2012/01/12 下町でシャンソンVol.4 @千駄木Petticoat Lane
今年初の「下町でシャンソン」駆けつけてくださった皆様ありがとうございました。
サブタイトルは「新春シャンソンショー」サブサブは「新年会」・・・
新年早々、何だかすごく良いライブだった。なんかね、あったか~い雰囲気でね、
皆さんのお顔もとても良い表情で、私は幸せだなぁと思った。
この調子で地元の方達にもじわじわ広げて行きたいと思う。
その前にこの日一番強く感じたのは、
リハの時からギターのじょうじさんのアプローチが素晴らしく、なにかピタッ、ピタッとハマる感じ。
彼は元々素晴らしいのだけど、違う個性が馴染む瞬間ってあるのよね。
ああ、お互いにずいぶん沢山共演して来たたのだなぁ。こうやって馴染んで行くのだなぁと
ギターの音色に聴き惚れながら、静かに感動しながら歌っていた。
そしてドラムの若林君も(本当はロックの人なのに)、それに反応して良く叩いてくれた。
この3人で「シャンソン」をやる事の意義、面白さを、しみじみ再認識した夜だった。
私はジャンルレスに歌うのが好きだし、「シャンソン歌手」と言えるほど
シャンソンにこだわって来ていない。彼ら二人も、それぞれ違う畑の人たち。
けれどだからこそ「自然な」シャンソンがやれるのかなと。
ライブが跳ねて、お客様をお見送りしたあと、メンバー3人で話す。
互いの見方や考えを確認し合う。こういう贅沢な時間をもてたこともこの日の収穫。
アンティークのテーブル、椅子。ランプのオレンジ色の光の中、
目の前で、じょうじさんと若林君が熱く語っているのを、うっとり眺めていた。
我々ミュージシャンは、なんとまぁキリの無いことを飽きもせず追求しているのだろう。
旅は終わらないんだよなぁ。何処までいっても。
シャンソンの名曲の数々、その素晴らしさ、難しさ、面白さを、等身大で表現したい。
シャンソンなんて特別ハイソなものでもないし、ただの「歌」なんだもん。
"お” シャンソンは、イヤだよねぇ・・というのが、
主催者「下町でシャンソンを」委員会の方との合い言葉。
だからこそ、下町で、カフェで、このメンバーで。
このシリーズ、隔月で開催します。次回は「3月23日」
どうぞお楽しみに!
写真:マンションのそばの木。芽が出てメデタイ。