりわけ楽しい予定が待っているわけでもないのだけど・・・
ただ、冬休み・クリスマス・正月・お年玉・買い物etc・・・子供の頃の師走には、楽しみなことがたくさんあった。
思い返すと、懐かしい。
今、子供の頃に比べて楽しみなことが減っているように思えるのは、「感受性の鈍化+楽しみの種類の変化」のせいだと思う。
だから、そう悲観することもないかもしれない。



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