特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

戦友の意見交換の場として公開しています。

板ばさみ(公開コメント版)

2022-03-30 08:42:21 | 腐乱死体
東京で桜の開花が宣言されたのは、3月20日。
あれから一週間余、あちらこちらで桜がきれいに咲いている。
なのに、私の精神は、深く沈み込んだまま。
特に、この一か月余はヒドい状態。
孤独感・疲労感・虚無感・絶望感・倦怠感・緊張感・不安感・・・心の中にあるのはそんなモノばかり。
そんなモノと、元気になりたい自分との板ばさみで、苦しんでいる毎日。
「こうしてブログが書けているうちは、まだ軽症」「まだ余裕がある」という見方もできるかもしれないけど、自分の中では、かなり危ないところまできているという感覚がある。
そして、「これが“鬱病”というヤツの恐ろしさか・・・」と、今更ながらに思い知らされている。

腐乱死体現場が発生。
電話をしてきたのは高齢の男性。
知らされた住所は、郊外の街。
建物は分譲マンションで、故人所有のよう。
亡くなったのは男性の兄で、自宅での孤独死のようだった。


空回り(公開コメント版)

2022-03-15 08:09:42 | 腐乱死体
自然のあちらこちらで春の息吹が感じられる今日この頃。
優しい暖かさに癒されている人も多いのではないだろうか。
しかし、季節を逆行するかのように、私のメンタルは悪化。
多少の浮き沈みはあるものの、ほぼ四六時中、緊張状態が続き、息苦しさや動悸も頻発。
当然、気分もずっと落ち込んだままで、永遠の暗闇を彷徨っているような気分。
特に、毎朝、明け方は、一日のうちでも最悪の時間帯。
ここで文字にするのも躊躇われるくらいの感情に苛まれ、危険な状態に陥る。


これまでも、何度も鬱に苦しめられてきた私だが、何とか踏ん張ってきた。
が、ここにきて、元気を出そうとする自分は、完全に空回りするように。
で、藁をもつかむような思いで、この頃は、抗不安薬、いわゆる精神安定剤を服用している。
薬に頼るのは十数年ぶりのこと。


残された時間 ~続編~(公開コメント版)

2022-03-02 08:05:14 | その他
2022年も3月に入った。
まだまだ朝晩は冷え込むものの、暦の上では、もう春。
晴天に恵まれた昼間には春暖が感じられるようになり、じきに桜の蕾もふくらんでくるはず。
そして、今日は2日。
昨年3月2日に亡くなった“K子さん”の命日。
(※2021年1月26日 1月30日 2月3日「残された時間」参照)
一昨年12月3日に「余命二か月」と宣告された自分の死期について、
「医師も用心して余命は“最短”で言うでしょうから、“桜が見れるかどうか・・・”ってところでしょうかね・・・」
と言っていたK子さんだったが、結局、その命は、桜が咲くまでもたなかった。