特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

戦友の意見交換の場として公開しています。

自我自賛(公開コメント版)

2012-12-31 10:17:05 | 特殊清掃
過ぎてみればはやいもの、2012年も今日でおしまい。
冷たく乾いた空気が、世相を反映している。
それでも、大晦日の東京は、雲が多いながらも晴天に恵まれている。

例によって、私の仕事納めは今日。
世の中には9連休の最中にある人もいるようだが、ま、他人事。
他人を羨ましく思うけど、置かれた境遇を恨めしく思うけど、まだまだ楽させてもらっている感もある。

とにもかくにも、また一年が過ぎた。
無事でない現場を渡り歩きながらも、一年を無事に過ごせたことに感謝・感謝。
大晦日の今夜は、ちょっと贅沢した料理に舌鼓を打ちながら、不調の心身と相談しつつ酒を楽しもうと思っている。

例年のことながら、今年も色々あった。
変りばえのない毎日を過ごしているはずなのに、思い返してみると色々あった。
変りばえのない毎日を過ごしているはずなのに、何年も前には想像もできなかった今年があった。


今年も多くの人が亡くなった。
来年も多くの人は亡くなるだろう。
そして、いくつもの死に遭遇することになるだろう。

死は人につきまとう。
しかし、人は死を嫌う。
それでも“死”に高揚し、美を重ねる。


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今の俺 俺の今(公開コメント版)

2012-12-14 17:00:17 | Weblog
季節は冬になり、世の中は師走を迎えている。
クリスマスや正月をひかえ、街は虚勢を張るかのように賑わっている。
やはり、世の中は明るい話題に乏しい。
経済の低迷、国力の低下、政治の混迷・・・それらから派生する数々に問題・・・
冬に寒さにも引けをとらない時代の冷たい空気が、人々の不安や不満を駆り立てている。

個人的にも同様。
相変わらず、現場には率先してでているものの、気分が浮かない。
ま、これは今始まったことではないわけで、もはや、思考法や精神力ではどうしようもない。
更に、今年は持病の喘息まで再発してしまい、困った状態である。

以前に書いたことがあるかどうか忘れたけど、私は“喘息もち”。
最初に喘息の発作に見舞われたのは、20代半ばの秋。
この仕事に就いて一年くらいの頃で、仕事上でかなりのプレッシャーを抱えていた頃のことである。

当時・・・ある日の晩、急に咳が続いたかと思ったら、呼吸が急激に苦しくなった。
それは一日だけでは終わらず、以降、毎晩続くように。
あまりの苦しさに気持ちはイラつき、身体は置き所をなくした。
外の空気を吸えば楽になるかと思い、夜の外を徘徊したこともあった。

そんな状態では夜もろくに眠れず、さすがに耐えられなくなった私は病院へ。


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