初めて見たナンブソウです
山の大先生に山歩きに連れて行ってもらい
思いがけずナンブソウの群生に出会いました。
岩手県で発見されたことから南部の名前がつけられているらしいが
どこにでも見かける花ではないみたいです。
大先生が連れて行ってくださった所は
岩手県北部の夏氷山風穴です。
車から降りて20分ほど登った所には
風穴があって
まわりに涼しい場所を好む珍しい植物が群生していました
ひょろひょろとのびて可憐な花をつけるナンブソウ
葉っぱの形が実に面白くて
ミヤマカタバミソウに少し似ていますが
一度見たら忘れられない気がします。
ナンブソウは東北から北海道にかけて咲くらしいですが
山の大先生のお話では
今年は思った以上の群生で
こんな光景は初めてのようです。
ナンブソウの解説から・・・
東北地方に産し、岩手県盛岡地方一帯の地名「南部」に基づく。
繊細なメギ科の多年草。
ナンブソウという名は,岩手県の南部地方で最初に採集されたことによる。
地中を走る地下茎は細い。
葉は1枚で根生し,3小葉からなり,中央小葉はひし形状卵形,
左右両小葉はゆがんだ三角形。穂状花序にたくさんの花がつく。
花は7~12本のおしべと1本のめしべだけからなり,
萼片も花弁もない。
子房には1個の胚珠がある。
果実は裂開せず,中に1個の種子がある。
日本では,東北地方,北海道に分布し,他に北朝鮮からも報告がある。
東北では、大館の長走風穴や
ここ八幡平市田山地区の夏氷山風穴でしか見られないようですよ。
風穴に手を近づけてみると
ひんやりと冷たい風が出ている ・・・
冷気に包まれた夏氷山風穴、
そこには、一面に咲き出したナンブソウが
私たちを待ってくれていました~
涼しげな風穴のまわりには
ブナの木が高くそびえていました。
ブナが朽ちてしまった後には
ダケカンバの森が広がっていました。
続きはまた後でね。
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