庭師の大先生にほめられたのは私ではありません。
おかあさん、我が家のガーデナーさんです。
(2006、8月ばどさん撮影、無断使用をお許し下さい)
ほめられたのはこの延べ段です。
池右側の小屋の脇を通り、築山(山っこ)の裏を周り、池の左側へ通ずる長い延べ段です。このほとんどを我が家のガーデナーさんは1人でつくりました。
記憶に間違いがなければ、2000年の作品です。
2001年にはアッキーさんが写真を撮っています。
(2001、6月アッキーさん撮影、無断使用お許し下さい)
作り始めの京御影(石)を使った部分は、仙台のAYUちゃんが手伝ってくれました。
仙台の大先生がほめて下さったことは、次のような点です。
1、色の配置がよい。自然石には石個々に固有の色があり、それがうまく配されている。
2、同じように形の配し方がよい。綺麗に見える石の配り方には、ある種の法則があるようですが、如何でしょうか。
3、カーブの取り方がよい。程よいカーブは美しい。
4、勾配の取り方がよい。石と石の間の高低や全体の勾配が滑らかに仕上げている
自然石の造形では、自然の持っている美しさをより際立たせることが大切なのでしょう。
こちらは、自然石を加工した石です。自然石のような多様性はないので、有る程度人工的な美しさを加えたほうが良いと思います。
この仕上がりに、「これでは仕上がりではないでしょう」と言われてしまいました。
確かに乱張りの目地塗りには、セメントの液で白く固まっている所、しっかり塗り込まれて程よい所、ざらざらでつぶつぶが残っている所があります。
乱張りの目地には枯れ葉や土などが溜まりやすいので、あまり目地を深くしないか、または、石と石と間を「U」の字のように、真ん中だけを深くして箒などで掃き出すことが出来るようにすると良いのだそうです。 そのための道具は目地鏝(こて)などでは無理で、100円ショップで売っているスプーンを使うと良いのだそうです。
モルタル剥き出し、セメント色の目地は、やはり玄関前の景に合わないと思います。モルタル剥き出しの荒々しさをモダンと感じる人も居るとは思いますが、玄関は様々のたくさんの方がいらっしゃる所なので、全ての人に、人工の美しさを感じて頂くようにしたら、作った甲斐があると思います。
「石のむろじ」さんは、予定の25日ではなく27日にいらして仕上げて下さることになりました。
27日は学習会のある日なのですが、それを休んで、私もスプーンを使って「U」型の目地を作る作業をしようと思います。

我が家の裏山にある公園に行ってみました。公園の通路にも公園内にも鉄平石が敷いてあり、広大な石ばりの全ての目地は黒っぽい色で品良く仕上げられ、モルタル剥き出しの所は1ヶ所も有りませんでした。
27日には、「まつほこり(松ヤニを燃やして出来た煤)」をモルタルに混ぜ、黒っぽい色の目地に仕上げたいと思います。
また、モルタルに「ふのり」を混ぜると、作業中の乾き過ぎを防ぐことができ、丁寧な仕事ができるのだそうです。
やらないと分からない、私も目地が「U」の字になるように塗ろうと思います。
排水も良くなければなりません。景石と接触する三角の部分の排水が良くなるよう勾配や排水溝を工夫しようと思います。
良いものを作る為にはそのための技術が必要です私の技術が高まるよう努め、良い敷石が玄関前に残るよう頑張りたいと思います

追伸
明日は雪が積もるかもしれないというので、いらした水道屋さんとロードヒーティング(RH)の設定をしました。
気温が2度以下になると降雪センサーが作動し、降雪が検知されるとボイラーが燃焼し融雪が始まります。降雪がなくても地中温度が3度以下になると同様ボイラーが作動するようにしました。
地中温度は玄関中央の乱張りの下6cm位の所の温度です。地中の温度が3度以下になるためには地表が0度以下であろうと予想したのです。
そうすると地表の氷が溶けるはず、もしかすると明日はRHの初作動日になるかもしれません。ちなみに今夕は気温5度、地中温度8度でした
